こんにちは。最近リリースされたGoogleアナリティクス4プロパティ(以下、GA4)みなさんは活用してますか?機能や指標が変わったり、無くなったりと困惑することも多いと思います。すべてのヒットがイベントになったので分析を円滑に行うためにイベントを設定していく必要があります。
そこで本記事の最終ゴール地点は以下2つとして仕様や設定の仕方をご紹介します!
- お問い合わせ完了ページを計測
- 電話タップを2つのLPでそれぞれ計測を分けたい場合
GA4プロパティの基本的なタグ設定については弊社過去記事をご覧ください。
GA4の自動的に収集されるイベントについて
GA4は基本タグを設置し測定機能の強化を行えば下記の6つのものが自動的にイベントとして収集されます。
- ページビュー数
- スクロール数
- 離脱クリック数
- サイト内検索
- 動画エンゲージメント
- ファイルのダウンロード
「測定機能の強化」設定方法
どうしたら測定機能の強化を設定できるのかご紹介します。
1.管理からデータストリームを確認
2.測定機能の強化をオンにする
歯車を押すと下図のように個別にオン・オフができます。
この設定がオンになっていればデフォルトでイベントが収集されます。
このままではざっくりとしたイベントしか収集できないので分析を行うにはカスタマイズする必要があります。そこでパラメータを用いて任意のイベントを作成する方法をご紹介します!
パラメータについて
GA4では自動的に収集されているパラメータがあります。公式のヘルプページには下記の記載があります。
すべてのイベント(ご自身で実装されたカスタム イベントを含む)で、次のパラメータがデフォルトで収集されます。
・language
・page_location
・page_referrer
・page_title
・screen_resolution
パラメータは下記を取得してます。
- language:言語
- page_location:ページURL
- page_referrer:前のページのURL
- page_title:ページの名前
- screen_resolution:画像解像度
このパラメータとデフォルトのイベントを用いれば簡単にイベントの設定をすることができます。
実際に作ってみよう!!
最初に示した2つのイベントを作成していきます。すべてのイベントの「イベントを作成」から設定を行っていきます。
例1:お問い合わせ完了ページを計測
お問い合わせ完了ページを表示した際にイベントを計測します。
下図のようになります。
イベントが「page_view」でページURLに「thanks」を含んでいる場合に計測するという設定になります。これでお問い合わせページを見た際にカスタムイベントを計測することができます。
例2:電話タップを2つのLPでそれぞれ計測を分けたい場合
下記記事の方法で電話タップをクリックしたというカスタムイベント「TEL_テスト」を作成したとします。
今回の場合は愛知県のページと岐阜県のページで分かれていてそれぞれで電話タップを計測するケースでご紹介します。愛知県と岐阜県のページはページURLに「aichi」と「gifu」がそれぞれ含まれていると仮定します。
イベントが「TEL_テスト」でページURLに「aichi」か「gifu」が含まれていると条件を設定します。このように設定すると愛知県のページと岐阜県のページそれぞれで電話タップをクリックした場合に「TEL_aichi」と「TEL_gifu」の2つのカスタムイベントが計測できます。
このようにパラメータを用いれば様々なイベント設定を行うことができます。自身で作成したカスタムイベントでもパラメータが自動的に付与されるのでとても簡単に設定を行うことができます。
まとめ
いかがでしたか?このようにパラメータを用いればいろいろなイベント計測ができそうですね。みなさまのGA4の分析の参考になれば幸いです。GA4はこれからもアップデートが続くと思いますので高度な分析ができるのが楽しみですね!