介護施設のSEO対策とは、入居や利用を考えるご家族と、そこで働きたい人の両方に、検索から施設を見つけてもらうために公式サイトを整える取り組みです。
費用や見学の流れ、職員の声など、ご家族と求職者が知りたいことを公式サイトに正しく載せることが要になります。本記事では、施策と表示のルール、Web担当者が最初に進めることを解説します。

この記事でわかること
- 介護施設のSEO対策の考え方と、施設を見つける2つの入口
- ご家族の探し方に合わせたページと、押さえる6つの施策
- 介護保険の基準と有料老人ホームの告示で守る表示のルール
- 検索広告との使い分けと、最初の3か月の進め方
なお、施設の公式サイトから見学の相談や応募を増やしたい方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
施設の種類と今の相談・応募の入り方を伺い、公式サイトと広告をあわせた集め方を一緒に整理します。

カルテットのSEOコンサルティング
問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。
介護施設のSEO対策とは?家族と求職者が施設を見つける2つの入口

この章でわかること
- 定義①|介護施設のSEOは「入居・利用の相談」と「採用」の入口を作る取り組み
- 定義②|探すのは本人より、ご家族やケアマネジャー
- 定義③|公表システムや紹介サイトの情報と食い違わせない

介護施設の公式サイトには、入居や利用を考えるご家族と、そこで働きたい人という、目的の違う2種類の人が訪れます。
それぞれに入口となるページを作り、施設の情報をほかの掲載先とそろえることが、介護施設のSEOの土台です。
定義①|介護施設のSEOは「入居・利用の相談」と「採用」の入口を作る取り組み
SEO対策は、Googleなどの検索で、施設のページを見つけてもらいやすくするための取り組みです。
介護施設の場合は、見学や入居の相談につながるページと、職員の応募につながるページの2つを、別々の入口として考えます。
「〇〇市 特養 費用」で検索するご家族と、「介護職 夜勤なし」で検索する求職者では、知りたいことがまったく違うためです。
1つのページに両方を詰め込まず、入居・利用のページと採用のページを分けて作ると、どちらの人にも中身が伝わりやすくなります。
介護施設のSEOは、入居の相談と採用の2つの入口を、別のページとして作るところから始めましょう。
定義②|探すのは本人より、ご家族やケアマネジャー
施設を探して検索するのは、介護を受けるご本人より、子どもや配偶者などのご家族であることが多くあります。
また、在宅のケアマネジャーや病院の相談員が、退院後の行き先や短期入所の受け入れ先を探して施設のサイトを見ることもあります。
ご家族には費用や1日の過ごし方を、ケアマネジャーや相談員には受け入れの条件や医療的なケアへの対応を、わかりやすく載せておきます。
ページは、ご家族と紹介する専門職の両方が、知りたいことをすぐに見つけられる形にしましょう。
定義③|公表システムや紹介サイトの情報と食い違わせない
介護の事業所や施設の情報は、公式サイトのほかに、国の仕組みでも公表されています。
介護保険法に基づき平成18年4月からスタートした制度で、利用者が介護サービスや事業所・施設を比較・検討して適切に選ぶための情報を都道府県が提供する仕組みです。
引用元:厚生労働省「介護サービス情報の公表制度」
介護サービス情報公表システムは、この制度の情報をインターネットで検索・閲覧できる、厚生労働省の仕組みです。
ご家族やケアマネジャーは、公表システムや紹介サイトと公式サイトを見比べることがあるため、定員や費用、サービスの内容の表記をそろえておきます。
公式サイトを情報の元にして、公表システムや紹介サイトの表記と食い違わないようにしましょう。
介護施設のSEOで押さえる施策

この章でわかること
- 施策①|施設の種類とサービスごとにページを分ける
- 施策②|費用のページで月額の内訳を見せる
- 施策③|見学・相談の流れと空き状況を伝える
- 施策④|ビジネスプロフィールを施設ごとに整える
- 施策⑤|採用のページを入居のページと分けて作る
- 施策⑥|職員の言葉と1日の流れで、施設の中を伝える

ご家族は、施設の種類を知り、費用を比べ、候補を絞り、見学に進むという順に、検索の言葉を変えていきます。
ここでは、その流れに合わせて公式サイトに用意したいページと、社内の素材で進められる6つの施策を紹介します。
施策①|施設の種類とサービスごとにページを分ける
特別養護老人ホーム、グループホーム、デイサービス、短期入所など、複数のサービスを持つ法人は、サービスごとにページを分けます。
それぞれのページには、対象となる方、受けられるサービス、定員、利用までの流れを、そのサービスに合わせて書きます。
「老人ホーム 種類 違い」のように調べ始めたご家族に向けて、法人のサービスの違いを1ページで見比べられる案内を置くのも役に立ちます。
サービスごとにページを分け、対象の方と利用までの流れを、そのサービスの言葉で書きましょう。
施策②|費用のページで月額の内訳を見せる
ご家族が比べる段階で一番知りたいのは、月々にどのくらいかかるかです。
費用のページでは、居住費、食費、介護保険の自己負担、そのほかの費用など、内訳がわかる形で月額の目安を示します。
介護保険の負担割合や所得によって金額が変わる場合は、その条件と、詳しくは相談で確かめられることを書き添えます。
費用は総額だけでなく内訳と条件を示し、ご家族が自分の場合を想像できるようにしましょう。
施策③|見学・相談の流れと空き状況を伝える
候補を絞ったご家族は、見学の予約のしかた、見学でわかること、申し込みまでの流れを確かめに来ます。
電話と予約フォームの両方を用意し、見学にかかる時間や、持っていくとよい書類も書いておくと、問い合わせのハードルが下がります。
空き状況を載せる場合は、「〇月〇日時点」と日付を書き、変わったらその日のうちに直します。
見学までの流れを具体的に書き、空き状況には日付を添えましょう。
施策④|ビジネスプロフィールを施設ごとに整える
Googleビジネスプロフィールは、Google検索やGoogleマップに表示される施設の情報を、事業者自身が無料で管理できるサービスです。
ローカル検索結果は、主に関連性、距離、知名度に基づいて表示されます。これらの要素を組み合わせて、最適な検索結果が表示されます。
引用元:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」
複数の施設を持つ法人は、施設ごとにプロフィールを整え、住所・電話番号・受付時間・サービスの種類を公式サイトの施設のページと同じ表記にします。
地図の検索結果の整え方は、MEO対策とはの記事で詳しく解説しています。
ビジネスプロフィールは施設ごとに作り、公式サイトの施設のページと表記をそろえましょう。
施策⑤|採用のページを入居のページと分けて作る
採用のページは、入居・利用のページとは別に作り、職種ごとの仕事内容、勤務の形、資格の有無による違い、教育の仕組みを書きます。
「介護職 夜勤なし」「〇〇市 看護師 特養」のように、求職者は働き方と地域で探すため、その条件をページのタイトルや見出しに入れます。
Googleには「求人情報(JobPosting)の構造化データ」の解説があり、求人ページの情報をGoogle検索の求人の表示に伝える方法が説明されています。
採用のページは、求職者が探す働き方と地域の言葉で、職種ごとに作りましょう。
施策⑥|職員の言葉と1日の流れで、施設の中を伝える
ご家族も求職者も、施設の中でどのように過ごし、どのように働いているかを知りたがっています。
起床から食事、入浴、レクリエーションまでの1日の流れや、行事の様子を、職員の言葉で書くと、ほかの施設との違いが伝わります。
入居者の写真や言葉を載せるときは、ご本人やご家族の同意を得たうえで、顔がわからない写真にするなどの配慮をします。
中小の事業者のサイトの見直し方は、中小企業のホームページ改善の具体策も参考になります。
施設の中の様子は、職員の言葉と1日の流れで、同意を得た素材だけを使って伝えましょう。

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介護施設が守るべき表示のルール

この章でわかること
- ルール①|介護保険の事業者は、広告を虚偽・誇大にしてはいけない
- ルール②|有料老人ホームは「不当な表示」の告示に沿う
- ルール③|「終身」「最後まで」には条件を書き添える
- ルール④|入居者の写真と声は同意を得て載せる

施設の公式サイトは、検索で読まれるページであると同時に、法令の上では施設の広告や表示にあたります。
ここでは、介護施設のWeb担当者が公開前に確かめたい4つのルールを紹介します。
ルール①|介護保険の事業者は、広告を虚偽・誇大にしてはいけない
介護保険の指定を受けた事業者には、サービスの種類ごとに定められた基準があり、その中に広告についての定めがあります。
指定介護老人福祉施設は、当該指定介護老人福祉施設について広告をする場合は、その内容が虚偽又は誇大なものであってはならない。
引用元:指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準(平成十一年厚生省令第三十九号)第三十一条
訪問介護などの居宅サービスにも、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準第三十四条ほかに、広告の内容が虚偽又は誇大なものであってはならないという定めがあります。
公式サイトの文章も広告にあたるため、「地域一の手厚さ」のような比べようのない言い方や、実際より良く見せる書き方は避けます。
公式サイトの文章も広告として扱い、事実と違う書き方や大げさな書き方を外しましょう。
ルール②|有料老人ホームは「不当な表示」の告示に沿う
有料老人ホームには、景品表示法にもとづく「有料老人ホーム等に関する不当な表示」(平成十六年公正取引委員会告示第三号)があり、表示で誤解を招きやすい点が定められています。
消費者庁が示す運用基準では、不当な表示に当たる例として、次のような表示が挙げられています。
有料老人ホームがその土地又は建物を所有していないにもかかわらず、有料老人ホームの建物の外観の写真のみを表示している場合
引用元:消費者庁「「有料老人ホームに関する不当な表示」の運用基準」
同じ運用基準では、ホームが設置していない近くの施設の写真を載せる場合に、設置者や距離を書き添える例も示されています。
有料老人ホームのページは、建物の権利や施設外の設備まで、運用基準の例に沿って書き添えましょう。
ルール③|「終身」「最後まで」には条件を書き添える
運用基準では、終身にわたって住み続けられるかのような表示の例として、「終身介護」「最後までお世話します。」「生涯介護」「終身利用」などが挙げられています。
こうした表示をするときは、入居者の状態によっては退去や住み替えをお願いする場合があることと、その状態の具体的な内容を書くことが求められています。
ご家族にとって安心につながる言葉ほど、条件の書き漏れがあると誤解のもとになるため、契約の内容と照らして確かめます。
安心を伝える言葉には、退去や住み替えの条件をすぐ近くに書き添えましょう。
ルール④|入居者の写真と声は同意を得て載せる
行事の写真や入居者の声は、施設の雰囲気を伝える大切な素材です。
一方で、写真や言葉は個人の情報にもあたるため、載せる前にご本人やご家族の同意を得て、その記録を残しておきます。
同意が得られない場合は、後ろ姿や手元の写真にする、名前を出さないなどの方法で、伝えたい雰囲気を表します。
入居者が写る素材は、同意を得た記録を残してから載せましょう。
介護施設のSEOでやってはいけないこと

この章でわかること
- NG①|市名だけ変えたページを量産する
- NG②|紹介サイトの文章をそのまま写す
- NG③|「空きあり」を更新せずに出し続ける
- NG④|お礼と引き換えにクチコミを集める

相談や応募を急ぐと、検索や地図のポリシーに反するやり方に手を出してしまうことがあります。
ここでは、介護施設で起こりやすい4つのNGと、その代わりのやり方を紹介します。
NG①|市名だけ変えたページを量産する
送迎や訪問の範囲に入る市町村ごとに、市名だけを入れ替えた同じ文章のページを作る例があります。
大量生成されたコンテンツの不正使用とは、ユーザーをサポートすることではなく、検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成することを指します。
引用元:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」
通える範囲を伝えたいなら、施設のページで送迎や訪問ができる地域を具体的に書くほうが、ご家族の役に立ちます。
地域のページを量産せず、施設のページで通える範囲を具体的に書きましょう。
NG②|紹介サイトの文章をそのまま写す
老人ホームの紹介サイトや求人サイトに載っている施設の紹介文を、そのまま公式サイトに載せるのは避けます。
文章の権利が掲載先にあることもあり、同じ文章が並ぶと公式サイトを読む理由も薄れます。
公式サイトでは、相談員や職員の言葉で、1日の流れや支援の考え方を書き起こします。
公式サイトの文章は、施設の職員が自分の言葉で書いたものを使いましょう。
NG③|「空きあり」を更新せずに出し続ける
問い合わせを増やしたくて、空きがなくなった後も「空きあり」の表示を残しておくのは避けます。
見学に来たご家族や、紹介したケアマネジャーとの信頼を損ない、実際と違う表示として問題になるおそれもあります。
空き状況は日付を添えて載せ、更新の担当者と更新する日を決めておきます。
空き状況は日付を添え、担当者を決めて同じ日に更新しましょう。
NG④|お礼と引き換えにクチコミを集める
地図の検索では、クチコミも施設を選ぶ材料になります。
ただし、Googleのマップのクチコミに関するポリシーでは、クチコミの投稿と引き換えに金銭や割引、無料の商品などのインセンティブを提供することが禁止されています。
お礼の品を渡して頼んだり、満足していそうなご家族だけに頼んだりはせず、どのご家族にも同じようにお願いします。
クチコミは、特典を付けず、どのご家族にも同じ形でお願いしましょう。

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介護施設の検索広告とSEOの使い分け

この章でわかること
- 使い分け①|開設の前や空きが出たときは広告で知らせる
- 使い分け②|広告の検索語句から、ご家族と求職者の言葉を知る
- 使い分け③|広告もページも、同じ表示のルールで確かめる

弊社(カルテット)はリスティング広告などの運用を本業にしている会社で、介護施設の集客でも、検索広告とSEOは役割を分けて考えることをおすすめしています。
検索広告はすぐに届けられ、SEOは時間がかかる代わりに、施設の資産として残ります。
使い分け①|開設の前や空きが出たときは広告で知らせる
新しい施設の開設前や、まとまった空きが出たときのように、急いで知らせたい場面では検索広告が向いています。
広告なら、地域や期間を絞って出せるため、通える範囲のご家族に絞って知らせることができます。
広告の飛び先には、その施設の費用や見学の流れのページを用意しておくと、そのまま相談につながります。
急いで知らせたい場面は広告で受け、飛び先には施設のページを用意しておきましょう。
使い分け②|広告の検索語句から、ご家族と求職者の言葉を知る
検索広告では、検索語句のレポートで、実際にどんな言葉で検索されて広告が表示・クリックされたかを確かめられます。
相談や応募につながった語句を見ると、「医療的なケア」「看取り」「夜勤なし」など、ご家族や求職者が重視している条件がわかります。
そうした言葉をページのタイトルや見出しに使うと、広告を止めた後も検索から見つけてもらえる可能性が広がります。
広告とSEOをあわせて使う考え方は、リスティング広告とSEOを併用するメリットでも紹介しています。
広告で相談や応募につながった言葉を、公式サイトのページづくりに生かしましょう。
使い分け③|広告もページも、同じ表示のルールで確かめる
検索広告の広告文も、公式サイトのページも、介護保険の基準や景品表示法の上では、同じように広告・表示として扱われます。
広告文で「看護師常駐」「24時間対応」とうたうなら、ページの説明と実際の体制もそろっている必要があります。
広告の審査に通ったからといって、内容が基準や告示に沿っているとは限らないため、言葉の確認は施設の側で行います。
広告文とページの言葉は、同じルールで同じ日に確かめましょう。
Web担当者が最初の3か月でやること

この章でわかること
- 3か月①|1か月目は掲載先の情報をそろえる
- 3か月②|2か月目は入居と採用のページを直す
- 3か月③|3か月目は相談と応募の数で振り返る

介護施設のWeb担当者は、相談員や事務の仕事と兼ねていることも多く、使える時間は限られます。
最初の3か月は、作業を3つに絞り、施設長や採用担当から材料を集めながら進めます。
3か月①|1か月目は掲載先の情報をそろえる
1か月目は、公式サイト、Googleビジネスプロフィール、介護サービス情報公表システム、紹介サイトの情報を並べ、住所・定員・費用・サービスの表記の食い違いを直します。
あわせてSearch Consoleに登録し、どんな言葉で公式サイトが検索結果に出ているかを記録しておきます。
施設内では、費用の内訳、見学の流れ、1日の流れ、職員の声など、ページの材料を担当者ごとに集めます。
1か月目は、掲載先どうしの食い違いを直し、ページの材料を集めましょう。
3か月②|2か月目は入居と採用のページを直す
2か月目は、費用のページと見学・相談の流れのページ、職員の声と1日の流れを載せた採用のページから、1ページずつ書き直します。
書き直したページは、公開する前に、表示のルールの章で紹介した点を施設長と一緒に確かめます。
写真は、同意を得た行事の写真や、職員が撮った施設の様子を使い、写っているものがわかる説明を付けます。
2か月目は、費用・見学・採用のページを、ルールを確かめながら1ページずつ直しましょう。
3か月③|3か月目は相談と応募の数で振り返る
3か月目は、Search Consoleで検索された語句と表示回数を確かめ、見学・相談・応募の数と並べて見ます。
どのページを見た人が相談や応募に進んでいるかを確かめ、反応の薄いページは見出しや中身を見直します。
次の3か月で作るページと、検索広告を出す時期を決め、開設や募集の予定に間に合うように準備します。
3か月目は、検索の数字と相談・応募の数を並べ、次に作るページを決めましょう。

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介護施設のSEOでよくある質問

この章でわかること
- 質問①|紹介センターや紹介サイトに載っていれば十分?
- 質問②|空き状況はサイトに載せたほうがいい?
- 質問③|複数の施設を持つ法人は、サイトを分けるべき?
- 質問④|ブログやお知らせには何を書けばいい?
最後に、介護施設のSEOについて、よくいただく質問にお答えします。
質問①|紹介センターや紹介サイトに載っていれば十分?
紹介サイトは多くの施設を比べたいご家族に届く一方で、載せられる情報の形は、そのサイトの決まりに沿います。
公式サイトは、支援の考え方や職員の声、費用の詳しい内訳など、施設が伝えたいことを自由に書ける場所で、ほかの掲載先の情報の元にもなります。
紹介サイトで気になったご家族が、最後に公式サイトを確かめに来ることもあるため、両方の情報をそろえておくのがおすすめです。
紹介サイトは比べる人の入口、公式サイトは決める前の確認先として使い分けましょう。
質問②|空き状況はサイトに載せたほうがいい?
空き状況は、候補を絞る段階のご家族やケアマネジャーにとって、知りたい情報の一つです。
載せる場合は、「〇月〇日時点」と日付を書き、更新の担当者と頻度を決めておくことが前提です。
更新を続けるのが難しい場合は、空き状況は電話で案内すると書き、問い合わせの方法をわかりやすく示します。
空き状況は、更新を続けられる場合だけ、日付を添えて載せましょう。
質問③|複数の施設を持つ法人は、サイトを分けるべき?
複数の施設を持つ法人は、法人の公式サイトの中に施設ごとのページを作り、施設の情報を1か所にまとめる形が管理しやすくなります。
施設ごとにサイトを分けると、情報の更新や表記をそろえる手間が増え、同じような文章のサイトが並ぶことにもなりかねません。
施設ごとのページには、その施設ならではの住所、定員、費用、1日の流れ、職員の声を書き、ビジネスプロフィールからもそのページへつなぎます。
施設が増えても、法人のサイトの中に施設ごとのページを作って情報をまとめましょう。
質問④|ブログやお知らせには何を書けばいい?
行事の報告だけでなく、ご家族がよく尋ねることに答える記事を書くと、検索から読まれる記事になります。
たとえば、施設の種類の違い、入居までに準備するもの、介護保険の申請の流れなど、相談の場で毎回説明していることが材料になります。
制度や費用に触れる記事は、公的な情報で確かめてから書き、制度が変わったときは記事も見直します。
ブログには、相談の場で毎回説明していることを、ご家族の言葉で書きましょう。
まとめ|介護施設のSEOは、家族と求職者が知りたいことを正しく載せる

この記事の要点
- 介護施設のSEOは、入居・利用の相談と採用の2つの入口を、公式サイトに別々に作る取り組み
- ご家族の探し方(知る・比べる・絞る・見学する)に合わせて、種類・費用・見学のページを用意する
- 公式サイト・Googleの地図・公表システム・紹介サイトの情報を食い違わせない
- 介護保険の基準は広告の虚偽・誇大を禁じ、有料老人ホームは告示と運用基準に沿って書く
- 急ぐ場面は検索広告で知らせ、広告で集まった言葉を公式サイトのページづくりに生かす
介護施設のSEOは、ご家族と求職者が知りたいことを、公式サイトに正しく、わかりやすく載せることから始まります。
費用や見学の流れ、職員の声のように、施設の中の人にしか書けない情報が、相談や応募の決め手になります。
表示のルールを守りながら、広告とSEOの役割を分けて、少しずつページを育てていきましょう。
公式サイトの作り方や、広告とあわせた相談・応募の集め方に迷ったときは、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
施設の種類や地域、採用の状況を伺いながら、無理なく続けられる進め方を一緒に考えます。

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