前置き
日々の運用、お疲れ様です。
今回は、2014年10月15日より、GoogleAdwordsのスマートフォンの広告表示が変更になる件をお送り致します。
その前に、今回の記事は、前回お伝えした内容と、関わりがありますので、ご一読いただけますと、幸いでございます。
前回の記事:GoogleAdwords広告表示オプション新機能「キャッチフレーズ(コールアウト)表示オプション」を実際に使ってみた件
今回の変更に関して、GoogleAdwordsからの公式発表によりますと、以下のような感じになります。
2014年10月15日より、モバイル検索広告の広告文2行目(広告文2)に代わって、広告表示オプションで設定した情報が表示されるようになります。広告文2行目は、掲載結果予測の良し悪しに従って、表示される場合とされない場合があります。今回の変更は、より関連性が高く有益な情報をユーザーに表示することを目的としています。
参考:モバイル検索広告の表示方法が変更になります – Inside Adwords
では、どのような変更があるのか、見ていきます。
注記:本記事は、2014年10月1日時点のものです。その為、情報が変更になる場合もありますので、ご了承ください。
広告表示の変更点
2014年10月15日からの、広告表示の変更を端的にお伝えすると、以下の通りです。
スマートフォン検索広告の、広告文2行目に対して、広告表示オプションで設定した情報が表示される。
また、対象となる【広告表示オプション】は、以下の3つとなります。
- キャッチフレーズ(コールアウト)表示オプション
- 住所表示オプション
- サイトリンク表示オプション
それでは、どのように変更されるのでしょうか?
こちらの画像のように、広告表示オプションが表示される場合、広告文2行目が、別の情報、つまり、広告表示オプション(画像例であれば、レビュー表示オプション)が表示されています。
その為、広告文のみをよく見てみると、意味内容が切れていることがわかります。
今回の変更点では、特に注意が必要な箇所です。
この点、GoogleAdwordsの公式発表では、以下のような対応を行った方がいいとあります。
- 最も重要な情報、内容は、広告文1行目に盛込む。
- 関連する広告表示オプションを、全て有効にし、ユーザーが簡単に情報を探せるようにする。
ちなみに、実は、今回の変更は、広告表示オプションの掲載切り替えのオンオフができるようです。
以下、抜粋
広告文のみを表示し、広告文2行目の代わりに成果の高い広告表示オプションが掲載されないようにしたい場合、2014年10月15日からはモバイルテキスト広告の最適化を無効にすることができます。
注:この設定を無効にすると、広告文2行目の代わりに成果の高い広告表示オプションが表示されなくなるので、広告のクリック率に悪影響を及ぼす可能性があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の変更を、前向きに受け止めるのか、後ろ向きに受け止めるのか、は、アカウント運用者次第ではあります。
私は、今回の変更を、前向きに捉えてもいいと考えています。
なぜなら、冒頭申し上げたように、GoogleAdwordsは、スマートフォンを使って検索しているユーザーに対して、何が必要で、何が不必要なのか、を判別することを表明しており、言うなれば、GoogleAdwordsを介して、ユーザーが持っている各種ニーズに対して、適切な情報が何であるかを、検証できるものと思うからです。
長年、リスティング広告運用に携わっていますが、常に考えることは、
「ユーザーのニーズは、何か?」
「ユーザーに、検索している瞬間に、何を求めているのか?」
です。
今回の変更が、この部分の回答の一助になればと、期待しています。