Google広告の運用において、「GA4に移行したけれど、まだうまく活用できていない」という方も多いのではないでしょうか。
GA4にある「収益化」では、収益化に関するさまざまな確認ができるため、理解しておくと便利です。
今回は、収益化の各項目で何ができるのかご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
収益化で確認できる項目
「収益化」で確認できる項目は、下記のとおりです。
- 収益化の概要
- eコマース購入数
- ユーザーの購入経路
- アプリ内購入
- パブリッシャー広告
それぞれ解説します。
収益化の概要
「収益化の概要」では、購入による収益や広告収入合計、総購入者数など売上に関する次のような指標を確認することができます。
これらの指標を確認するには、eコマースイベントの計測設定を行う必要があります。
イベントを送信すると、eコマース購入レポートにデータが入力される仕組みです。
eコマースイベントのおすすめは、下記になります。
- add_payment_info:ユーザーが購入手続きで支払い情報を送信したとき
- add_shipping_info:ユーザーが購入手続きで配送情報を送信したとき
- add_to_cart:ユーザーがショッピング カートに商品を追加したとき
- add_to_wishlist :ユーザーがあとで買うリストに商品を追加したとき
- begin_checkout:ユーザーが購入手続きを開始したとき
- purchase:ユーザーが購入手続きを完了したとき
- refund:ユーザーが払い戻しを受け取ったとき
- remove_from_cart:ユーザーがショッピング カートから商品を削除したとき
- select_item :ユーザーが商品やサービスのリストから商品を選択したとき
- select_promotion:ユーザーがプロモーションを選択したとき
- view_cart:ユーザーがショッピング カートを表示したとき
- view_item:ユーザーが商品を閲覧したとき
- view_item_list:ユーザーが商品やサービスのリストを表示したとき
- view_promotion:ユーザーがWebサイトまたはアプリでプロモーションを表示したとき
ただし、イベントごとにデータレイヤーの記述とGoogleタグマネージャーでの計測設定が必要です。
参考:オンライン販売向けのeコマースイベント|アナリティクス ヘルプ
eコマース購入数
上位5アイテムの表示回数の時系列推移など、商品購入に関わる指標の確認が可能です。
ただし、数を反映させるには、eコマースイベントの計測設定を行っておく必要があります。
ユーザーの購入経路
各ステップを指定し、それぞれ次のステップにどのくらいのユーザーが進んだかを確認することができます。
このレポートは「クローズド型」のファネルであり、ファネルの最初のステップを経たユーザーだけが対象です。
アプリ内購入
ここでは、商品IDごとの購入数量(上位5つ)の時系列推移など、アプリ内での商品購入や課金などのデータが確認できます。
パブリッシャー広告
モバイルアプリ内に掲載した広告による収益の確認が可能です。
広告ユニットごと(上位5つ)のインプレッション数(横棒グラフ)や時系列推移(折れ線グラフ)などを視覚的に見られるため、効率的に分析しやすいでしょう。
まとめ
今回は、GA4の「収益化」の各項目について紹介しました。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。