2023年4月17日、GoogleはGoogle広告において、Googleアナリティクス4プロパティ（以降GA4と称する）のコンバージョンインポート機能をアップグレードしました。
本記事では、今回のアップグレード詳細をわかりやすく丁寧に解説していきます。
従来までの仕様
従来のGA4からインポートされるコンバージョンデータは、Google広告で選択したアトリビューションモデルに基づいた計測データでした。
そのため、Google広告以外で最終クリックされた情報はコンバージョンにインポートされず、広告主の大きな悩みとなっていました。
アップグレード内容について
従来のシステム問題を解決するために、GoogleはGoogle広告におけるGA4のコンバージョンインポート機能をアップグレードしました。
このアップグレードによって、GA4のコンバージョンの最終クリックがGoogle広告に関わらず、割り当てられたGoogleクレジットのコンバージョンの一部すべてがGoogle広告にインポートされるようになります。
ただし、これはインポートしているコンバージョンアクションのアトリビューションモデルがデータドリブンアトリビューション（以降DDAと称する）に設定しているのが条件です。
アップグレードで期待できること
今回のコンバージョンインポート機能のアップグレードによって、コンバージョン数の増加と自動入札の精度向上が期待できるでしょう。
また、この発表はGoogle広告の新規コンバージョンのアトリビューションモデルであるDDAへの移行を推し進める仕様変更ともいえます。
DDAを推し進めることで、コンバージョンについての情報精度が高まり、各チャンネルの予算の最適化や認知目的の広告に予算を分配しやすくなるでしょう。
まとめ
Google広告におけるGA4のコンバージョンインポート機能のアップグレード詳細を解説しました。
現在、Google広告の新規コンバージョンのアトリビューションモデルはデフォルトでDDAが適用されています。
しかし、使用率の低いアトリビューションモデルの廃止もいくつか決まっているので、現段階でDDAを導入するメリットはそこまで大きくありません。
本記事の情報を参考に、今後のGoogleの動向に注目して頂ければ幸いです。
