SNSアカウントの運用中、突然の「アカウント停止」メッセージが来た経験はありませんか?
その緊急性を装う通知に、反射的にリンク先をクリックしそうになった方もいるかもしれません。
しかし、その通知はあなたが運用するアカウントを狙う巧妙な詐欺かもしれません。
今回は、SNS広告運用者の方が陥りやすいアカウント停止詐欺の手口と対応ポイントをわかりやすく解説します。
SNSの乗っ取り詐欺が横行中
最近、InstagramやFacebookをはじめとする多くのSNS担当者の間で、以下のような詐欺メッセージが送られる事例が横行しています。
- あなたのFacebookページは24時間以内に無効になります
- あなたがコミュニティの基準に重大に違反しています
あたかも公式からの警告のようなDMが突然届いたら、すぐに確認しなければという気持ちになりますよね。
これらのDMは、受け取った人の不安や焦りを巧みに利用して、偽のリンクへ誘導し、アカウント情報を盗み取ろうとする悪質な手口です。
冷静さを失い、慌ててリンク先へアクセスしたり、企業情報を入力してしまうと、そこからアカウントが乗っ取られ、悪用されてしまう危険性があります。
乗っ取り防止のために気を付けたいポイント

SNSアカウントの乗っ取りは、大切な情報やつながりを失うだけでなく、悪用されて深刻な被害につながる可能性があります。
未然に防ぐために、特に以下の3つの重要なポイントを押さえておきましょう。
- URLに遷移しない
- ドメインを確認する
- 二段階認証を利用する
それぞれ解説します。
URLに遷移しない
乗っ取りを防ぐ最大のポイントは、記載されているURLには絶対にアクセスしないことです。
もし安易にアクセスしてしまうと、アカウント名やメールアドレス、パスワードなどの重要な情報を入力させられ、瞬く間にアカウントは乗っ取られ、悪用されてしまうでしょう。
ドメインを確認する
送られてきたメッセージの送信元を確認することも極めて重要です。
InstagramやFacebookの公式からの連絡は、原則として以下のドメインのメールアドレスから送信されます。
- @facebookmail.com
- @mail.instagram.com
これらのドメイン以外から届いたメッセージは、詐欺の可能性が非常に高いので、リンクには触らず、すぐにメッセージを削除しましょう。
二段階認証を利用する
アカウントの乗っ取りを強固に防ぐために、二段階認証は必ず設定しておきましょう。
二段階認証を設定しておくと、パスワードだけではログインできなくなります。
ログイン時には、SMSに送られるコードの入力や専用の認証アプリからのログインコードの入力などが必要となるため、第三者による不正なアクセスを強力に阻止できます。
まとめ
SNSアカウントの乗っ取りは企業の信頼を揺るがし、顧客に深刻な被害をもたらす可能性があります。
大切な企業ブランドと顧客を守るために、今回の重要なポイントを対策に組み込みましょう!