今回はおさらいという形で、Twitter広告の広告掲載方式について簡単にまとめてみました。
今やWebマーケティングにSNS活用は欠かせません。
近頃はインスタグラム広告やFacebook広告が注目されていますが、国内で2000万を超えるユーザー数を持つTwitter広告もプロモーションの方法として無視できません。
Twitter広告ならではの設定・課金方式・機能をまとめました。
(参考 ターゲティングについての弊社過去記事:http://quartet-communications.com/info/listing/26934)
Twitterだから選べる5つの広告掲載方式とは
ずばり以下の5つになります。
- ツイートのエンゲージメント
- ウェブサイトのクリックまたはコンバージョン
- フォロワー
- アプリのインストール数またはアプリの利用率
- カスタム
1.ツイートのエンゲージメント
「期間限定のセール告知をできるだけ多くのインターネットユーザー(以下ユーザー)に広めたい」「ブランドの認知度をアップしたい」といった広告の利用目的がより多くのエンゲージメントの獲得である場合は、キャンペーンの作成時にキャンペーンの目的に「ツイートのエンゲージメント」を設定します。
2.ウェブサイトのクリックまたはコンバージョン
「サイトの訪問者を増やしたい」など、広告の利用目的が「より多くのユーザーをウェブサイトへ誘導すること」の場合は「ウェブサイトのクリックまたはコンバージョン」を設定します。
3.フォロワー
「長期的にメールマガジンのような使い方をしたい」「アカウント作成直後でとにかくフォロワーを増やしたい」など、広告の利用目的が「より多くのフォロワーを獲得すること」の場合は「フォロワー」を選択します。
4.アプリのインストール数またはアプリの利用率
スマートフォンやタブレット向けのアプリのインストール数や利用率を増やしたい場合は、「アプリのインストール数またはアプリの利用率」を設定します。
5.カスタム
上記4つに該当しない場合に設定します。
キャンペーンの目的で異なる5つの課金方式
Twitter広告の課金方式には、「CPE」「CPLC」「CPF」「CPAC」「CPI」の5種類があります。
5種類の課金方式のうちどの課金方式が適用されるかは、キャンペーン作成時の「キャンペーンの目的」によって決まります。
1.CPE課金(コスト・パー・エンゲージメント)
エンゲージメントとは、 ユーザーが広告(ツイート)に対して行った「クリック」「リツイート」「お気に入り」「フォロー」「返信」「動画の再生」「画像の拡大」などの反応を指すので、
CPEとは、広告(ツイート)へのエンゲージメントに対して課金される課金方式となります。
キャンペーンの目的で「ツイートのエンゲージメント」、もしくは「カスタム」を選択したキャンペーンには、この課金方式が設定されます。
2.CPLC課金(コスト・パー・リンククリック)
外部サイトへのリンクがクリックされたことに対して課金される課金方式です。キャンペーンの目的で「ウェブサイトのクリックまたはコンバージョン」を選択したキャンペーンには、この課金方式が設定されます。
3.CPF課金(コスト・パー・フォロー)
アカウントへのフォローに対して課金される課金方式です。キャンペーンの目的で「フォロワー」を選択したキャンペーンには、この課金方式が設定されます。
4.CPAC課金(コスト・パー・アプリ・クリック)
広告枠をクリックし、Google PlayもしくはApp Storeへの遷移またはアプリ起動のタイミングで課金される課金方式のことです。
キャンペーンの目的で「アプリのインストール数またはアプリの利用率」を選択したキャンペーンには、この課金方式か「CPI」を選択できます。
5.CPI課金(コスト・パー・インストール)
広告枠をクリックし、アプリのインストールが行われた時点で課金される課金方式のことです。キャンペーンの目的で「アプリのインストール数またはアプリの利用率」を選択したキャンペーンには、この課金方式か「CPAC」が選択できます。リツイートやお気に入り、フォロー等は課金対象外です。
※課金方式がCPI(コスト・パー・インストール)の場合、外部のコンバージョン測定サービスの利用が必要です。
Twitter広告の料金のメリット
1.表示されるだけなら無料
これは文字通り、表示されるだけなら無料ということです。
Twitter広告はスポンサードサーチ、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)と同様、表示されたツイート広告に対するユーザーのアクションがあった場合にのみ費用が発生する課金方式です。
ツイート広告の表示そのものには料金が発生しないため、ムダな費用がかかりません。
2.二次的拡散は無料
課金対象となるのは、Twitterユーザーがツイート広告に対して行った最初のエンゲージメントのみです。リツイートなどで拡散された広告に対するエンゲージメントや、一人のTwitterユーザーが同一の広告に対して行った2回目以降のエンゲージメントは課金対象となりません。
ウェブサイトへの誘導増の効果的な機能
Twitter広告には、ツイート中でウェブサイトのコンテンツを表示し、ユーザーをサイトの任意のページに誘導できる機能”ウェブサイトカード”が存在します。
ウェブサイトカードでは、ツイートに画像や、関連情報、ユーザーのウェブ誘導を促すボタンを追加することで、Twitterからのウェブサイト誘導をより効果的に行うことができます。ウェブサイトカードでウェブサイトのリンクを設定しておけば、広告を見たユーザーが1回のクリックでサイトに誘導できます。
つまり、広告主様の設定したウェブサイトにユーザーを誘導することに特化した機能と言えます。
作成方法
1.Twitter広告タブの「キャンペーン管理」のページに遷移し、「+キャンペーン作成」ボタンを押します。
2、「キャンペーン作成」画面の「広告掲載方式と入札価格」で必ず「ウェブサイトのクリックまたはコンバージョン」を選択します。
3、「ターゲティング設定」を行ったあと「ツイート設定」で画像を入稿します。「プロモ用ツイート作成」タブで「ツイート文」を入稿し、「ウェブサイトカード」の「新規にカードを作成」をチェックし画像を入稿します。
タイトル、リンク先URL、5種類のボタン文言-「続きを読む」「購入する」「サイトに行く」「もっと見る」「予約する」-を選択し「作成」をクリックします。
ウェブサイトカードの注意点
- 画像サイズ・容量
横800×縦320ピクセル/1MB以下
このサイズでないと入稿が不可となります。
- 通常の画像入稿との違い
通常の画像入稿は画像をクリックしても、画像が拡大表示されるだけですが、「ウェブサイトカード」は画像領域をクリックすると指定したURLへ遷移します。
まとめ
今回はまとめてみないとわかりにくい広告掲載方式や課金方式についての記事でしたが、
Twitterは、実際の友人とフォロー/フォロワーの関係でつながっていることはもちろん、Twitter上で知り合った趣味・興味・関心が似ているTwitterユーザー(以下ユーザー)とのつながりが深いことも特筆すべき点です。
また、フォロワー以外のユーザーに広告を表示することが可能であるため、情報が拡散されやすく自社サービスの成約につながる可能性が高い「成約予備軍」=「見込み顧客の獲得」へアピールできます。
今やWEB集客方法は数多く存在しますが、それぞれに特性や相性があります。
それぞれの特性を理解し、WEB集客の一つの武器として使えるかどうか検討してみてください。