Google広告では2026年9月、データ計測基盤の強化やデマンドキャンペーンの広告形式改善など、複数のアップデートが発表されました。
今回は、広告運用者が押さえておきたい主な変更点と、実務での活用ポイントを解説します。
Data Managerの機能拡充で計測環境を強化
Googleは、ファーストパーティデータの管理・活用を支援する「Data Manager」の機能を拡充しました。
Googleアナリティクス(GA)やディスプレイ&ビデオ360(DV360)にも統合され、ツールを横断したデータ管理が可能になります。また、拡張コンバージョンもGA・DV360で利用できるようになります。
さらに、データ接続の不備を検出する診断機能も追加されました。認証情報の失効や必須項目の欠落、トランザクションIDの不一致などを検出し、接続状態を「要対応」「緊急」といったステータスで表示します。
計測トラブルの早期発見につながるため、データ連携を行っている広告主は確認しておきたい機能です。
新指標「Data Strength Uplift」を追加
Google広告には、ファーストパーティデータの整備による計測改善を可視化する「Data Strength Uplift」指標が追加されます。
拡張コンバージョンなどの設定によって、追加で計測できたコンバージョン数を把握できる点が特徴です。
ただし、広告経由の成果そのものが増えたことを示す指標ではありません。あくまで計測精度の改善を評価するものとして活用しましょう。
デマンドキャンペーンの広告形式を改善
9月の「Demand Gen Drop」では、YouTubeショートとGmailの画像広告で、1回のタップからランディングページへ遷移できる形式が追加されました。
主な変更点は次のとおりです。
| 配信面 | アップデート内容 |
|---|---|
| YouTubeショート | 9:16の全画面画像広告からワンクリックで遷移 |
| Gmail | 画像広告からワンクリックで遷移 |
| Googleマップ | アフィリエイト住所アセットを使った販売店のプロモートピン表示 |
特にYouTubeショートでは、縦型画像アセットの活用がポイントです。遷移までの操作が減ることで、広告からWebサイトへの誘導を改善できる可能性があります。
また、Googleマップの機能は、自社店舗を持たず小売店などを通じて商品を販売するメーカーにも活用の余地があります。
その他のアップデート

広告効果分析を支援するオープンソースのマーケティング・ミックス・モデリング(MMM)ツール「Meridian」も更新されました。
データ品質の監査やモデル構築を支援するエージェント機能などが追加されたほか、地域別の広告効果検証に利用できる「Meridian GeoX」が一般提供されました。
まとめ
2026年9月のGoogle広告では、計測基盤の強化とデマンドキャンペーンの広告形式改善が注目のアップデートです。
広告運用者は、Data Managerによる計測環境の確認や、新しい広告形式に合わせたクリエイティブの準備を進めることが重要です。
機能の提供状況を確認しながら、広告成果の改善に活用しましょう。