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Googleアナリティクスの使い方について解説【基本編】

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Googleアナリティクス 使い方

WEBサイト解析で必須ツールの一つ、Googleアナリティクス。

結論、どの検索エンジンやSNSから流入して、どこのページを閲覧し、お問い合わせに繋がったのかがわかる解析ツールです。WEBマーケティングを行う上で、サイトにGoogleアナリティクスを使用していない場合、言語道断と言えるでしょう。

WEBサイト経由からお問い合わせを増やすには、闇雲に今のサイトをリニューアルするだけでは意味がありません。デザインに拘るあまり、WEBサイト制作の本質を忘れると、無駄なコストとなってしまうことも。

サイト制作をするにあたって、業者にもよりますが制作費に100万円近く掛かります。ページをリニューアルするにしても、数値的根拠を元に制作会社へ依頼したいですよね。

Googleアナリティクスで計測をしていれば、成果拡大に向けたページ改修が可能。WEBサイトをリニューアルしていくにあたって、数値的根拠をもとに、お問い合わせ増加に向けた動線設計ができます。

  • デザインにかなり拘ったけど、思った以上に問い合わせ数が増加しなかった
  • 動画や画像とかを取り入れて、「映え」を意識したのに購入数が増えない
  • どんなユーザーがアクセスして反響があるのかがわからない
  • お問い合わせを増やすサイトにしたいけどGoogleアナリティクスを用いてどこを見ればよいかがわからない

WEB担当者初心者の方ほど、上記のお悩みを持たれる方は多いはずです。このような事態にならないように、Googleアナリティクスの設置と解析を実施していく必要があります。

そこで今回は、Googleアナリティクスの導入から基本的な使い方についてまとめてみました。これからGoogleアナリティクスを用いて解析を行いたい方やサイトリニューアルを考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

Googleアナリティクスの応用編はこちら!
Googleアナリティクスの使い方について解説【応用編】

1.Googleアナリティクスとは?

上記にも書きましたが結論、どの検索エンジンやSNSから流入して、どこのページを閲覧し、お問い合わせに繋がったのかがわかる解析ツールです。業界内では、Googleアナリティクスのことを「GA」と略称しております。

WEBマーケティングは一攫千金を狙えるものではありません。テレビCMのように、「WEB広告を配信したり、SNSでバズったりしたから、電話が鳴り止まない…。」ということは存在しません。WEBマーケティングとは、PDCAサイクルを回すことで徐々に成果を挙げていくものです。

本記事を閲覧されている方は、リスティング広告を既に配信していたり、SEO施策に力を入れている方が多いでしょう。しかし、これらの施策はサイトへの流入母数を底上げするための施策です。

リスティング広告であれば、管理画面、SEOであればサーチコンソールのデータを見れば、サイトへアクセスする前の情報を把握可能です。しかし、サイトに入ってからの解析はGoogleアナリティクスを用いなければ、どのページを閲覧しているのかであったり、問い合わせに寄与したページの内容がわかりません。

PDCAサイクルを回すためにも、Googleアナリティクスを用いた解析を進める必要があります。

従来のGoogleアナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)は2023年終了

従来のGoogleアナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)は2023年7月に終了します。

通称、「UA」と言われる旧バージョンから、「GA4」と呼ばれるものにアップデートをし続ける必要があります。解析ができなくなる前に、GA4への移管を進めていきましょう。

GA4の移管については、公式のヘルプページで解説がされています。
非常に簡単に移行ができるので、ご参照ください。
Googleアナリティクスヘルプ|[GA4] Google アナリティクス 4 に切り替える

2.Googleアナリティクス(GA4)の使い方・見るべき基本指標

Googleアナリティクスはあらゆる角度で分析ができる有能ツールです。しかし、見るべき指標が多い故に、慣れていない方は、「どこを見ればよいかがわからない…。」という方が多いのも、弊社のお客様でもお聞きします。

また、GA4に切り替わったことで、よりわかりづらくなったとお困りの方はさらに多くなったと言えるでしょう。

解析を進める上で、大事なのは、一番重要視するデータから遡ることが大事です。例えば、ECサイトであれば、売上の数字を確認して、サイトへの流入数が悪いのか、サイトの動線が悪いのか等を判断しましょう。

以下に、初心者が最初に見るべきGoogleアナリティクスの基本指標についてまとめて見ました。ぜひ、今すぐGA4を開いて解析を進めてみてください。

収益化

Google Analytics4

特にECサイトを用いて計測をしている方は収益化を欠かさず見るようにしましょう。集客とエンゲージントは、基本的に毎日見る習慣を作ることが大事です。

収益化はサイトが生み出した売上と利益の結果がわかる数値になります。ECサイトで運用中という方は、売上が順調に伸びているかどうかを毎朝確認するようにしてください。

売上利益が芳しくない場合は、購入ページに行き着くユーザーの質が悪化していたり、ECサイトを最近立ち上げたばかりという方であれば、サイトの導線がうまくいっていない可能性が考えられます。

収益化を見て良いか悪いかを数字ベースで確認し、「なぜ良いのか?」、「なぜ悪いのか?」を掘り下げていくようにして、後にご説明する集客、エンゲージメントを見ていきましょう。

集客

Google Analytics4

集客は定期的にみないといけない項目の一つです。

なぜなら、WEBサイトが存在する目的は、「お問い合わせ」や「購入数」を増やすためにあるからです。

例えば、SEO経由でCV数が多いのであれば、流入元を分析して、より良いところはとことん伸ばしたり、悪化傾向に走っているものは、改善施策を実施したりするための指標にすることが可能です。同様に広告やSEO、SNS経由でのCV数を各ファネルでわかるので、どこのファネルを優先度を挙げて改善施策を考えるべきかといった指標が出来上がります。

例えば、SEO、SNS、広告からの流入があって、SEO経由でのCV数が悪化している場合、成果に寄与していたページを悪化した月次で比較を実施。悪化要因のインパクトが大きいページのアクセスが落ちていれば、SEOの順位が落ちていることがわかります。特定のページをサーチコンソールで計測をして、何のキーワードでアクセスが減少し、CV数が減少したのかがわかれば、SEO対策に向けた施策を練ることができます。

サイトに流入しなければ、インターネット経由でお問合せを増やすことはできません。認知を拡大するために、ディスプレイ広告やコンテンツマーケティングを実施している方は、サイトの流入母数を拡大できているかどうかを、定期的に確認する指標にしましょう。

エンゲージメント

Google Analytics4

GA4になってから出現したエンゲージメント。この指標は、UAの時に存在した「行動」とほとんど同じものです。

「サイトにたくさん流入したのは良いけど、肝心なページを見ているの?」と気になる方は多いでしょう。ユーザーの動きを把握するためにも、エンゲージメントを定期的に確認する必要があります。

GA4のエンゲージメントを見れば、ユーザーがサイトに流入してからの閲覧ページ数や離脱ページを把握可能。CV数に貢献したページも確認できます。

また、GA4では、ページのスクロール率や、内部リンクのクリックイベントを計測するなどの解析もできるように進化しました。ユーザーとページのマッチ度も数字で測れる優良ツールと言えるでしょう。

リスティング広告を用いてたくさんの流入数を稼いだものの、お問合せが全く増えない理由は、ページの要因が大きいケースが考えられます。Googleアナリティクスのエンゲージメントを用いて、CV増加に繋がるように解析を進めていきましょう。

ユーザー属性とテクノロジーは毎日見なくてOK

Google Analytics4

ユーザー属性とテクノロジーは、WEBサイトを変えたり、WEB広告のターゲットなどを変えない限りは、毎日見なくてもよい項目です。

1ヶ月に1回、もしくは、3ヶ月に1回の頻度で、ターゲット層がページをアクセスしているのか、CVRが高いユーザーを集められているかを確認するようにしましょう。

3.Googleアナリティクスを用いた分析事例について

①マス広告によるブランド認知施策×SEO対策

企業認知やブランド認知の施策として、テレビCMなどを用いたマス層を狙った広告を検討されている方はGAでのアクセス解析が有効です。

テレビCMは実際に反応があったユーザー数を数字で測ることはできません。番組の視聴率ぐらいしかわからないため、ビジネスとして有用できるものとは言えないですよね。

しかし、WEBサイトやLPといった受け皿を予め用意し、テレビCMなどを用いた認知拡大を行うことで、実際にGoogleやYahoo!を通して検索をするユーザー数を計測可能。テレビCMを公開する前後の違いでアクセス数比較ができます。

実際の購入数とSEOや各SNSなどのアーンドメディア経由でのアクセス数、テレビCMの予算を計算すれば、1件当たりの獲得単価を把握できます。効果面を数字ベースで把握できれば、次回の施策に向けた改善にも繋がりますよね。GAを用いることでビジネス拡大における役割を担うことができるのです。

②WEB広告施策の効果計測

Googleアナリティクスがあれば、ユーザーがWEBサイトに流入し、どのページを閲覧し、最終的にお問い合わせに至ったかなどの行動データを計測できます。

WEB広告の管理画面だけでは、ページ流入後のアクセスを把握することはできないためです。検索エンジンの表示掲載に関しては、管理画面で把握できますが、サイト流入後はGoogleアナリティクスを用いて計測する必要があります。

具体的な活用方法として、WEBサイトをリニューアルするとなった際、ランディングページ流入後の閲覧ページを把握すれば、WEBサイトリニューアル時に、必要となるページか、不要となるページかなどの判断を数値ベースで確認ができます。

また、離脱率が高いページをできるだけ流入させない等の工夫の原点となる数字を把握できるのがGoogleアナリティクスなのです。

③ページ動線設計施策

GA4ではページ単位でスクロール率を把握することが可能です。

スクロール率が低いページということは、閲覧ユーザーが望むページになっていない、もしくは見づらいページとなっていて離脱しているといったことが考えられますよね。

縦長のランディングページを用いる際、どこまでユーザーがスクロールをしているのかが気になるもの。しかしGoogleアナリティクスを用いれば、ページの動線設計を見直す上でのヒントとして活用できます。

WEB広告での配信だけでなく、SEO対策を始めとするデジタルマーケティングの施策を打っている方は、Googleアナリティクスを用いてページ修正などにも手掛けていきましょう。

④WEBサイトアクセスユーザー解析×新商品開発

Googleアナリティクスでは、どこのページが沢山閲覧されたかを把握できます。

ページの閲覧数を把握できるということは、市場におけるユーザーが望むページということを表すと考えてよいでしょう。新しい商品を企画したいという方であれば、ユーザーが望むものをWEBサイトのアクセスで解析及び開発に進めることができます。

例えば、ECサイトであれば、どの商品が一番アクセスがあったかなどを把握可能です。その際、性別や年齢層、地域などのデータを出し、閲覧数が多いページ、即ち、人気のあった商品ページの特徴をリサーチして、上位互換の商品をリリースするかどうかの判断が可能です。

商品の特徴を整理して、新しいブランド、商品を導き出すヒントにもなると言えるでしょう。

4.Googleアナリティクス導入時に気をつけるべきこと

IPアドレスの除外設定

Googleアナリティクスの設定を進める上で忘れがちなのが、関係者のアクセスの除外。企業担当者の場合、検索窓に企業名を打ち込んでページを開く回数は、一般ユーザーよりも多いはずです。

Googleアナリティクス上で、なるべく正確な数字を計測するために、IPアドレスの除外を予め行うようにしましょう。

サーチコンソールとの連携

IPアドレスに加えて、設定をしないといけないのがサーチコンソール。業界では「サチコ」と略称されています。

サーチコンソールは、ユーザー側で、どのような検索キーワードで調べてサイトに流入しているのかを把握可能です。ターゲットキーワードで流入ができているのかどうかや、検索エンジン内でインデックスされているかどうかがわかります。

コンテンツマーケティングに力を入れている企業担当者の方は、Googleアナリティクスとサーチコンソールの連携も忘れないように実施しましょう。

5.リスティング広告におけるGoogleアナリティクスの役割とは?

既にGoogle広告の運用を実施している方であれば、管理画面の数値だけわかれば問題ないと考える方は多いのではないでしょうか?レポートの数字だけ見れば良いという方も少なくないでしょう。

しかし、リスティング広告を配信している、もしくはこれから配信を考えている方は、Googleアナリティクスの設定も同時に進めていくことが重要です。

Google広告における計測はサイトに流入する前までの計測なら可能。Googleアナリティクスを用いなければ、どのようなユーザーがどのページを広告経由で回遊しているのかなどを把握することができないからです。

リスティング広告だけに限らず、SEO対策も同様に、Googleアナリティクスを用いなければ、サイトを改修するにあたって、論点がずれてしまう可能性があります。WEBサイト経由でお問い合わせを増やしていくのであれば、導入は必須と言えるでしょう。

サイトに流入を集めているのにお問合せ数が向上しない主な原因は、WEBサイトの構成がユーザーにとって向いていなかったり、ボタンが見づらい箇所にある故に、ページから離脱するといったことがあります。

しかし、根拠を持って立証するにはGoogleアナリティクスなくして検証はできません。PDCAサイクルを回すためにも、Googleアナリティクスは導入を進めるようにしていきましょう。

6.まとめ:Googleアナリティクス導入はWEBマーケティングでは不可欠

リスティング広告に限らず、SEO対策やSNS運用といったデジタルマーケティングの戦略を検討中という方は、Googleアナリティクスの導入も進めていくことが重要です。

WEBサイト経由からお問い合わせを増やすには、リスティング広告であればキーワードの入札調整、SEO対策であればターゲットキーワードで検索上位に表示させるなどの施策がありますが、闇雲に施策を実行するだけでは成果拡大には繋がりません。

WEBサイトリニューアルを考えているという方の場合、デザインに拘るあまり、ついつい本質を忘れてしまうことも。無駄なコストを支払うことになってしまいます。

  • デザインにかなり拘ったけど、思った以上に問い合わせ数が増加しなかった
  • 動画や画像とかを取り入れて、「映え」を意識したのに購入数が増えない
  • どんなユーザーがアクセスして反響があるのかがわからない
  • お問い合わせを増やすサイトにしたいけどGoogleアナリティクスを用いてどこを見ればよいかがわからない

このような事態になる前にGoogleアナリティクスを導入し、PDCAサイクルを回していきましょう。

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