2024年もあとわずかとなってまいりました。
Google広告では今年様々なアップデートが行われましたが、中でも多かったのはやはり昨今の潮流である『AI』に関する機能の追加です。
今回の記事では、2024年に発表されたAI関連の新機能についておさらいしていきます。
来年こそはAIの波に乗ろうとお考えの方も、すでにAIを活用して広告運用されているという方も、ぜひご一読ください。
検索機能
何かを検索した際の検索結果のトップに、”AIによる回答”が追加されるようになったのは記憶に新しいと思います。
これは新機能の”Google AI”によるもので、数十億にのぼる検索の中から質問の種類と方法を拡大し、情報を要約したものを表示してくれるという画期的なソリューションです。
アップデート内容
- 概要に表示されるAI広告(現在はアメリカのみ対応)
- Google レンズのショッピング広告
- Gemini モデルを活用した検索キャンペーンの会話機能(英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語のみ)
- ブランドの登録によって広告配信の対象を絞る
- ブランドの除外で誤字脱字などの検索語句を除外
- 誤字脱字のパターン除外
- 検索語句レポートで正しい表記を確認
P-MAX
コンバージョンに欠かせないデータを多角的に取得できるP-MAX広告においても、今年は多くの更新が行われています。
アップデート内容
- アセット単位のレポートで、ユーザーの反応が良かったアセットを確認
- パフォーマンスが良くなかったアセットグループを特定
- キャンペーンのパフォーマンスをダウンロードして詳しく分析
- まだアプローチできていない新しいオーディエンス分析情報を確認
- リアルテイムに費用をトラッキングし、予算を最適化
- ガイドラインをP-MAXに提供し、ブランドに沿ったビジュアル広告を作成
デマンドジェネレーション
Google AI の持つ力と、YouTubeで柔軟に成果を促進するための管理性を組み合わせたキャンペーンである、デマンドキャンペーンも実装から1年が経ち、今後も様々なニーズに対応できるよう改良が日々行われています。
アップデート内容
- クリエイティブの選好で、広告が表示される場所を細かく指定
- 既存の顧客に傾向が近い新しいオーディエンスに広告を表示できる類似セグメント機能
- 適切な商品を、ニーズに合ったオーディエンスにタイミング良く宣伝できる
- YouTubeユーザー以外にも動画広告を表示
ショッピング
AIを活用してネットショッピング顧客を細かい分析する機能は今年リリースされたものです。
分析に基づいてユーザーとより深くつながることで、リーチをさらに伸ばすことができるでしょう。
アップデート内容
- Google ショッピングの新機能(生成AIツール)
- たった数回のクリックでブランドの動画を生成
- アパレル商品をバーチャルでお試し
- 新規顧客向けに初回購入限定のプロモーションを直接掲載
- Google AI に基づく実用性の高いパフォーマンス分析情報を確認
- AI を活用して最も効果的な特売価格を設定
- 店舗在庫状況の同期
クリエイティブ
生成AI機能の向上により、たった数回のクリックで簡単に高品質なアセットが量産できるようになったのも、今年の大きなトピックスです。
アップデート内容
- ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語、イタリア語に対応
- 画像生成モデルなどの AI モデルがアップグレード
- 参照画像を使用して、ブランドイメージに合ったアセット画像を生成
まとめ
今年行われたAI関連のGoogle広告アップデートを紹介しました。
やはりAIの進歩には目を見張るものがありますね。
AIと共存しうまく活用することで、広告運用はより効果的に、より精度の高いものになるでしょう。
御社の広告運用に役立ちましたら幸いです。