Instagramのブランドコンテンツ広告は、インフルエンサーとして活躍しているクリエイターの投稿から広告の宣伝ができるサービスです。
大手化粧品メーカー「ESTÉE LAUDER」や、韓国の食品・飲料会社「Binggrae」はブランドコンテンツ広告を利用したことで、通常広告よりも効果的な結果を得られたとMeta社の公式サイトで発表しています。
参考:ESTÉE LAUDER TURKEY、 Binggrae
本記事では、この魅力あるブランドコンテンツ広告を利用するメリットについて解説させて頂きます。
ブランドコンテンツ広告とは?
Instagramのブランドコンテンツ広告は、クリエイターが実際に投稿した画像や動画を利用して広告宣伝をする配信方法です。
そのため、広告主が自ら発信する情報よりもユーザーの口コミが広がる傾向にあります。
ブランドコンテンツ広告と似たような広告にタイアップ広告がありますが、タイアップ広告は広告主から依頼を受けたクリエイターが投稿する配信方法です。
クリエイターの投稿を利用して広告を宣伝するという点では同じですが、タイアップ投稿はアカウントの真下に「タイアップ投稿」と表示されるので、PR感が強い広告となります。
どちらの広告もクリエイターとの関係を明確にしている宣伝なので、目的と内容に合わせてうまく使い分けることが重要となってくるでしょう。
ブランドコンテンツ広告を利用するメリット
ブランドコンテンツ広告を利用することで、広告主には以下5つのメリットがあります。
- 精度の高いターゲティングができる
- クリエイティブな画像や動画を作成できる
- 振り向かない層にもリーチできる
- ステルスマーケティングの予防ができる
- 具体的な効果測定ができる
それぞれの詳細について解説していきます。
精度の高いターゲティングができる
Instagramのブランドコンテンツ広告では、Facebook社が提供している高精度のターゲティングデータを利用することができます。
特に、ユーザーが住んでいる「地域」や「年齢」をはじめとするセグメントは非常に細かく設定ができるので、様々な目的に合わせて広告配信ができるでしょう。
クリエイティブな画像や動画を作成できる
ブランドコンテンツ広告を利用することは、画像や動画の投稿をよりクリエイティブにできるチャンスでもあります。
著名なクリエイターと共同作業をすることで、ユーザーがどんな投稿を求めているのかを効率的に熟知できるでしょう。
振り向かない層にもリーチできる
ブランドコンテンツ広告は、クリエイターのアカウントを通して広告を配信するサービスです。
広告の内容が同じだったとしても、著名なクリエイターによって配信される宣伝は印象が強く、通常広告では振り向いてもらえなかった層のリーチにも期待ができます。
ステルスマーケティングの予防ができる
広告宣伝をユーザーに悟られないようPRするステルスマーケティングは、1つ間違えれば信用を大きく失う行為につながります。
しかし、ブランドコンテンツ広告は広告主とクリエイターの関係がしっかりと明記されているので、ステルスマーケティングの影響で信用を失うことはありません。
具体的な効果測定ができる
ブランドコンテンツ広告のインサイト機能では、投稿に対するユーザーのリアクション(リーチ数、エンゲージメント数、いいね数など)を確認することが可能です。
また、Facebook広告のマネージャー機能をそのまま利用することができるので、Instagramの機能と合わせてより正確な配信効果測定が行えるでしょう。
まとめ
Instagramのブランドコンテンツ広告のメリットについて解説しました。
広告主からの一方的な宣伝とは異なるブランドコンテンツ広告をうまく活用することは、今まで到達できなかった顧客層の獲得やデータ収集、そしてリスクを減らすことにもつながります。
本記事で紹介したメリットが今後の広告運用のお役に立てば幸いです。