こんにちは、最近春一番を感じた気がしている竹内です。
ここ数日、Googleの検索結果右側の広告が表示されなくなるとのことで色々と騒がれていますね。
今日はこの「検索結果右側の広告廃止」についてまとめていきます。
何時頃の出来事?
Search Engine Landによると、2016年2月19日(金)に米GoogleがデスクトップPCの検索結果右側に一部例外を除いた(PLA、ナレッジパネル)広告の表示しないことを認めました。
※日本では2016年2月20日になります。
これは全世界で実施されており、右側の広告の撤廃は2月22日までに全世界で完了予定とのこと。
※24日時点でまだ右側に広告が見えてたことからまだ完全に完了したというわけではなさそう。
1点注意として、Search Engine Landの取材にて明らかになっただけで、Googleの公式発表はまだございません。
どうしてこのような仕様にしたのか?
SEMリサーチ様では下記のような解説がされております。
「モバイルとデスクトップPCで一貫した検索体験を提供する狙いか」
モバイルがデスクトップPCの検索数を超えてきているため、モバイルが「標準」になりつつある現状に合わせていったほうが合理的と記載されており、確かにそうだなぁと感じました。
現状の広告表示は?
上記のように、今まであった右側のテキスト広告がなくなっていますね。
今までは上下、右に約11個広告がありましたが、現状は上下に3つずつで合計6つの広告枠が表示される仕組みとなっているようです。
ただ一部の需要の高い検索クエリに関しては上部4枠、下部3枠の合計7つの広告枠になる場合もあるとのことです。
■需要の高い検索クエリ(例)
「クレジットカード」「保険」「ホテル」「求人」「ダイエットサプリ」など
右側に表示される例外の広告
ちなみに、右側には全く何もないかと言えばそうではなく、下記2つの広告が表示されます。
- 商品リスト広告(PLA)
- ナレッジパネル内の広告
商品リスト広告(PLA)の表示のされ方
上記画像の赤枠が商品リスト広告となりますが、下に広告がない分目立つ感じになっていますね。
こうなると、商品リスト広告に参入してくる広告主の方が増えてくるかもしれません。
ちなみに、商品リスト広告は下記のような場所にも表示されます。
ナレッジパネル内の広告の表示のされ方
Google でビジネスを検索すると、検索結果の右側のボックスにそのビジネス情報が表示されます。ナレッジパネルとは、ビジネス情報が表示されているボックスを指します。
ホテル関係、携帯ショップ、地域、大手企業名などで検索された時に出て来るナレッジパネルですが、広告が出て来るのはその中でもホテル関係などごく一部なので、今回の変更での影響はさほどないと予想されます。
今後の影響について
右側の広告が無くなることで下記に対して大きな影響が出て来る可能性があります。
- 表示回数
- クリック率
- クリック数
- クリック単価
上記画像を元に下記を予想していきます。
表示回数
単純に広告枠数が減るため、今までの検索結果で7枠目以降の広告の表示機会が減る可能性大です。
つまり、表示回数の減少を避けるためには7枠内に掲載されるように入札単価を調整しなければならないと予想されます。
クリック率、クリック数
上記画像より今まで右側に表示させていた広告が検索結果のファーストビュー外の位置に行くのでクリック率の低下が考えられます。
ファーストビュー外に表示される→クリック率が下がる
とくればもちろんクリック数も相対的に下がります。
クリック単価
今までの内容からわかるのは、広告を表示させるためやクリック数・クリック率維持や上位表示での成果獲得などを目指して少なからず入札単価を上げなければならないと予想されます。
さらに、競合の方々も同じように入札単価を上げてくることを考えると、入札単価が高騰する業界も出てくる可能性があると思います。
直近のデータの動き
極端に影響を受けているアカウントがあまりなかったため、影響を受けてそうなデータをひっぱってきました。影響を受けていそうなデータ
19日以降からクリック率がガクンと下がっています。
掲載順位は1位前後ですが、実際の検索時には上位に出たり下位に出たりという状態でした。
クエリ状況が変わったというわけではないため、やはり何かしらの影響は受けているかもしれませんね。(2/22から表示回数が増えている理由は分かりませんが・・・)
まとめ
まだまだ変更から日が経っていないため、どのように今後影響が出て来るかは予想でしか話せませんが現状維持!ではなく様々な戦略を考えて先手を打っていかなければなりませんね。
この変更で一番不安に思うのは、お客様だと思いますのでしっかり状況を伝えた上でどのように今後の配信を行っていくかを相談する必要性があります。
私達リスティング運用者は考える生き物なのでどんな変更が来ても都度考えて対応していきましょう!