Facebook広告は、ユーザーの細かなデータベースから、精度の高いターゲティングが可能になるのが大きな特徴と言えますが、そのアプローチの方法も様々です。
とくにコアオーディエンスでは、ユーザーの基本情報や興味関心、Web上での行動履歴など、様々な条件から設定が可能なため、ターゲットを細かく指定したいときに有効です。
本記事では、Facebook広告のコアオーディエンスの特徴と構成する3つの要素、掛け合わせ方法について解説していきます。
コアターゲティング設定の特徴
コアオーディエンスとは Facebook の実名登録制を利用して、位置情報や利用者データ、興味・関心などの条件でターゲティング層を指定する機能です。
コアターゲティングで選択できる項目は、
- ユーザーの基本情報
- 興味関心
- Web上での行動履歴
などです。
コアオーディエンスを構成する要素は、以下の3つがあり、自社の商品やサービスに関連するカテゴリーに興味関心のあるターゲットを細かく指定できます。
- 基本情報
- 詳細ターゲット
- つながり
それぞれ以下で詳しく解説します。
基本情報
基本情報は、ユーザーが登録している年齢や性別、出身地や言語などを指します。
たとえば、特定の住所を設定した場合、半径1~80キロの範囲でエリアを指定することが可能で地域性に重点を置いたターゲティングもできるようになります。
詳細ターゲット
詳細ターゲットは、以下の項目から必要なものを選択することができます。
- 利用者層
- 趣味・関心
- 行動
- その他のカテゴリ
などです。
利用者層は、「学歴」「世帯年収」「ライフイベント」「子供の有無」「交際ステータス」「仕事」など、ユーザーが設定した情報が利用されます。
趣味・関心については、ユーザーが投稿した記事や、「いいね!」したページなどから分類されます。
つながり
つながりは、Facebookユーザーがどのようなアクションを起こしたかに基づき、ターゲティングに反映されるものです。
たとえば、自社のFacebook投稿に対して「いいね!」をしているユーザーには、すでに認知されている可能性が高く、広告により更にアプローチできます。
コアオーディエンスの掛け合わせ方法について
コアオーディエンスを構成する要素を用いて、さまざまな掛け合わせ方法を選べます。 掛け合わせのパターンは、主に以下の3つです。
- OR設定
- AND設定
- 除外設定
これらの掛け合わせパターンを変えることで、ターゲット層の幅を調整することが可能になります。
OR設定
OR設定は、選択した項目に対して、いずれかの条件に一致するユーザーをターゲットとする方法です。 OR設定を活用することで複数のカテゴリーに対して興味関心のある、幅広いターゲットへ広告配信ができます。
AND設定
AND設定は、選択した項目の両方に一致しているユーザーをターゲットとする方法です。 自社の商品やサービスへの興味関心がより深いユーザーに絞り込みアプローチできます。
除外設定
除外設定は、特定の条件に属するユーザーを除外してターゲティングを行いたいときに有効な方法です。 ターゲットにしたいユーザーが求めていないであろう項目を除外することができます。
まとめ
今回は、Facebook広告のコアターゲティング設定についてご紹介しました。 ぜひ今後の広告運用にお役立てください。