Yahoo!広告は、ディスプレイ広告でコンバージョンのインポート機能を提供開始することを発表しました。
2023年8月3日（木）からは、広告管理ツールにおいて、Webサイト外で発生したコンバージョンのデータをインポートする機能が追加されます。
現在、コンバージョンのインポート機能は、「Yahoo!広告 ディスプレイ広告 コンバージョン計測API」のみの提供ですが、今後は広告管理ツール上からも利用でき、コンバージョンデータの取り込みが簡単になります。
今回は、ディスプレイ広告に新しく追加されるコンバージョンのインポート機能についてご紹介します。
コンバージョンのインポート機能について
「コンバージョンのインポート機能」とは、来店や実店舗での購入など、Webサイト外で発生したコンバージョンのデータを、「YCLID」と関連付けて広告管理ツールにインポートする機能のことです。
ちなみにYCLIDとは、アカウントに紐づいた広告がクリックされた際、最初に遷移するページのURLに付与されるパラメータを指します。
仕組みとしては、広告をクリックしてWebサイトに訪れたユーザーのYCLIDと、申し込み・問い合わせフォームなどにユーザーが入力した顧客情報のデータを関連付けて保存しておき、このユーザーがWebサイト外でコンバージョンした場合、該当情報を保存して集計します。
広告管理ツールに集計情報をインポートすることで、Webサイト外で発生したコンバージョンも同じ広告管理ツールで管理が可能です。
ただし、すでに提供中である「検索広告」のインポート機能とは異なる点があるため、注意する必要があるでしょう。
検索広告にはある一方、今回のディスプレイ広告では提供されない機能は次のとおりです。
- インポートしたコンバージョンデータの修正、削除
- 結果（全件）：「全件ファイルをダウンロード」をクリックすると、インポートしたオフラインコンバージョン全件の結果をCSVファイルで確認可能
- 通貨コード（テンプレートファイル）
参考：代理店・広告主向けコンバージョンのインポート機能の提供｜Yahoo!広告
インポート機能の注意点
インポート機能は、リリース日（8月3日）に広告管理画面で確認できる予定ですが、インポート後、レポートにコンバージョンが計上されるまでは最大48時間かかるとされています。
また、インポート機能を活用する際は、「自動タグ設定」が必要です。
これらの点に注意しておきましょう。
まとめ
今回は、Yahoo!広告のディスプレイ広告に新しく追加されるコンバージョンのインポート機能について紹介しました。
来店や実店舗での購入など、Webサイト以外で発生したコンバージョンを取り込むことで、広告配信が最適化され、効果の向上が見込めるでしょう。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。
