Yahoo!広告では、広告グループを作ってリスティング広告の運用ができます。
ただし広告グループは自由に作成できるため、効果的な運用につなげるにはポイントを押さえておくことが大切です。
今回は広告グループについて、分け方や作成・設定方法などをご紹介します。
広告グループとは
広告グループとは、ターゲットに対してキーワードや広告を1つ以上登録できるグループのことです。
リスティング広告の場合、広告グループは「アカウント>キャンペーン>広告グループ>キーワード・広告」に位置付けられています。
広告グループを適切に分けるとユーザーニーズを満たすことができ、媒体側が総合的に評価する「品質インデックス」の向上につながります。
品質インデックスが向上すると広告表示されやすくなるのはもちろん、安い入札単価でも広告枠の落札が可能です。
広告グループの3つの分け方
広告グループの分け方として、次の3つの方法があります。
- 類似キーワードで分ける
- ユーザーの属性で分ける
- リンク先のURLで分ける
それぞれ解説します。
類似キーワードで分ける
類似キーワードは、主要なキーワードと似た検索ニーズを持った語句のことです。
類似キーワードを広告グループに複数登録しておくことで、関連度が高いユーザーへの広告表示回数を増やせます。
また、キーワードに関係しないユーザーへの広告表示が防げます。
例えば、セール品を販売する場合、「〇〇 安い」と「〇〇 格安」は似た検索ニーズと考えられるため、同じ広告グループに登録するとよいでしょう。
ユーザーの属性で分ける
広告に興味を持ってもらえそうなユーザーの属性で広告グループを分ける方法も効果的です。
属性ごとに広告グループを設定し、同じ検索意図を持つユーザーに広告を表示することで品質インデックスを上げやすくなります。
リンク先のURLで分ける
広告グループを遷移させたいリンク先のURLごとに分けてもよいでしょう。
リンク先の内容と一致した広告文を設定することでコンバージョンの向上が見込めます。
ただしこの場合、整合性を取るためにキーワードと広告のリンク先はセットで考えることが重要です。
広告グループの作成・設定方法
Yahoo!広告では、管理ツールから広告グループの作成や設定ができます。
また、広告グループに設定した複数の広告表示を自動最適化する機能や、成果測定のためのABテストも利用可能です。
広告グループの作成・設定は、下記の手順で行います。
- 広告管理ツールの「検索広告」タブをクリックする
- 「キャンペーン管理」タブをクリックする
- キャンペーン一覧または左ナビゲーションの「キャンペーン一覧」から、広告グループを作成するキャンペーンをクリックする
- 「広告グループを作成」ボタンまたは左ナビゲーションの「新規作成」から、「広告グループ作成」をクリックする
- 広告グループ名を入力する
- 広告グループの入札価格を入力する
- デバイスごとの入札価格調整率について「設定する」または「設定しない」を選択する
- 効果の高い広告の優先表示・対象外キーワード・URLオプションを設定する
- 広告グループを保存する
まとめ
今回は、広告グループの効果的な分け方や作成・設定方法などを紹介しました。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。