ユーザーから問い合わせの電話を受ける際に、どの広告を見て電話をかけてきたかを知りたくないでしょうか。
このような広告やキーワードの情報については、Google広告の電話コンバージョン機能で把握することができます。
本記事では、Google広告の電話コンバージョンを計測するメリットと計測方法について解説します。
Google広告の電話コンバージョンとは?
Google広告の電話コンバージョンとは、広告をきっかけに電話をしたユーザーの検索キーワードやクリックした広告文を把握する機能です。
この電話コンバージョンには、2つのカウント方法があります。
- 広告の電話番号をクリックした数
- 電話番号をクリックして通話した数
Google広告の電話コンバージョンを計測するメリット
Google広告の電話コンバージョンを計測するメリットは3つあります。
- 通話となったキーワードや広告の情報がわかる
- 広告の費用対効果の改善につながる
- 機械学習により自動で広告設定の最適化ができる
それぞれのメリットを解説します。
通話となったキーワードや広告の情報がわかる
Google広告の電話コンバージョン計測をおこなうと、広告経由での電話問い合わせや、電話の予約状況を確認できます。
このことによって、多くの電話コンバージョンに関連しているキーワードや広告情報がわかり、広告運用の改善に役立ちます。
広告の費用対効果の改善につながる
Google広告の電話コンバージョン計測によって、広告の費用対効果が分析できます。
費用対効果の高いキーワードやキャンペーンなどに予算を集中すれば、広告の費用対効果の改善に役立つでしょう。
機械学習により自動で広告設定の最適化ができる
Google広告には、コンバージョンに至ったユーザーのデータを機械学習して、広告設定を自動で最適化する機能が備わっています。
Google広告の電話コンバージョンを計測すれば、電話をかけてきたユーザーの情報に合わせた広告設定の自動最適化が可能となります。
4つの計測方法
Google広告の電話コンバージョンを計測する方法は4種類あります。
それぞれの特徴を理解して、どの計測方法が適しているかを選びましょう。
- 電話番号アセット
- 専用転送電話番号
- モバイルサイトの電話番号
- 電話専用広告
電話番号アセット
電話番号アセットを利用すると、Googleのリスティング広告に会社や店舗の電話番号を表示できます。
広告からすぐに電話できるのがメリットですが、電話番号をクリックした回数をコンバージョン数として計測するため、実際の通話数が把握できないデメリットもあります。
専用転送電話番号
Google広告の専用転送電話番号とは、Googleが発行する電話コンバージョン計測用の番号です。
ユーザーがこの電話番号に電話をかけると、自動的に自社の電話番号に転送されるので、コンバージョン計測がしやすいですが、ユーザーによっては転送番号に不信感を抱く可能性もあります。
モバイルサイトの電話番号
Google広告のコンバージョンタグをモバイルサイトに追加すると、サイト内の電話番号をクリックした回数が計測できます。
但し、この機能で計測できるのは実際の通話ではなく、電話リンクにクリックしたデータのみなので、実際の通話数とズレが生じることもあります。
電話専用広告
電話に特化した電話専用広告は、広告をクリックすると直接電話発信ができます。
すぐに通話ができる点から、緊急性の高いビジネスに有効ですが、Webサイトにアクセス誘導できないのがデメリットです。
それぞれの通話計測の設定方法については、通話コンバージョン トラッキングを設定する方法をご確認ください。
まとめ
Google広告の電話コンバージョンを計測するメリットと計測方法について解説しました。
Google広告の電話コンバージョンの分析は、緊急性の高いサービス業種のコンバージョン数アップに大きく貢献しますので、ぜひ積極的に取り入れてください。