2023年4月19日、Yahoo!は検索広告の地域ターゲティングにおいて、一部の地域判定条件の廃止を発表しました。
本記事では、今回のアップデート内容と注意事項について解説をしていきます。
アップデート内容
現在の地域ターゲティングには「配信地域判定」と「除外地域判定」の項目がありますが、今後一部の地域判定条件を廃止します。
配信地域判定
配信地域判定では、以下の地域判定条件が廃止されます。
- 検索キーワードに含まれる地域
- ユーザーが関心を示している地域
今後の配信地域判定では「ユーザーの所在地」が判定条件に含まれる予定です。
除外地域判定
除外地域判定では、以下の地域判定条件が廃止される予定です。
- ユーザーの所在地
- 検索キーワードに含まれる地域
- ユーザーが関心を示している地域
これにより、対象となるユーザー範囲が狭まる可能性があります。
アップデート日程について
地域判定条件の廃止は、下記日程で実施されます。
2023年5月17日(水)
廃止予定となっている判定条件の新規設定ができなくなります。
また、廃止予定の判定条件を設定したキャンペーン編集も保存できなくなるので、期日までに判定条件を変更しておきましょう。
2023年5月22日(月)
キャンペーンに設定した廃止予定の判定条件を、下記内容で自動移行します。
配信地域判定
変更前:検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域
変更後:ユーザーの所在地、検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域
除外地域判定
変更前:ユーザーの所在地、検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域
変更後:ユーザーの所在地
2023年5月24日(水)
廃止予定となっている判定条件が、広告管理ツールおよびキャンペーンエディターから削除されます。
注意事項
配信地域判定を「ユーザーの所在地」に変更する場合は、自動移行日より前にご自身で変更設定をする必要があります。
地域ターゲティングの変更手順については、地域ターゲティング(特定の地域を指定して広告を配信)をご参考ください。
なお、自動移行後は広告の配信傾向が変わることもありますので、その都度設定の見直しをおこないましょう。
まとめ
Yahoo!検索広告の新たなアップデートについて解説をしました。
今回のアップデートで配信したいターゲットがさらに絞られ、広告費を抑えつつ成果を得られるようになるでしょう。
本記事が今後の広告運用の戦略としてお役に立てば幸いです。