多くのユーザーは何かをリサーチする際、YouTubeやDiscover、Gmailなどを含めた複数のプラットフォームを使用しています。
そして、そのうちの91%が新しい商品やサービスを見つけた直後に行動を起こしていることがわかっています。
そのため、ユーザーが行動を起こそうとするタイミングを捉えた上で、広告表示を行うことが重要です。
今回の記事では、Googleが先日リリースしたファインド広告の新しい機能についてご紹介します。
ファインド広告の新機能について
Googleのファインド広告に追加された新機能は下記の3つです。
- 「商品フィード」の利用範囲拡大
- 「商品単位のレポート」と「データドリブン アトリビューション」の追加
- 「コンバージョン リフト測定テスト」の追加
それぞれ解説します。
「商品フィード」の利用範囲拡大
ファインド広告には、カルーセルやスクエア、ポートレートなどさまざまなレイアウトが用意されており、これらを利用して効果的な広告作成ができるようになっています。
今回、ファインド広告を使っているすべての広告主に向けて「商品フィード」の利用範囲が拡大されました。
これにより、ユーザーの興味や関心、検索意図に基づいた商品・サービスの表示が可能です。
例えば、雑貨などを販売している場合、「Google Merchant Center」のカタログにある魅力的なライフスタイル画像や短いテキストを利用して、より高い関連性の広告が配信できます。
また、「動画アクションキャンペーン」と組み合わせれば、YouTubeでコンテンツを視聴しているユーザーに向けたエンゲージメント促進につながります。
ファインド広告の商品フィードをうまく活用することで、広告の関連性とユーザーの反応に大きな効果が期待できるでしょう。
「商品単位のレポート」と「データドリブン アトリビューション」の追加
データを活用して効率的に成果を上げるためには、充実した内容のレポートと効果的な測定が欠かせません。
2023年3月中にリリース予定の「商品単位のレポート」では、商品フィードに表示された「Google Merchant Center」のカタログアイテムのパフォーマンスを、表示回数やクリック数といったさまざまな指標を参照にしながら確認することができます。
例えば、商品を幅広く取り扱っている小売業の場合、ユーザーからの関心を集めている商品のタイプを確認することでより適切なビジネスが可能です。
加えて、今後は、「データドリブン アトリビューション」(DDA)を使って「Google エコシステム」にあるキャンペーンのパフォーマンスを正確に把握できるようになります。
この機能では、コンバージョンに対する貢献度がユーザーの広告への反応に基づいて割り当てられ、アカウントデータによってビジネス目標に最も大きな影響を与えるキャンペーンを特定します。
このような分析情報と自動入札戦略とを組み合わせることで、コンバージョン増加が期待できるでしょう。
「コンバージョン リフト測定テスト」の追加
昨年リリースされた「コンバージョン リフト測定テスト」を利用し、ユーザーまたは地域に基づいたコンバージョンの増加測定をすることで、キャンペーンによる効果が把握できます。
ファインド広告と動画アクションキャンペーンの両方を運用している場合は、「地域に基づくコンバージョン リフト測定」を使って両方の効果を合わせた効果の測定が可能です。
まとめ
今回の記事では、Googleが先日リリースしたファインド広告の新しい機能について紹介しました。
3つの機能追加によって、かなり使いやすくなったのではないでしょうか。
今後の広告運用にぜひお役立てください。