2025年4月2日、Yahoo!広告に「ファビコンアセット」という注目の新機能が追加されました。
検索広告の視認性向上がますます求められる中、ブランドイメージの強化やクリック率(CTR)の向上を狙う広告運用者にとって、見逃せない機会となるでしょう。
この記事では、この新機能の概要や活用のポイント、注意事項を解説します。
ファビコンとは?
ファビコンは、Webサイトのタブやブックマーク、検索結果などに表示される小さなアイコンです。

多くの場合、企業やブランドのロゴが用いられ、ウェブサイトの視認性向上やブランド認知の強化に貢献します。
ファビコンは以下のような場面で目にすることがあります。
- ブラウザのタブに表示される小さなアイコン
- スマートフォンの検索結果で、サイト名の横に表示されるロゴ
- ブックマークの一覧に表示されるロゴマーク
インターネットを利用する中で、多くの方が一度は目にしているはずです。
Yahoo!広告の「ファビコンアセット」とは?
新たに搭載されたファビコンアセット機能では、検索広告のテキスト広告にブランドロゴを表示できます。
ファビコンアセットの特徴は以下の通りです。
- 表示位置: 広告見出しの左側
- 推奨サイズ: 1:1の正方形(128ピクセル×128ピクセル以上)
- 対応形式: JPG、PNG
- 管理: キャンペーン単位で設定可能
Google広告の「ビジネス名とロゴアセット」と同様に、この機能を活用することで、広告の視覚的な訴求力が高まり、クリック率の向上が期待できます。
広告管理ツールでの設定手順は、Yahoo!広告 検索広告のファビコンアセットについてをご参照ください。
メリットと活用のポイント
ファビコンアセットを活用することで、次のようなメリットが期待できます。
- 視認性の向上: 広告枠内でロゴが際立ち、ユーザーの目を引きつけやすくなる
- ブランド認知: アイコンを通じて企業やサービスの印象を効果的に伝えられる
- CTR向上: 他の広告との差別化が進み、クリック率の改善が見込める
- 信頼感の醸成: ロゴ表示によって、広告に公式感や安心感を付与できる
活用のポイントは以下の通りです。
- 高解像度かつシンプルなロゴを使用する:視認性を高める
- ブランドカラーを活かしたアイコンにする:ユーザーの記憶に残りやすい
- キャンペーン単位でのA/Bテストを実施する:効果的なロゴやデザイン表示方法をみつける
注意事項
ファビコンアセットを利用する際には、以下の点に留意しましょう。
- 関連性: 広告のリンク先ウェブサイトに記載されている会社名、ブランド名、サービス名、またはキャンペーン名と明確に関連するロゴ、あるいはそのサイトのファビコンで使用されているキャラクターを使用する
- 第三者のサイトの場合: 広告のリンク先が第三者のウェブサイトである場合は、そのサイトのサブドメイン(サブドメインが存在しない場合はドメイン)に関連するロゴ、またはサイトのファビコンで使用されているキャラクターを使用する
- 権利: 第三者のロゴやキャラクターを使用する際には、事前にその権利者からの許諾を得ている
まとめ
ファビコンアセットの導入は、検索広告の差別化において新たな重要な一手となるでしょう。
すでにブランドロゴをお持ちの企業であれば、比較的容易に導入できるこの機能。
早期に活用し、クリック率やコンバージョンへの影響を検証することで、一歩先の広告運用を実現できるかもしれません。