Yahoo!広告では、検索広告の部分一致に新たな判断要素を追加したことを発表しました。本記事ではマッチタイプについてのおさらいと、今回追加された部分一致の判断要素についてご紹介します。
マッチタイプとは
マッチタイプとは、登録したキーワードとユーザーが検索したキーワードがどのようにマッチしたときに広告を配信するか細かく設定する仕組みをいいます。
このマッチタイプを正しく設定しないと、訴求したいユーザーと実際の広告の配信先にミスマッチが生じてしまいます。
マッチタイプには
- 完全一致
- フレーズ一致
- 部分一致
の3種類があります。
一つずつ説明します。
完全一致
登録したキーワードと検索キーワードが完全に一致した場合、もしくは類似パターンに該当した場合に広告を表示します。
フレーズ一致
検索ワードの中に登録キーワードと一致するフレーズが含まれている場合に広告を表示します。
部分一致
完全一致、フレーズ一致で引き当てられるキーワードに追加して、登録キーワードの類義語や関連性のあるキーワードが検索された場合に広告を表示します。
新たに追加された「部分一致」の判断要素
よりユーザーの検索意図にあった広告を表示するために、今回、新たに追加された判断要素は下記の2つです。
- ランディングページの内容
- 同じ広告グループの配下にある他のキーワード
詳しく説明します。
ランディングページの内容
ランディングページとは、Web広告のリンク先として活用されるページです。Yahoo!広告では、ユーザーの検索意図とランディングページの内容が一致するか否かで判断します。
同じ広告グループの配下にある他のキーワード
広告グループ内のキーワードは、広告を表示するか否かの判断において重要な役割を担います。この同じ広告グループ内のキーワードを考慮することで、ユーザーの検索意図と合致しているか特定します。
今回のアップデートで期待されること
今回のアップデートで期待されるのは、曖昧さの回避です。
例えばライターというキーワードは、タバコなどに火をつける道具を指すことがあれば文章を書くことを仕事にしている人を指すこともあります。
従来のマッチタイプでは、どちらにも関連する広告が表示される可能性がありました。
しかしながら今回の判断要素の追加によって、ユーザーの検索意図にあった広告が表示される可能性が高まることが期待されます。
まとめ
本記事は、マッチタイプに追加された新たな判断要素についてご紹介しました。
今回のアップデートでは部分一致のみが対象となりますが、広告主にとってもユーザーにとっても利便性が高まる追加だと思われます。