近年、検索エンジンだけでなくSNSを使って情報収集する人が増加傾向にあります。
その中でも日本国内のアクティブユーザー数は4,500万人と最大級のユーザー数を誇るのが、Twitter。
世間的に話題に上がりやすく、広告においてもこの拡散力が大きな武器となります。
Twitter広告は無料ではじめることができ、
- プロモツイート
- プロモアカウント
- プロモトレンド
の3種類の広告メニューが用意されています。
本記事を読むと、それぞれがどのようなメニューで、どういうメリットがあるのか、相性が良い商材が何かがわかります。
ぜひ最後までご覧ください。
プロモツイート
まずTwitter広告の中で出稿量が多い、プロモツイートについてご紹介します。
プロモツイートとは
まず最も出稿量が多く、様々な目的で活用できる広告「プロモツイート」についてご紹介します。
プロモツイートとは、主にTwitterのメイン画面であるタイムラインに表示される広告です。
全てのツイートに「プロモーション」というタグがつきますが、それ以外は通常のツイートと同様にリプライ(返信)やいいね、引用リツイートをすることができます。
タイムラインや検索画面に表示されるので、ユーザーに自然にリーチされやすいのが特徴です。
また、プロモツイートでは、140字以内の文章以外にも画像や動画、URLの添付ができるため、特定のサイトや商品の誘導を促すことができ、コンバージョンを上げることができます。
ユーザーに対して、プロモツイートが表示される回数は1日1回で、タイムライン上もしくはその周辺に表示されるようになっています。
タイムライン以外にも表示される箇所があり、以下の場所に表示されます。
- 広告に関連するキーワードをインターネットで検索したときの検索結果画面
- プロモトレンドの検索結果画面
- 広告に関連するアカウントのプロフィール下部
- Twitteが公式で提供しているアプリ
プロモツイートの課金方式
プロモツイートの料金体系はオークション形式です。
価格は競合する企業の入札額などによって常に変動しています。
キャンペーンの目的によって課金方式が変わりますが、ツイートが表示されただけでは費用はかからず、ユーザーからの特定のアクションがあった際に課金される仕組みです。
例えば、外部サイト誘導やアプリインストールを目的とした場合には、どちらともツイートに添付したアプリやサイトをクリックすることで課金が発生します。
また、動画のキャンペーンでは、再生数が動画の50%以上表示されたままで2秒以上再生された場合か、動画の100%以上表示されたままで3秒以上再生された場合に課金が発生します。
プロモツイートのメリット
次に、プロモツイートメリットをご紹介します。
情報が拡散されやすく、潜在ユーザー獲得の手助けとなる
プロモツイート最大のメリットは拡散力の高さです。
ユーザーに刺さるようなツイートをプロモツイートとして出稿できれば、それを見たユーザーがリツイートすることでどんどん拡散されることが期待できます。
拡散されると、最初にターゲティングしたユーザーだけでなく、幅広いTwitterユーザーがリツイートやリプライなどで目にすることとなります。
そこから潜在ユーザーの獲得につながり、結果的にフォロワー増加やコンバージョン向上に繋がっていくのです。
低予算から始められる
プロモツイートは、キャンペーンやオークションの状況によっても金額は様々ですが、1つのアクションにつき数十円程の単価で
情報が拡散されていっても、費用は一時拡散(プロモツイートをユーザーがリツイート)までなので、少ない費用で効果が得られやすいです。
キャンペーンやオークションの状況によっても金額は様々ですが、ひとつのアクションにつき数十円程の単価であるため、少ない予算でスタートできるというのは、非常にメリットが高いと言えます。
プロモツイートにオススメのビジネス・商材
プロモツイートは単発で広告を出稿したいイベント系や期間限定の他社とのコラボなどと相性が良いです。
- イベントやキャンペーンを控えており、短期間で多くのユーザーに情報を届けたい
- 若年層の拡散を活かし、多くのユーザーに情報を発信したい
- まずは自社やブランドを知ってもらいたい
という場合に有効な手段といえるでしょう。
また、予算面では、広告費をあまりかけたくない、という個人事業主様や中小企業様にもオススメです。
プロモアカウント
次に、プロモアカウントについてご紹介します。
プロモアカウントとは
プロモアカウントは、フォロワーの獲得に特化した広告形体です。
「プロモーション」というタグがつきますが、ツイート形式ではなく、広告クリエイティブは一般ユーザーのプロフィールページに似ています。
一般ユーザー同様「フォローする」というボタンも表示されるので、自然に視聴者を誘導することが可能です。
アカウント自体を広告としてユーザーに表示しているため、効率的にフォロワーを増やすことができ、長期的な情報拡散などの先を見据えたプロモーションとして利用されるケースが多いです。
表示されるユーザーは現在そのアカウントをフォローしておらず、かつ興味を持ちそうなユーザーに対して表示されます。
プロモアカウントを設定すると、主に以下の箇所に表示されます。
- おすすめユーザーの一覧
- アカウント検索結果画面
- タイムライン
プロモアカウントの課金方式
プロモアカウントの課金は、視聴者がアカウントをフォローしたタイミングで発生します。
フォローされる以外のいいねやリツイート、などでは課金はされません。
単価については設定したユーザーによって変わるので、広告単価と予算を確認しながら運用するようにしましょう。
プロモアカウントのメリット
プロモアカウントを設定すると、通常のツイート機能を使い情報発信を行えるので、一度フォローされてしまえば、ユーザーに対してTwitter上で無料でツイートを配信し続けることが可能になるため、長期的に情報発信できるようになります。
コンバージョンしたユーザーが自社商材を気に入れば、「もっと情報が欲しい」と自社アカウントのフォローや自社サイトへの流入の増加も期待できます。
プロモアカウントのフォロワーを増やし、前述のプロモツイートを出稿するなどの組み合わせてみるのもオススメです。
プロモアカウントにオススメのビジネス・商材
ブランディングの一環として、まず自社アカウントのフォロワーを素早く増やしたいという方にオススメです。
例えば洋服のECサイトの場合、オープンしてからシーズン毎にセールやキャンペーンを行うのに、プロモツイートを使用すると1回ずつの広告を出稿する必要があります。
一方プロモアカウントでは、フォロワーを増やした上でセール告知やキャンペーン告知などのツイートを発信するので、広告費用を抑えることも可能です。
他社とのコラボレーションや、大型キャンペーンとして活用することもオススメです。
また、前述のプロモツイートと組み合わせることで、拡散力を加えることも期待できます。
プロモトレンド
最後にプロモトレンドについて解説します。
プロモトレンドとは
プロモトレンドは24時間の表示で、他のTwitter広告とは違い広告枠は1日1社買い取り制の広告メニューです。
配信対象は国内すべてのTwitterユーザーで、タイムラインや検索タブ内にある「おすすめ」の二番目や「トレンド」の一番目に表示され、ユーザーがトレンドをクリックすると、検索結果の1番上、もしくは2番目に表示されます。
さらにプロモトレンドのハッシュタグをクリックすると、一番上に指定されたツイートを表示することもできます。
つまり、プロモトレンドに出稿すると、ユーザーに対して広告の内容が話題になっていると印象づけることができ、短時間で一気に認知度を上げることが可能になるのです。
プロモトレンドの課金方式
プロモトレンドは1日1枠限定の買い取り制で、法人アカウント専用です。
費用に関しては、リリース以降不定期に変動しており、時期やターゲットによって異なりますが、最低でも800万円〜となっています。
プロモトレンドを活用したい場合は事前に申し込みが必要で、Twitter社から認定を受けている代理店でのみ取り扱いが可能なので広告主が直接広告枠を購入することはできませんので注意しましょう。
安い金額ではありませんが、大多数のTwitterユーザーにアプローチできるといった利点を考えると利用する価値のある広告形体であると言えます。
プロモトレンドのメリット
プロモトレンドは、1日1枠限定の買い取り制という大きなインプレッション数を出すことができるのが最大のメリットです。
- 配信期間:購入日の00:00~23:59までの丸1日
- 広告表示回数の目安:2500万imp(案件によって前後)
- 配信対象:国内すべてのTwitterユーザー
- 表示場所:話題のトレンド、トレンドハッシュタグ内の検索結果
話題のトレンド内に表示されることで、ユーザーたちのツイートを誘発することにもつながります。 プロモトレンドに出稿すると、ユーザーに対して広告の内容が話題になっていると見せられ、短時間で一気に認知度を上げることが可能となります。
プロモトレンドにオススメのビジネス・商材
プロモトレンドは、大型キャンペーンやイベントのプロモーション目的で使用されるケースが多く、個人事業主様や中小企業様より大企業様に向けた広告メニューです。
エンタメ系・イベント系、キャンペーン情報などに活用されることをオススメします。
まとめ
今回は、Twitter広告の3種類の広告メニューについてご紹介しました。
3種類の特徴やメリットをかんたんにまとめると、以下のとおりです。
- プロモツイート・・・プロモーションとしてツイートする形体で、低価格拡散力に優れている。
- プロモアカウント・・・アカウント自体を広告にする形体で、長期的な情報拡散などの先を見据えたプロモーションが可能
- プロモトレンド・・・高額ではあるものの、1日1枠限定でトレンドページの最上部に表示されるなど、国内全ユーザーに自社広告が配信可能。
リツイートが繰り返されることによって、2次拡散によって検索エンジンでは検索しないユーザーへのリーチも期待でき、リスティング広告ではリーチできないユーザーにも広告を配信することができますので、ぜひご活用ください。