国内のSNSユーザーが4,500万人以上を誇るTwitter。
その利用者は日本だけにとどまらず、世界中の多くの方に使われているため、Twitter広告の配信は大きな成果を得られることが期待できるでしょう。
効果性の高い広告配信をするためにも、Twitterの広告種類と規定の把握は非常に重要となってきます。
本記事で解説するTwitter広告の特徴と入稿規定が広告主様のお役に立てば幸いです。
Twitter広告の種類
2022年現在、Twitterには5種類の広告が利用可能となっています。
- プロモ広告
- Twitterテイクオーバー
- フォロワー獲得広告
- Twitterライブ
- Twitter Amplify
各広告の特徴を確認していきましょう。
プロモ広告
プロモ広告は、テキスト広告や画像・動画広告があり、通常のツイートのように表示されるのが特徴です。
他のツイートと区別しづらいので、自然な訴求ができます。
Twitterテイクオーバー
Twitterテイクオーバーは、「タイムライン」や「話題を検索」というトレンドタブに配信できる広告です。
ユーザーに発見されやすい場所に配信されるため、認知拡大として非常に効果があります。
フォロワー獲得広告
フォロワー獲得広告は、自社のアカウントのフォロワーを増やすための広告です。
広告に「フォロー」のボタンが自動で表示され、タイムライン、検索結果、おすすめユーザー欄などに表示されます。
Twitterライブ
Twitterライブは、Twitter上のライブ配信を通してユーザーとコミュニケーションが取れる広告です。
ユーザーとのリアルタイムのコミュニケーションは、大きな成果が期待できます。
Twitter Amplify
Twitter Amplifyは、Twitterと連携済みの動画コンテンツのパートナー動画で、動画の再生前後に広告を配信できるサービスです。
Twitter AmplifyはCMのように自然と告知ができるので、認知性の高さがメリットとなります。
Twitter広告の入稿規定
各広告の特徴を理解したところで、次はTwitter広告の入稿規定について解説していきます。
- テキスト広告
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- フォロワー獲得広告
- Amplifyプレロール
- Amplifyスポンサーシップ
- Twitterライブ
- トレンドテイクオーバー
- トレンドテイクオーバープラス
- タイムラインテイクオーバー
テキスト広告
テキスト広告は、文字を使った広告です。
入稿規定は全角140文字、半角280文字以内となっています。
注意事項としては、23文字(日本語の全角の場合12文字)はリンクとして使用されます。
画像広告
画像広告は、テキストと一緒に画像を使って出稿できる広告です。
画像広告全体の規定は、以下となっています。
- ファイル形式:JPEGまたはPNGの利用を推奨
- ファイルサイズ:最大5MB
また、画像広告の種類によって下記のような規定が定められています。
画像広告名 | アスペクト比 | おすすめ画像サイズ |
アプリボタン付き | 1.91:1 or 1:1 | 800×418ピクセル(アスペクト比 1.91:1) 800×800ピクセル(アスペクト比 1:1) |
カンバセーション付き | 1.91:1 | 800×418ピクセル |
投票付き | 1.91:1 or 1:1 | 800×418ピクセル(アスペクト比 1.91:1) 800×800ピクセル(アスペクト比 1:1) |
ウェブボタンサイト付き | 1.91:1 or 1:1 | 800×418ピクセル(アスペクト比 1.91:1) 800×800ピクセル(アスペクト比 1:1) |
独立した画像 | 1.91:1 or 1:1 | 1200×1200ピクセル(アスペクト比 1:1) 1200×628ピクセル(アスペクト比 1.91:1) |
動画広告
動画広告は視覚だけでなく、聴覚からも訴求できるインパクトが強い広告です。
動画広告の規定は、下記となっています。
- ファイル形式:MP4またはMVO
- ファイルサイズ:最大1GB
- 動画の長さ:5秒以内推奨(最大2分20秒)
- 動画ビットレート:6,000~10,000K(1080pの動画) /5,000~8,000K(720pのビデオ)
- フレームレート:29.97FPSか30FPS
動画広告の細かい種類と規定は、以下をご参照ください。
動画広告名 | アスペクト比 | おすすめ画像サイズ |
アプリボタン付き | 16:9 or 1:1 | 850×450ピクセル(アスペクト比 16:9) 800×800ピクセル(アスペクト比 1:1) |
カンバセーション付き | 16:9 | 850×450ピクセル |
投票付き | 16:9 or 1:1 | 850×450ピクセル(アスペクト比 16:9) 800×800ピクセル(アスペクト比 1:1) |
ウェブボタンサイト付き | 16:9 or 1:1 | 850×450ピクセル(アスペクト比 16:9) 800×800ピクセル(アスペクト比 1:1) |
独立した動画 | 16:9 or 1:1 | 1920×1080ピクセル(アスペクト比 16:9) 1200×1200ピクセル(アスペクト比 1:1) |
カルーセル広告
カルーセル広告は、画像や動画などの複数のビジュアルを利用する広告です。
規定については、下記のとおりです。
広告名 | アスペクト比 | おすすめ画像サイズ |
画像カルーセル | 1.91:1 or 1:1 | 800×418ピクセル(アスペクト比 1.91:1) 800×800ピクセル(アスペクト比 1:1) |
動画カルーセル | 16:9 or 1:1 | 850×450ピクセル(アスペクト比 16:9) 800×800ピクセル(アスペクト比 1:1) |
フォロワー獲得広告
フォロワー獲得広告の規定は、テキスト広告同様の条件で全角140文字、半角280文字以内と定められています。
Amplifyプレロール
Twitter Amplifyの1つ、Amplifyプレロールは動画が始まる前に広告を配信するサービスです。
規定は以下となっています。
- ファイルサイズ:最大1GB
- 動画の長さ:15秒推奨(最大2分20秒)
- ファイル形式:MP4またはMOV
- 動画アスペクト比:1:1を推奨
- 推奨動画サイズ:1,200×1,200
Amplifyスポンサーシップ
Twitter Amplifyの1種であるAmplifyスポンサーシップは、広告主がTwitter社と提携を結んでいる企業と1対1でタイアップして広告配信ができるサービスです。
大きなメリットとしては、特定のコンテンツパートナーが良質なデータや知見を応用してくれること、コンテンツ費用が無料となることです。
入稿規定は、下記をご参照ください。
- ファイルサイズ:最大1GB
- 動画の長さ:6秒推奨(最大2分20秒)
- ファイル形式:MP4またはMOV
- 動画アスペクト比:16:9または1:1
- 推奨動画サイズ:1,200×1,200
Twitterライブ
Twitterライブの規定は以下を参考にしてください。
RTMP | 動画コーデック:H.264/AVC 動画ビットレート:9Mbps(推奨)最大12Mbps オーディオコーデック:AA-LC オーディオビットレート:最大128bps |
---|---|
解像度 | 最大1920×1080(推奨:1280×720) |
フレームレート | 最大60fps(推奨:30fps) |
キーフレーム感覚 | Wirecast:24 fps = キーフレーム感覚/72フレーム Wirecast:30 fps = キーフレーム感覚/90フレーム Wirecast:50 fps = キーフレーム感覚/150フレーム Wirecast:60 fps = キーフレーム感覚/180フレーム |
トレンドテイクオーバー
Twitterテイクオーバーのひとつに分類されるトレンドテイクオーバーは、Twitter上のタブ、「話題を検索」に1日の間独占配信可能です。
入稿規定は以下となっています。
- トレンドハッシュタグ:最大20文字
- トレンドの説明:最大70文字
- コンパニオンプロモ広告:画像・動画・GIF画像など、3~6件のプロモ広告を作成してトレンド補完する
トレンドテイクオーバープラス
トレンドテイクオーバープラスはTwitterテイクオーバーの一種で、トレンドテイクオーバーよりもクリエイティブ性が高い訴求ができるのが特徴です。
画面の上部、約3分の1を占めて広告配信できるので、効果的なアプローチが可能となります。
規定は以下となっています。
- ファイルタイプ:6秒再生されるGIF画像やMP4、もしくは静止画
- アスペクト比:16:9(GIF画像および静止画)
- ファイルサイズ:静止画は5MB、GIF画像は15MB
- トレンドハッシュタグ:最大16文字
- トレンドの説明:最大30文字
タイムラインテイクオーバー
タイムラインテイクオーバーも Twitterテイクオーバーの一種となります。
タイムライン上で、ユーザーが最初にTwitterを開いた時に広告が表示されるので、目に留まりやすいことが最大のメリットです。
対応しているフォーマットは、下記となっています。
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- Twitterライブ
- カンバセーションボタン
- 投票付きのプロモ広告
- ブランド絵文字
- ブランド通知
まとめ
Twitter広告は、広告主が販売する商品やサービスの内容によって戦略が様々です。
広告の成果をより高いものにするためにも、本記事で紹介した特徴と規定をしっかりと意識して、実りある配信をしましょう。