Yahoo!広告には、サイトを訪れたことのあるユーザーに自社広告の表示回数の上限を設定できる、「フリークエンシーキャップ」という機能があります。
しかし、同じ広告を何度も表示しすぎるとユーザーに不快感を与え、逆に少なすぎると認知してもらえないため、フリークエンシーキャップで適切な数値を設定する必要があります。
そこで本記事では、広告の成果につながりやすいフリークエンシー(頻度)の最適回数とフリークエンシーキャップの設定方法について詳しく解説します。
フリークエンシーキャップについて
フリークエンシーキャップとは、1人のユーザーに対して広告を表示する回数に制限をつける機能です。
フリークエンシーキャップを設定することで、一定期間内にサイトにアクセスしたユーザーの接触頻度をコントロールできます。
「フリークエンシー」と間違えやすい指標に「リーチ」がありますが、2つの違いは以下となっています。
- フリークエンシー:同一ユーザーに対して広告が表示された回数
- リーチ:広告が掲載された人数
フリークエンシーの最適回数は?
訴求内容やサービスによって、フリークエンシーの最適回数は異なるので、一概にこの回数を設定すればいいという決まりはありません。
しかし、感覚でフリークエンシーの数を決めてしまうと失敗のリスクも高まるので、事前に配信テストをおこなって数値を分析すると良いでしょう。
また、CV(コンバージョン)件数やCPA(顧客獲得単価)の数値は広告の配信回数に応じて変動するので、広告配信回数別のCVとCPAを分析すれば適切なフリークエンシーを判断できるようになります。
フリークエンシーキャップの設定方法
フリークエンシーキャップの設定方法については、下記手順を参考にしてください。
- キャンペーンを選択>キャンペーン設定>編集>フリークエンシーキャップの「指定する」を選択
- 「日」「週」「月」を設定
- 同一ユーザーに広告配信する回数を設定(1~100の範囲)
- フリークエンシーキャップの階層を設定
フリークエンシーキャップの階層設定には、以下3つのディスプレイキャンペーンがあります。
- キャンペーン
- 広告グループ
- 広告
なお、フリークエンシーキャップの設定を変更した場合、変更したタイミングでは同一ユーザーへの表示回数はリセットされませんので、ご注意ください。
まとめ
フリークエンシーの最適回数とフリークエンシーキャップの設定方法を解説しました。
フリークエンシーキャップを適切に設定することは、広告主の信頼性の保護やユーザーへのストレス軽減にもつながります。
設定する際は、自社の商品やサービスが市場でどのくらい需要があるのかを分析して、分析データに沿った数値を設定するようにしましょう。