昨年6月に執筆した下記記事内の冒頭ネタで触れた「ゲゲゲの鬼太郎」。どうやらそろそろ佳境のようで、友達は令和1号仮面ライダーに沸く中、息子は脇目も振らず鬼太郎まっしぐら。ちなみに令和1号仮面ライダーのテーマは人工知能だそうで、パパはこっちの方が興味津々。
そんな中見つけた、鬼太郎カードが付いたウエハース(1個120円)。たまたま買った1個がキラキラ仕様のレアカードで、息子のテンションは大盛り上がり。ただ予想外なことがありまして、それを見た妻のコレクション欲に引火。後日帰宅したら、まさかの箱買いウエハースが。。。その甲斐あって全21種のカードをコンプリートとなりましたが、結婚8年目にして新たな妻の一面の発見でした。
「発見」ということで、前置き長くなりましたが、今回はGoogleのファインド広告についてご紹介。
先日、お客様に「ファインド広告」について聞かれたこともあり、調べてみたのでご紹介します。
ファインド広告(Discover Ads)とは?
ファインド広告は海外ではDiscover Adsと呼ばれ、Googleのディスカバーフィードに表示できる広告と言うことです。
・・・Googleのディスカバーフィードって?
スマートフォンで下記のようなGoogle検索画面でコンテンツがフィード形式で表示されているのを見たことありますでしょうか?
上図のようにGoogle検索トップ画面にフィード形式でコンテンツが表示されるものをGoogle Discoverと呼ばれ、ここに表示されるコンテンツはユーザーがGoogleサービスで行った操作やユーザーが直接フォローしているコンテンツに基づいて表示されます。
今回紹介するファインド広告(Discover Ads)は、このディスカバーフィードに広告を掲載できる広告配信で、他にもYouTubeのホームフィードとGmailも配信面として含まれるそうです。
Google Discoverとは
ファインド広告で初めて配信できるようになるGoogle Discoverですが、どのようなものなのでしょうか。
GoogleによるとDiscoverは毎月10億人を超えるアクティブユーザーがあるようで、OSとしてはiOS、AndroidでGoogle.comにアクセスしたり、Googleアプリを開くと表示されるもので、Android端末だと機種によってはホーム画面をスワイプするとDiscover表示されるものもあるようです。
私のスマホはAndroidですが、ホーム画面のスワイプとGoogleアプリを開くとDiscoverが表示されましたが、Google.comにアクセスしても表示されませんでした。地域設定をUSにすることで表示されたので、日本ではまだ未対応なのでしょうか。
だとすると、iPhoneだとGoogleアプリを利用する際にしか表示されないので、Androidユーザーに対してのほうが閲覧される機会としては多くなりそうですね。
またフィードの各カードにはDiscover iconと呼ばれるボタンが左図のようにフィード上部にあり、クリックすると関連するコンテンツを更に見ることができます。さらにDiscover iconタップで遷移先にある「+Follow」をクリックすることで、日常的にDiscover Feed上で関連する情報を得ることができるようになります。
Google Discoverについての公式ヘルプはこちら
ファインド広告のメリット
ヘルプからの引用にはなりますが下記のような特長があります。
- 1 つの広告キャンペーンだけで、大多数の Google サービスで他に類を見ない規模のユーザーにリーチ可能
- 豊富なオーディエンス シグナルを基に質の高いコンバージョンを獲得
- 視覚的表現の豊かなネイティブ広告を大規模に配信
- メディアでの成果目標を達成できるように単価設定が可能
配信面としては上述したようにDiscoverのほか、YouTubeのホームフィード、Gmailがあり、とくに配信面として初となるDiscoverフィードに掲載できるのは、新しいユーザーへリーチできる期待が持て、興味関心が高いコンテンツ内にネイティブ広告として表示されるのでCVアクションにもつながりやすそうな気がしますね。
広告の入稿
ファインド広告のキャンペーンでは、単価設定やターゲティングなどいくつかのキャンペーン設定を自動的に行なって、選択したマーケティング目標、入札単価、予算に基づいて最適な掲載結果になるよう調整されます。また下記の機能については調整ができない仕様となっております。
- 個別単価設定を使った入札戦略
- 配信方法
- モバイル端末のターゲット設定
- プレースメント ターゲティング(プレースメントの除外を含む)
- フリークエンシー キャップ
- 広告のローテーション
- コンテンツ ターゲット
- 手動による広告の作成
また広告アセットについては下記のような仕様となっております。
見出し(必須) | 半角 40(全角 20)文字以内で指定できます。1 つのクリエイティブで最大 5 個の広告見出しを指定できます。 |
説明(必須) | 半角 70(全角 35)文字以内で指定できます。1 つのクリエイティブで最大 5 個の説明文を指定できます。 |
画像(必須) | リーチを最大限に広げるには、1.91:1 の横長の画像を複数アップロードします。1 つのクリエイティブで最大 15 個のマーケティング画像をアップロードできます。 |
横長画像(1.91:1): 最小サイズ: 600×314。推奨サイズ 1200×628。最大ファイルサイズ 5 MB。 | |
正方形の画像(1:1): 最小サイズ: 300×300。推奨サイズ 1200×1200。最大ファイルサイズ 5 MB。 | |
会社名(必須) | 半角 25(全角 12)文字以内で指定できます。 |
ロゴ(必須) | 1:1 の正方形のロゴをアップロードできます。推奨サイズは 1200×1200 ですが、128×128 以上のロゴであればアップロードできます。最大ファイルサイズは 1 MB です。GIF 以外でも、ほとんどのファイル形式が使えます。 |
URL(必須) | 広告をクリックしたユーザーにデフォルトで表示されるランディング ページです。 |
行動を促すフレーズ | 広告作成ツールのプルダウン リストから、行動を促す最適なフレーズを選択します。 |
レスポンシブ広告に近いイメージですね。
ファインド広告のキャンペーンについてとキャンペーン作成についてのヘルプはこちら。
ファインド キャンペーンについて
ファインド キャンペーンを作成して管理する
ファインド広告を出稿するには
さて、ファインド広告とGoogle Discoverについてここまで触れてきましたが、実は正式なリリースはまだのようで、今年の春に開催されたGoogle Marketing Live 2019では今年度の終わり頃にリリース予定とあるようです。Googleサポート窓口に確認しましたが、いつになるというのは未確定とのことでした。
ただ、アカウントにGoogleの営業担当がついていればファインド広告の配信が可能だそうなので、もしチャレンジしてみたい方は確認してみましょう。
まとめ
Google広告でもインフィード内での広告掲載ができるようなり、Googleコンテンツ内でのネイティブ広告ということで、既存の配信とは期待値が異なりそうですね。ただ個人的には、Yahoo!のインフィード広告やSmartNewsなどと比べると、まだ国内の利用者は少ないのではと感じます(あくまで個人的な体感値です)
ただDiscoverを見ていると、ユーザーの興味・関心でのカテゴリはかなり細かく、ユーザーの行動を強く反映されているようなので、ターゲティング精度はかなり高いのではないかと感じます。
右図は私のDiscover画面ですが、もう子供中心の生活なのがバレバレですね。。。
ちなみに、冒頭のGoogle Discoverの紹介で使用している画像から若干インターフェースが変わっているようで、Discover iconやFollowボタンはカード右下の三点リーダーから確認することができます。またGoogleアプリで設定画面を開くと興味関心として現状で割り当てられているカテゴリを確認することができます。
私は「ゲゲゲの鬼太郎」「水木しげる」「モンキーパーク」「鈴鹿サーキット」・・・やはり子供中心の生活。。。でも、カテゴライズは結構細かいものまであるようですね。
以上、仕事でも家庭でも新たなDiscoverを大切にしたいと思う今井でした。