Chat GPT 広告が日本でも配信可能に!どんな広告?必要予算は?シンプルに解説

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2026年6月28日、日本でセルフサーブ型のChat GPT広告のベータ版がサービス開始となりました。
まだ試験運用段階で、全ての機能がリリースされているわけでは無いようですが、現時点でわかる情報をまとめたのでご覧ください。

※本記事はChat GPT広告マネージャ(ベータ版)を元に執筆しております。後ほど仕様に変更が生じたり、日本語版での名称が変わる可能性がございますこと、ご了承ください。

Chat GPT広告とは どんな広告?

Chat GPT広告は、生成AIであるChat GPTの回答の末尾の下に表示されます。表示された広告には[広告]の表記があり、Chat GPTの通常の回答内容とは区別されます。

引用: ChatGPT での広告
デスクトップ版の広告表示例

誰に表示されるの?

現状Chat GPT 広告は、Chat GPTの無料版および Goプランのユーザーを対象に表示される場合があります。Plus、Pro、Business、Enterprise、Edu の各プランのアカウントに対して広告表示されません。
また、未ログインの状態(無料版と同等)で使用しても広告が表示されました。

尚、プランに関わらずユーザーが18歳未満であると申告している、または18歳未満であると判断されたユーザーに対しては広告が表示されません。(少なくともベータテスト中は)

どうやって広告を配信するの?

セルフサーブ型のChat GPT 広告は、簡単にまとめると以下のような流れで配信します。

1.広告アカウントの作成

まず広告アカウントを作成します。Chat GPT 広告マネージャーにアクセスし、Open AIアカウントにログインします。すると、広告主の名前・ウェブサイト・業種の入力欄が現れます。
ここで入力した情報を元に広告が表示されるため、試しに無茶苦茶な名前やURLを入力していると、後で事故になる可能性が高いです。(後述する広告主名やファビコンに影響します。)必ず自社の情報を入力しましょう。

選択可能な業種の種類がまだ少なく、BtoBはほぼ無いに等しい

続いて広告主の国や通貨、タイムゾーンなどを選択します。
「あなたの会社は代理店ですか?」の設問に対し、「はい、他の組織やクライアントの代理で対応しています」を選択すると、広告アカウントを作成出来ません。今後可能になるかもしれませんが、ベータ版を利用している現在は広告主として広告アカウントを作成する他ありません。

2.広告の入稿

広告アカウントを作成したら、次にキャンペーンを作成します。

キャンペーン設定項目(標準)

  • キャンペーン名
  • キャンペーンタイプ
  • 目的
    • リーチ
    • クリック
    • コンバージョン(未実装)
  • 対象地域
    • 現状日本は”国”レベル、つまり“日本”しか選択出来ない
  • 予算
    • 最低¥2,500/日
    • または通算予算
  • コンバージョンイベント(任意)
  • 開始日
  • 終了日

注目すべきは予算設定です。1日あたりの予算下限値は2,500円となっています。
1ヶ月31日間配信するとして、月77,500円の媒体費が必要となります。

また、キャンペーン目的として[コンバージョン]はまだ選択出来ません。

広告グループ設定項目

  • 広告グループ名
  • 上限入札額
    • キャンペーン目的がクリックの場合は[CPC上限]
    • キャンペーン目的がリーチの場合は[CPM上限]
  • デフォルトの広告URL
  • コンテキストのヒント

検索広告のようなキーワード設定はありませんが、特徴的な設定として[コンテキストのヒント]という項目があります。
ここでは宣伝したい商品やサービスに関連しそうなキーワード・トピック・会話内容といった要素を自由に入力します。単語で細切れに登録するというより、長文でChat GPTに対する指示文として設定するようなイメージです。

ちなみに、Chat GPTの公式ヘルプには以下のような記載があります。

Q:広告の表示にはどのようなユーザーシグナルを使用できますか?使用されないものは何ですか?
A:広告は、広告の関連性を高めるために ChatGPT 内にとどまる情報を使用して表示されますが、その情報が広告主と共有されることはありません。設定によって、これには以下が含まれます。
●現在のチャットスレッドでの内容
●基本的な背景情報(一般的な場所や言語など)
パーソナライズド広告を有効にしている場合、2026年2月以降、次の内容も含まれるようになります
●現在のチャットスレッド(パーソナライズされたモデル応答を含む)
●広告とのやり取り(非表示にした広告やクリックした広告など)
●過去のチャットとメモリ
引用: ChatGPT での広告

つまり、これらの情報を活用出来そうなコンテキストを設定することで、的確なターゲティングが出来る可能性があるのではないかと考えられます。

広告設定項目

  • 広告名
  • 広告URL
  • 見出し(全角半角問わず上限50文字)
  • 説明(全角半角問わず上限100文字)
  • 広告画像(256 × 256 px 以上の正方形)

広告の設定項目は多くありませんが全て必須項目です。
また、見出しや説明文に設定できる文字数は多いですが、実際に表示される際には長過ぎる見出しや説明文が省略されるため、推奨は以下のとおりです。

  • 見出し:24文字以内
  • 説明文:48文字以内

下図は、広告の設定項目がどのように表示されるかを表したものです。

広告主名・ファビコンは、広告アカウント作成時に設定した名前とURLから引用されています。
これらの設定は、アカウント情報の編集画面から変更可能です。

3.支払い情報の登録

広告費の支払いは後払いとなっており、支払いに使用するクレジットカード情報を登録します。

4.広告審査・配信開始

全ての設定が整ったらキャンペーンを公開します。この時広告の規定チェックや審査が入ります。
もしも審査で不承認となった場合、広告のステータスが[Not serving]となり、広告にカーソルを合わせると理由を確認できます。不承認となる要因を解消できたら、再審査を依頼することができます。

問題なく開始出来たら、インプレッションが発生しているか確認しましょう。ただし、広告マネージャーに配信結果数値が反映されるまで、最大7時間の遅延が発生する点にご注意ください。

レポート機能

広告の配信結果として確認できる指標は上記の通りです。まだベータ版だからなのかは分かりませんが、確認できる指標はあまり多くありません。(広告マネージャーからcsvデータでエクスポート可能)
どのような会話の中で広告が表示されたのかも知ることが出来ないため、様々なコンテキストを試し、その結果数値を比較してゆくような運用方法になるでしょう。

CriteoからChat GPTへの広告配信も可能

既存の広告プラットフォームであるCriteoは、ChatGPTにおける広告パイロットに参画しており、Criteo経由でもChatGPT広告を配信可能です。(情報元: Criteo)

全ての広告主に開かれた機能ではないため、現在既にChat GPTへ広告配信が進んでいる広告主もいれば、まだ動きが無い広告主もいます。既にCriteo経由でChat GPTに配信されている場合、通常のキャンペーンにおける追加配信面としてChat GPTが加わっています。

見にくいですが、配信先プラットフォームに”OpenAI”とあります。

まだまだベータリリースされたばかり

米国をはじめ英語圏では以前からリリースされていましたが、日本ではまだリリースされて数日。
広告プラットフォームとしても未熟な点が多く、広告マネージャー上の日本語も怪しい点が多くあります。コンバージョン目的のキャンペーンなど、これから更に機能が追加されてゆくと思われますので、引き続き最新情報をキャッチし続けましょう。
そしてChat GPT 広告にチャレンジできる広告主は、是非ともこの新しいプラットフォームで様々な検証を行って攻略していきたいですね。

弊社カルテットコミュニケーションズも引き続き媒体研究を進めてまいります。

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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