Yahoo! JAPANで検索をした際、検索キーワードに応じて、検索結果ページに表示される検索広告。
検索広告を始めたのはいいけど、実際の細かな利用方法がわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、検索広告を最適化させるための4つのステップについて解説をします。
- アカウント構造の見直し
- 自動入札の有効活用
- リーチを拡大
- クリエイティブの改善
1.アカウント構造の見直し
検索広告を最適化するためにまず取り掛かることは、アカウント構造の見直しです。
キャンペーン、広告グループをできるかぎり統合し、構造をシンプルにしましょう。
アカウント構造がシンプルになることで機械学習による最適化がかかりやすくなり、パフォーマンスの最大化が期待できます。
また、広告表示オプションは可能な限りすべて活用しておくのがおすすめです。
クイッククリックオプション、テキスト補足オプション、カテゴリ補足オプションの3つを設定することで、広告効果アップが見込めます。
2.自動入札の有効活用
自動入札を活用することで、機械学習による入札の最適化、および広告出稿目的に基づいたパフォーマンスの最大化ができます。
しかし、自動入札の学習期間中はコンバージョン単価が高騰する場合があるので、下記の想定されるケース別に適切な対処をおこないましょう。
- コンバージョンにつながらないクエリの配信増加
- コンバージョンにつながるクエリの配信減少
- インプレッション損失率発生による学習遅延
コンバージョンにつながらないクエリの配信増加
コンバージョンにつながらないクエリの配信が増えた場合は、以下のような対応をとりましょう。
- 対象外キーワードの設定
- 成果に応じたキーワードの広告グループ分け
- キーワードのマッチタイプの見直し
- キーワードの停止
コンバージョンにつながるクエリの配信減少
コンバージョンにつながるクエリの配信が減った場合は、下記対応がおすすめです。
- 配信キーワードのチェック
- 設定した目標値の見直し
- キーワードのマッチタイプの見直し
インプレッション損失率発生による学習遅延
インプレッション損失率発生で学習の遅延が起こった場合は、以下のような対策をとりましょう。
- 設定しているキャンペーン予算の見直し
- 広告の品質を向上させる
3.リーチを拡大
事業のさらなる拡大には、新規のリーチを拡大させて顧客を獲得し続ける必要があります。
そのためには、配信する検索クエリを拡大し、それに適合するクリエイティブを用意するのが重要です。
リーチ拡大実施には、下記が有効的です。
- インプレッション損失率を減らす
- マッチタイプの見直し
- アクティブキーワード率を高める
- 動的検索連動型広告を取り入れる
配信しているキーワードのインプレッションシェアが低い場合、予算設定や入札価格の見直し、広告の品質改善をおこないましょう。
一方、配信しているキーワードのインプレッションシェアが高い場合は、 配信する検索クエリの拡大やキーワード追加がおすすめです。
また、幅広い検索クエリにリーチしたいなら、動的検索連動型広告(DAS)の利用も検討してみましょう。
4.クリエイティブの改善
配信する検索クエリを拡大してリーチを拡大したら、広がった検索クエリに適合するクリエイティブを準備しましょう。
レスポンシブ検索広告では、タイトルや説明文を構成するテキストを複数入稿すると、それらを自動的に組み合わせ、検索クエリに応じて最適な広告を自動的に表示してくれるので、広告効果の向上が期待できます。
まとめ
Yahoo!検索広告を最適化させるための4つの手順を解説をしました。
最適化がまだ済んでいない広告主の方は、本記事を参考にして頂ければ幸いです。