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アナリティクスのユーザー属性レポートとYDNの年齢・性別を確認してみた《Google Analytics》

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こんにちは。年度末になり、広告についても今年度の振り返りや来年度の取り組みを考える機会が増えてきましたね。私もお客様とのお打合わせでリスティング広告の管理画面やGoogleアナリティクスを確認することが増えているのですが、先日「年齢や性別レポートってYDNとGoogleアナリティクスでどれくらい差が出るんだろう」という話題があがりました。

そこで今日は、YDNでブロード配信を行った場合、YDNのレポートとGoogleアナリティクス上でそれぞれどのようにデータが分類されるのかを調べてみました。あくまで一例ですが、御覧ください。

前提

今回は2017年2月にとあるメーカーさんのキャンペーンでブロード配信を実施した際の、YDNのクリックと、Googleアナリティクスのセッションを比較しました。
YDNについては、1つのキャンペーンで広告グループを3つ作成し、それぞれに異なるクリエイティブを入稿してありますが、デバイスや入札単価は全て同じです。(※地域のみ設定でブロード配信)

入稿時に専用のパラメータを付与してあるので、今回はそのパラメータを元にGoogleアナリティクスでは数値を拾っています。
それではまず、性別からみてみましょう。

性別の比較

まずはまとめた結果をご覧ください。


Googleアナリティクスの不明が39.1%もいて男女比を比較しにくいため、不明を除いて再集計してみましょう。

YDNは7:3で男性が多くなり、Googleアナリティクスではその差が約10%にとどまるなど、男女比に大きな開きが出ています。
また、不明層がYDNでは全体の11.4%にとどまっているのに対し、Googleアナリティクスでは39.1%が不明と判断されているのも興味深いですね。

GoogleとYahoo!でデータの収集方法が異なるので数値の乖離は当然かもしれませんが、このデータを見る限り、どちらが本来の性別を表しているのかを判断するのは難しい気がします。

年代の比較

次に年代の比較を見てみましょう。
ちなみに、YDNのレポートでは年代は、『12-14』『15-17』『18-19』『20-21』『22-29』『30-39』『40-49』『50-59』『60-69』『70~』とかなり細分化されますが、Googleアナリティクスでは『18-24』『25-34』『35-44』『45-54』『55-64』『65+』と分類されます。
今回はGoogleアナリティクスに合わせるため、YDNのレポートの『22-29』『30-39』『40-49』『50-59』『60-69』のクリック数を2で割り、Googleアナリティクスの年代に当て込んで集計しました。


こちらも不明そうが多いので、不明を除いて再集計してみます。

とりあえず年代はなんとなく似た分布となりました。商材的に30代~50代の年齢層が増加しているのも納得です。

しかし今度はYDNの不明クリックが70%近くあり、年代と性別の取得方法も違いそうだな、という推測ができますね。ただし、分布の割合も近いことから、本件については年代は少し信頼しても良いかも、という印象です。

まとめ

どんな違いが出るのかな、と少しわくわくしながら集計していたのですが、性別と年齢の不明層がYDNとアナリティクスで逆転するなど、正直分析、検証する意味はないデータとなってしまいました。

とはいえ、年代や性別のターゲティングやアクセス解析での分析は、商品やサービスのターゲットが明確になっているクライアントの場合、特に気になる指標であることが多いですよね。
今回ご覧いただいて分かるように、性別や年代のレポートはあくまでもYahoo!やGoogleが判断している情報なので、鵜呑みにせず、傾向として利用することが大切です。
また、GoogleアナリティクスのデータはGoogleAdWordsのディスプレイ広告でリストを利用することはできるので、『アナリティクス上の男性はコンバージョン率が良い』ということが明確なのであれば、利用する価値は十分にあります。

リスティング広告、アクセス解析に限らず、数値の意味と利用する優先順位などを上手にプランニングできる営業、運用者を目指したいですね。

 

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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