前回の記事の冒頭で暑くなってきましたね、と書きましたが今はもう涼しくなってきています。
時間の流れは非常に早いですね。
関係ないですが先月の電気代が跳ね上がっていました。
どうしてかなのか考えてみたらCOVID-19の影響で在宅勤務だったため、日中もエアコンを使っていたからみたいです。
こまめに入り切りするよりも点けっぱなしの方が電気代が安い説もありますが、真夏は結局部屋を冷やし続けるために電力を使うのか前月比で1.4倍、前年比で1.6倍ほど高くなりました。
さて、本日はSalesforceのキャンペーンについてまとめてみました。
キャンペーンとは?
キャンペーンとは実施したマーケティングの施策をSalesforceで管理するための機能です。
セミナーや展示会、既存顧客向けメールマーケティングなど施策単位で管理する事ができます。
例えば展示会で名刺交換をしたユーザーをキャンペーンに登録してお礼のメールを送り、メールの開封、ランディングページへの誘導、次のアクションへ移行したのはどの程度いるのかなどの情報を取得する事ができます。
キャンペーンの構造
マーケティングの施策毎にキャンペーンを用意する事ができます。
そのキャンペーンの中にキャンペーンメンバーを登録し、そのメンバーがどうなったのかを追跡するという構造です。
キャンペーンメンバー
キャンペーンメンバーはリード、または取引先責任者の事で要するに人を指しています。
同一の人が複数のキャンペーンにまたがってキャンペーンメンバーとなる事が可能です。
例として「セミナー」と「メールマガジン」というキャンペーンがあるとします。
同じ人が「セミナー」にも参加して「メールマガジン」も登録するという事は普通にあり得る事ですよね。
この場合、この人は「セミナー」と「メールマガジン」のふたつのキャンペーンメンバーになっている訳です。
設定するメリットは?
該当の施策から獲得できた指標を参照し、キャンペーンを分析する事ができるようになります。
それによって実施したマーケティング施策がどのような効果をもたらし、いくらの利益を生み出したのかを定量的に計る事ができます。
つまり、PDCAの『C』を行いやすくするための機能ですね。
しかし確認できる項目が多く、それらが羅列されていても何がなんだか分からないかと思いますし、何を指している指標なのかも分かりづらいです。
必要な項目を「事前の設定項目」「実施後の記入項目」「確認できる指標」に分けて紹介します。
事前の設定項目
キャンペーンには下記の項目を予め設定しておきます。
特に「キャンペーンの予算」「期待されるレスポンス(%)」「キャンペーンの期待収益」はしっかりと設定しておきましょう。
予想通りの成果が得られたのかどうかを振り返りやすくなり、成功の要因と失敗の原因が見えてくるはずです。
事前の設定項目一覧
- 親キャンペーン
キャンペーンに親子関係がある場合に親キャンペーンを設定できます。 - 開始日
施策の実施開始日です。 - 終了日
施策の終了日です。 - キャンペーンの予算
施策に対して掛ける予定のマーケティング予算です。 - 期待されるレスポンス(%)
設定した任意のアクションが行われる率です。 - キャンペーンの期待収益
実施したマーケティング施策で得られる想定の金額です。
実施後の記入項目
加えて施策の実施後には下記の項目も埋めて振り返る事ができるようにしておきましょう。
また、カスタム項目を用意しておけば実費から実施したキャンペーンのCPAやROI、ROASを計ることができるようになります。
実施後の記入項目一覧
- キャンペーンの実費
実際に掛けたマーケティング費用。
確認できる指標
こちらは記入が必要な項目ではなく自動で反映される項目です。
確認できる指標一覧
- ランディングページのビュー数
- ランディングページフォーム登録の合計数
- フォームのビュー数
- フォーム登録の合計数
- リード数
- レスポンス数
- 配信済みメールの合計数
- メールの開封数
- 一意のマーケティングリンクのクリック数
- 一意のメールのクリック数
- 取引開始済みのリード数
- 商談数
- 商談金額
- 成立商談数
- 成立商談金額
注意点として、メールやランディングページ、フォームはあくまでpardot上で作成したものの事です。
またマーケティングリンクはpardotの「ファイルおよびカスタムリダイレクト」を指しています。
まとめ
弊社はインターネット広告の代理店なので広告に対する費用対効果の意識は高いほうだと思います。
ちらしやTVCMにしても費用対効果を計る事は重要ですし、施策の予算が高額になれば気になる部分ですよね。
しかしセミナーや展示会などの費用対効果を計りにくい施策でもキャンペーンを使う事で費用対効果を測定する事ができるようになります。
折角お金や人手を掛けて実施するマーケティング施策です。
実施した結果どれだけの利益を生み出したのかを計るためにもキャンペーンを上手く活用したいですね。