整骨院のSEO対策とは、けがや痛みで近くの施術所を探す人に、Googleマップや検索結果から自院を見つけてもらい、来院につなげるための取り組みです。
施術の内容や受付の情報を正確に書き、広告の決まりの内側で来院前の疑問に答えることが近道です。本記事では、整骨院のSEOで押さえる施策と、守るべきルールを解説します。

この記事でわかること
- 整骨院のSEO対策の考え方と、患者が使う2つの入口
- 整骨院のSEOで押さえる5つの施策
- 柔道整復師法とあはき・柔整広告ガイドラインで守るべきこと
- やってはいけないことと、検索広告との使い分け
- Web担当者が最初の3か月でやること
なお、院のサイトの書き方や集患の進め方に迷っている方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
院の状況を伺い、検索広告とSEOをどう組み合わせるかを一緒に整理します。

カルテットのSEOコンサルティング
問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。
整骨院のSEO対策とは?けがで探す人と、痛みを調べる人に応える取り組み

この章でわかること
- 定義①|「近くの整骨院」を探す検索と、けがを調べる検索
- 定義②|Googleマップと院のサイトが入口になる
- 定義③|書ける内容は柔道整復師法とガイドラインで決まる

整骨院のSEOは、検索する人の状況に合わせて、地図と院のサイトの両方を整える取り組みです。
はじめに、患者がどんな言葉で探し、どこから院を知るのかを押さえておきます。
定義①|「近くの整骨院」を探す検索と、けがを調べる検索
整骨院を探す検索は、大きく2つに分かれます。1つは「地名+整骨院」「近くの接骨院」のように、通える施術所を今すぐ探す検索です。
もう1つは「足首 ひねった 腫れ」「肉ばなれ 何日」のように、けがや痛みそのものを調べる検索です。
前者には院の場所・施術時間・受付の方法を、後者にはけがの状態と、施術所や医療機関に行く目安を、分かりやすく示すことが求められます。
「今すぐ通いたい人」と「まず調べたい人」で、用意するページを分けて考えましょう。
定義②|Googleマップと院のサイトが入口になる
「近くの整骨院」のような検索では、検索結果の上の方に、地図と施術所の一覧が表示されることが多くあります。
ここに出るのは、Googleビジネスプロフィールに登録した名称・住所・施術時間・写真・口コミです。
地図で候補を絞った人は、院のサイトで施術の内容や料金、院の雰囲気を確かめてから、電話や予約をします。
Googleマップでの見つけ方は、MEO対策とはで詳しく解説しています。
地図と院のサイトの情報を同じ内容にそろえ、どちらから来ても迷わないようにしましょう。
定義③|書ける内容は柔道整復師法とガイドラインで決まる
整骨院・接骨院の広告は、柔道整復師法によって、広告できる事項が限られています。
さらに厚生労働省は、令和7年(2025年)2月18日付で「あはき・柔整広告ガイドライン」を示し、ウェブサイトに掲載すべきでない表現の例も挙げました。
院のサイトは原則として広告に当たりませんが、誇大な表現や事実と違う内容は避けるべきとされています。詳しくは、後のルールの章で説明します。
SEOのために書く文章も、ガイドラインの考え方に沿って書きましょう。
整骨院のSEOで押さえる5つの施策

この章でわかること
- 施策①|ビジネスプロフィールの名称・カテゴリ・施術時間をそろえる
- 施策②|けがの種類と自費メニューごとにページを分ける
- 施策③|保険が使える場合と使えない場合を正しく書く
- 施策④|自費の施術は、料金の幅・回数・リスクまで書く
- 施策⑤|柔道整復師の資格と院の取り組みを、自分たちの言葉で載せる

ここからは、整骨院のWeb担当者が自分たちで進められる施策を、手を付けやすい順に紹介します。
どれも、患者が来院前に知りたいことを、正確に分かりやすく伝えるための作業です。
施策①|ビジネスプロフィールの名称・カテゴリ・施術時間をそろえる
Googleビジネスプロフィールには、院の名称、住所、電話番号、施術時間を、看板や院のサイトと同じ表記で登録します。
カテゴリは、中心となる業務を表すものをできるだけ少なく選びます。Googleのガイドラインも、キーワードそのものや事業の属性を示すカテゴリは使わないよう求めています。
臨時の休みや年末年始の施術時間も早めに反映しておくと、来院してみたら閉まっていた、という行き違いを防げます。
名称・住所・施術時間は、看板・サイト・地図の3か所で同じ表記にしましょう。
施策②|けがの種類と自費メニューごとにページを分ける
「捻挫」「打撲」「肉ばなれ」など、院で多く扱うけがは、1つのページにまとめず、けがごとにページを分けます。
各ページには、どんな状態のときに来院する人が多いか、施術の流れ、通う頻度の目安、医療機関の受診を勧める場合などを書きます。
自費のメニューがある場合も、保険の施術のページとは分け、内容と料金が混ざらないようにします。
1ページ1テーマにすると、調べている人の疑問に答えやすくなります。
施策③|保険が使える場合と使えない場合を正しく書く
整骨院の施術で健康保険を使う場合は、療養費(医療保険療養費)の支給申請という仕組みになります。
ガイドラインでは、外傷性が明らかな骨折、脱臼、打撲、捻挫などが申請の対象になることと、脱臼・骨折の患部の施術の申請には医師の同意が必要なことを、あわせて書いてよいとしています。
一方で、肩こりや筋肉痛などには保険が使えないため、「どんな症状でも保険が使える」と受け取れる書き方は避けます。
保険が使える場合と使えない場合を並べて書くと、来院してからの行き違いを防げます。
施策④|自費の施術は、料金の幅・回数・リスクまで書く
自費の施術は、院ごとに内容も料金も大きく違います。料金表だけでなく、施術の内容、1回の時間、通う回数の目安まで書きます。
ガイドラインは、標準的な費用が明確でない場合、最低金額から最高金額までの範囲を示すなどして、できるだけ分かりやすく示すよう求めています。
回数券を販売している場合は、その内容や契約の条件を、購入する人が正しく理解できるように同じページに載せます。
主なリスクや、施術の後に起こりうることも、利点と同じくらいの大きさの文字で書いておきます。
料金・回数・リスクがそろったページは、比べている人の不安を減らします。
施策⑤|柔道整復師の資格と院の取り組みを、自分たちの言葉で載せる
院の紹介ページには、施術する柔道整復師の氏名と資格、院の方針、院内の衛生の取り組みなどを、写真とあわせて載せます。
誰がどんな考えで施術しているかを伝えることは、検索で重視される経験や専門性の考え方にも通じます。詳しくはE-E-A-Tとはで解説しています。
ただし柔道整復師法では、広告で柔道整復師の技能、施術方法、経歴にふれることが制限されています。広告のリンク先には経歴を載せず、院のサイトの紹介ページで事実だけを書くようにします。
院の紹介は、資格・方針・取り組みを、誇張せずに自分たちの言葉で書きましょう。

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整骨院のサイトが守るべきルール

この章でわかること
- ルール①|広告できる事項は、柔道整復師法で決まっている
- ルール②|院のサイトは、原則として広告に当たらない
- ルール③|サイトにも、掲載すべきでない表現がある
- ルール④|保険・名称・「診療」の言葉づかいに注意する

整骨院の情報発信には、柔道整復師法と、その解釈を具体的に示したあはき・柔整広告ガイドラインが関わります。
広告と院のサイトでは扱いが違うため、どこに何を書けるのかを先に整理しておきます。
ルール①|広告できる事項は、柔道整復師法で決まっている
柔道整復師法第24条は、整骨院・接骨院の広告で書ける事項を限っています。ガイドラインは、条文を次のように引いています。
柔整師法第24条第1項において「柔道整復の業務又は施術所に関しては、何人も、文書その他いかなる方法によるを問わず、次に掲げる事項を除くほか、広告をしてはならない」と規定されている。
引用元:厚生労働省「あん摩業、マッサージ業、指圧業、はり業、きゅう業若しくは柔道整復業又はこれらの施術所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針(あはき・柔整広告ガイドライン)」
広告できるのは、柔道整復師である旨と氏名・住所、施術所の名称・電話番号・所在地、施術日・施術時間です。
ほかに告示で、「ほねつぎ(又は接骨)」、開設の届出をした旨、医療保険療養費の支給申請ができる旨、予約に基づく施術、休日・夜間の施術、出張による施術、駐車設備に関する事項が定められています。
チラシや看板、検索広告に書けるのは、この範囲の事項だけだと覚えておきましょう。
ルール②|院のサイトは、原則として広告に当たらない
ガイドラインは、広告に当たるかどうかを、誘引性・特定性・認知性の3つの要件をすべて満たすかで判断するとしています。
そのうえで、施術所のウェブサイトについては、次のように示しています。
インターネット上の施術所等のウェブサイト等は、当該施術所等の情報を得ようとの目的を有する者が、自らURLを入力したり、検索サイトで検索した上で閲覧するものであるため、本指針Ⅱの1に掲げた③の「認知性」を満たさないものとして、従来情報提供や広報として扱ってきた。これらについては、引き続き原則として広告とは見なさないこととする。
引用元:厚生労働省「あん摩業、マッサージ業、指圧業、はり業、きゅう業若しくは柔道整復業又はこれらの施術所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針(あはき・柔整広告ガイドライン)」
検索から見に来てもらう院のサイトでは、広告よりも詳しく、施術の内容や料金を説明できます。SEOで情報を充実させる余地があるのは、このためです。
院のサイトは、広告では伝えきれない説明を書く場所として使いましょう。
ルール③|サイトにも、掲載すべきでない表現がある
ただし、広告に当たらないサイトでも、ガイドラインは掲載すべきでない事項を挙げています。
例として、「治ります」「根本治療」のような言い切り、「〇%の満足度」「改善率〇%以上」のような数値、「口コミサイトで1位を獲得」のような他院との比較、加工・修正した施術前後の写真などが示されています。
謝礼を払って感想を書いてもらったり、都合の良い感想だけを選んで載せたりすることも、行うべきでないとされています。
| 避けたい表現 | 理由 | 書き換えの例 |
|---|---|---|
| 「〇〇が治ります」 | 効果の言い切り | 施術の内容と流れを書く |
| 「満足度〇%」 | 根拠の乏しい数値 | 数値は載せない |
| 「口コミで1位」 | 他院との比較 | 院の方針を書く |
| 加工した施術前後の写真 | 虚偽の内容になる | 載せない |
※あはき・柔整広告ガイドラインの「ウェブサイト等に掲載すべきでない事項」の例をもとに作成。
公開の前に、言い切り・数値・比較・加工写真の4点が入っていないかを確かめましょう。
ルール④|保険・名称・「診療」の言葉づかいに注意する
保険については、「どんなお客様も医療保険療養費支給申請ができます。」という表現を、ガイドラインは誇大な広告の例に挙げ、理由を次のように説明しています。
筋肉痛、肩こり等には保険適用されないため、どんな場合も保険が適用されるとの表現は誇大広告として取り扱うべきである。
引用元:厚生労働省「あん摩業、マッサージ業、指圧業、はり業、きゅう業若しくは柔道整復業又はこれらの施術所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針(あはき・柔整広告ガイドライン)」
また、「各種保険取扱い」「交通事故取扱い」などは、広告できない事項の例とされています。
施術日・施術時間の表記では、「診療時間」「休診日」「初診」のように「診」を使う書き方は、広告では認められていません。「施術時間」「休療日」「初検」などに言い換えます。
施術所の名称でも、医療機関と紛らわしいものや、「交通事故専門」のように対象を限るものは、広告できない名称の例とされています。
「整骨院」という名称の扱いは、厚生労働省の検討会でもくり返し議論されてきました。看板や名称を変えるときは、届出先の保健所などに確かめてから進めます。
保険・名称・時間の表記は、サイト・看板・地図・広告のすべてで同じ基準にそろえましょう。
整骨院のSEOでやってはいけないこと

この章でわかること
- NG①|ビジネス名に「駅前」「交通事故」などの言葉を足す
- NG②|謝礼と引き換えに口コミを頼む
- NG③|症状の記事を大量に作って並べる
- NG④|被リンクを買う・相互リンクを集める

広告の決まりに加えて、Googleにも、検索結果やGoogleマップで守るべきルールがあります。
早く上位に出したいときほど手を出しがちな、次の4つは避けてください。
NG①|ビジネス名に「駅前」「交通事故」などの言葉を足す
地図で目立たせるために、ビジネスプロフィールの名称に、地名や施術の名前を足してしまうケースがあります。
ビジネス名に不要な情報を含めることはできません。含めると、ビジネス プロフィールが停止される場合があります。
引用元:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン」
名称は、看板や届出と同じ正式な名前だけにします。施術の内容は、カテゴリやサービス、ビジネスの説明の欄で伝えます。
ビジネス名は看板と同じ名前だけにして、言葉を足さないようにしましょう。
NG②|謝礼と引き換えに口コミを頼む
「口コミを書いてくれたら次回割引」のように、特典と引き換えに口コミを頼むことは避けます。
あはき・柔整広告ガイドラインも、地図のサービスなどで、利用者に謝礼を払ったり依頼したりして、自院に都合の良いコメントを載せさせるべきではないとしています。
口コミは、施術の後に感想を書いてもらえるようお願いするだけにとどめます。届いた口コミには、良い評価にも低い評価にも丁寧に返信します。
口コミは特典を付けずにお願いし、届いた声には丁寧に返信しましょう。
NG③|症状の記事を大量に作って並べる
検索の入口を増やそうと、症状の名前を変えただけの記事を大量に作ると、読む人の役に立たないページばかりが増えます。
大量生成されたコンテンツの不正使用とは、ユーザーをサポートすることではなく、検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成することを指します。
引用元:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」
記事は、院で実際によく扱うけがや、患者からよく受ける質問に絞ります。AIで下書きを作る場合も、柔道整復師が内容を確かめてから公開します。
記事の数より、院で答えられる質問に1本ずつ丁寧に答えることを優先しましょう。
NG④|被リンクを買う・相互リンクを集める
ほかのサイトからのリンクを増やすために、リンクを買ったり、近隣の店どうしでリンクを張り合ったりする方法を勧められることがあります。
Googleのスパムに関するポリシーは、ランキングを上げることを目的としたリンクの売買や、過剰な相互リンクを、リンクスパムの例に挙げています。
地域の団体や取引先のサイトで紹介してもらうなど、実際のつながりから生まれるリンクがあれば十分です。
リンクは集めるものではなく、地域での活動の結果として増えるものと考えましょう。

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問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。
整骨院の検索広告とSEOの使い分け

この章でわかること
- 使い分け①|すぐ来院したい人は広告、説明が要るメニューはSEO
- 使い分け②|広告のリンク先は「広告」として扱われる
- 使い分け③|広告の検索語句から、SEOで作るページを決める

弊社カルテットコミュニケーションズは、リスティング広告などの運用型広告の運用代行を本業としています。その立場から、整骨院の検索広告とSEOの分担を整理します。
整骨院の場合、広告とSEOで書ける内容の幅が違う点が、ほかの業種との大きな違いです。
使い分け①|すぐ来院したい人は広告、説明が要るメニューはSEO
検索広告は、出稿したその日から、地名と「整骨院」を組み合わせた検索などで表示できます。開院したばかりの時期や、予約の空いている時間帯を埋めたいときに向いています。
一方、自費のメニューのように、内容や料金、回数を詳しく説明してから選んでもらいたいものは、院のサイトのページで時間をかけて伝えるほうが向いています。
広告とSEOの組み合わせ方は、リスティング広告とSEOを併用するメリットでも解説しています。
急ぎの集患は検索広告、説明が必要なメニューはSEOと、役割を分けて考えましょう。
使い分け②|広告のリンク先は「広告」として扱われる
注意したいのは、検索広告のリンク先になるページの扱いです。ガイドラインは、リスティング広告を含むバナー広告等について、次のように示しています。
この場合、バナー広告等にリンクしている施術所等のウェブサイト等についても、バナー広告等と一体的な関係にあることによって一般人が容易に認知できる状態にあることから、本指針Ⅱの1に掲げた③の要件を満たすものであり、さらに本指針Ⅱの1に掲げた①及び②の要件を満たす場合には、広告として取り扱うこと。
引用元:厚生労働省「あん摩業、マッサージ業、指圧業、はり業、きゅう業若しくは柔道整復業又はこれらの施術所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針(あはき・柔整広告ガイドライン)」
つまり、広告のリンク先は、柔道整復師法で広告できる事項の範囲で作る必要があります。自費メニューの詳しい説明や施術者の経歴を載せたページを、そのまま広告のリンク先にするのは避けます。
弊社では、広告用には広告できる事項だけをまとめたページを用意し、詳しい説明は検索から見に来てもらう院のサイトのページで行う分け方をおすすめしています。
広告のリンク先は、広告できる事項だけで作った専用のページにしましょう。
使い分け③|広告の検索語句から、SEOで作るページを決める
検索広告を出していれば、検索語句レポート(広告が表示された実際の検索の言葉の一覧)で、電話や予約につながった言葉を確かめられます。
たとえば「寝違え」「ぎっくり腰」のように、けがや痛みの名前を含む言葉で予約が多いと分かれば、その内容を説明するページを優先して作ります。
広告とSEOのデータをまとめて見たい場合は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングでもご相談を承っています。
広告で予約につながった言葉から、SEOで育てるページを決めましょう。
整骨院のSEOでよく受ける6つの質問

この章でわかること
- 質問①|効果が出るまで、どのくらいかかる?
- 質問②|ブログは毎日更新したほうがよい?
- 質問③|交通事故の施術について、サイトに書いてもよい?
- 質問④|口コミに低い評価が付いたら、どうする?
- 質問⑤|接骨院と鍼灸院を併設している場合は?
- 質問⑥|院長が忙しく、文章を書く時間がない場合は?
最後に、整骨院の院長やWeb担当者からよく受ける質問に答えます。
質問①|効果が出るまで、どのくらいかかる?
ビジネスプロフィールの情報の修正は比較的早く反映されますが、院のサイトのページが検索で評価されるまでには時間がかかります。
そのため、効果を見るときは順位だけでなく、地図からの電話の数やサイトからの予約の数を、月ごとに記録して比べます。
短い期間で判断せず、月ごとの電話や予約の数で変化を見ましょう。
質問②|ブログは毎日更新したほうがよい?
更新の回数そのものより、患者の疑問に答える内容かどうかが大切です。
冬の路面での転倒や、部活動のシーズンのけがなど、季節によって増える相談や、受付でよく聞かれる質問をもとに、内容の濃い記事を少しずつ増やすほうが役に立ちます。
回数を決めるより、受付でよく聞かれる質問から書いていきましょう。
質問③|交通事故の施術について、サイトに書いてもよい?
ガイドラインでは、「自賠責保険取扱い」「交通事故取扱い」などは広告できない事項の例とされ、「交通事故専門」のような名称も広告できない名称の例に挙げられています。
院のサイトでは、手続きの流れや必要な書類を事実として説明するにとどめ、広告やそのリンク先には書かないようにします。
「交通事故無料」のような表現は、品位を損ねる広告の例として挙げられているため、サイトでも使わないほうが安全です。
交通事故の情報は、広告ではなく院のサイトで、手続きの説明として書きましょう。
質問④|口コミに低い評価が付いたら、どうする?
低い評価の口コミにも、事実を確かめたうえで、丁寧に返信します。感情的に反論したり、個人が分かる情報を書いたりするのは避けます。
待ち時間や説明の分かりにくさなど、改善できる指摘であれば、院内で対応を決め、その内容を返信に書きます。
返信は、口コミを書いた人だけでなく、これから来院を考える人も読んでいると意識しましょう。
質問⑤|接骨院と鍼灸院を併設している場合は?
柔道整復とはり・きゅうは、資格も保険の扱いも違うため、少なくともページは分けて説明します。
ガイドラインでは、「○○接骨院・鍼灸院」のように併記する名称は広告できる名称の例とされる一方、「○○鍼灸接骨院」のように業態を混ぜた名称は広告できない名称の例とされています。
また、はり・きゅうで療養費の支給申請ができる旨を広告する場合は、医師の同意が必要な旨を明示する決まりです。
業態ごとにページを分け、名称と保険の説明を混ぜずに書きましょう。
質問⑥|院長が忙しく、文章を書く時間がない場合は?
院長がすべてを書く必要はありません。受付スタッフが患者からの質問をメモし、Web担当者が下書きをまとめる分担にすると続けやすくなります。
ただし、けがや施術の説明は、公開前に柔道整復師が内容を確かめます。外部の制作会社に頼む場合も、この確認の手順は院の側に残しておきます。
下書きは分担しても、施術の説明の確認は柔道整復師が行いましょう。

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整骨院のWeb担当者が最初の3か月でやること

この章でわかること
- 1か月目|名称・施術時間と、サイトの表現を見直す
- 2か月目|けがの種類と自費メニューのページを作る
- 3か月目|検索の言葉を見て、ページを直す

Web担当者になってから最初の3か月で進める順番を、月ごとにまとめます。
1か月目|名称・施術時間と、サイトの表現を見直す
まず、看板・届出・院のサイト・ビジネスプロフィールで、名称、住所、電話番号、施術時間の表記がそろっているかを確かめます。
あわせて、サイトの文章に「診療時間」「治ります」「満足度〇%」「各種保険取扱い」などの表現が残っていないかを洗い出し、言い換えます。
院のサイトがGoogleにどう表示されているかを見るため、Google Search Consoleの登録もこの月に済ませます。
1か月目は、新しいページを作る前に、今ある情報のずれと表現を直しましょう。
2か月目|けがの種類と自費メニューのページを作る
院で多く扱うけがと自費のメニューから、ページを1つずつ作ります。
けがのページには施術の流れと医療機関の受診を勧める場合を、自費のページには料金の幅・回数・リスクを、それぞれ書きます。
院内や施術者の写真もこの時期に撮りためておくと、ビジネスプロフィールにも使えます。
2か月目は、患者からよく聞かれる内容から順に、ページを増やしましょう。
3か月目|検索の言葉を見て、ページを直す
Search Consoleで、どんな言葉で院のサイトが表示され、クリックされているかを確かめます。
表示はされているのにクリックが少ないページは、タイトルや説明の文を見直します。検索広告を出している場合は、予約につながった言葉もあわせて見ます。
届いた口コミへの返信と、施術時間の変更の反映も、毎月の作業として決めておきます。
3か月目からは、検索の言葉と予約の数を見て、ページを直す流れを毎月回しましょう。
まとめ|整骨院のSEOは、決まりの内側で来院前の不安に答えること

この記事の要点
- 整骨院のSEOは、Googleマップと院のサイトの2つの入口を、同じ情報でそろえることから始める
- けがの種類と自費メニューでページを分け、保険が使える場合と使えない場合を正しく書く
- 院のサイトは原則として広告に当たらないが、言い切り・数値・比較・加工写真は載せない
- 検索広告とそのリンク先は広告として扱われるため、広告できる事項の範囲で作る
- 謝礼付きの口コミ依頼、ビジネス名への言葉の追加、記事の大量生成、リンクの購入は避ける
整骨院のSEOは、上位に出すための特別な技よりも、来院を考えている人の疑問に、正確な情報で答えることの積み重ねです。
まずは名称・施術時間・保険の書き方をそろえ、よく聞かれる質問からページを増やしてみてください。
検索広告とSEOをあわせて院の集患の進め方を考えたい方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
広告で書ける範囲と、サイトで伝える内容の分け方も含めて、院の状況に合わせて一緒に整理します。
※本記事の法令・ガイドラインの記載は、2026年11月時点で厚生労働省が公開している資料にもとづきます。個別の表現に問題がないかは、施術所の所在地を管轄する保健所などにご確認ください。

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