こんにちは、成瀬です。
今年は、新型コロナウイルスの影響で外出をほとんどしていない為、季節の変わり目を感じることなく気づいたら6月でした。例年であれば、4月には桜を見ながらお花見をし、5月になれば初夏を感じながら夏本番に向けてバーベキューや海水浴の予定を立てていますが、今年はというと…
今まで通り、とまではいかなくとも少しずつ「普通の生活」がおくれる様になることを願うばかりです。
さて、本日はリリースされてから少し時間は経っておりますが、LINE広告で可能になった新しいターゲティング方法、クロスターゲティングについてご紹介致します。
そもそもLINE広告って?
皆さんすでにご存知かとは思いますが、簡単におさらいです。今ではほとんどの方がコミュニケーションツールとして使用しているLINE。そのLINEのタイムライン上やLINE NEWS内、更にはLINEマンガなどに表示される広告のことです。LINE広告が登場したのは2016年。4年が経ちますが徐々に配信面も増えており、今後も拡大が想定されています。
※LINE Ads Platform 2019年 1月-3月資料から引用
LINEは日本の人口の65%以上が使用しており、どの年齢層でも幅広く利用されております。
LINE広告を利用する為には、LINE公式アカウントが必要となります。今回ご紹介する「クロスターゲティング」は、簡単に言うとLINE公式アカウントやLINEポイントADに蓄積されたデータを、広告のターゲティングデータとして使用することができます!というものです。下記で詳しく見ていきましょう。
クロスターゲティングとは
従来のLINE広告で可能なターゲットは、年齢/性別/地域に加えて18種類の興味関心セグメントなどからターゲット可能なデモグラフィックターゲティングと、広告主のサイト訪問者やコンバージョンしたユーザーを元にリストを作成しターゲット可能なオーディエンスターゲティングがあります。
クロスターゲティングでは、従来のターゲティング方法とは異なり、LINE公式アカウントやLINEポイントADで取得したデータを使用し配信を行います。
LINE公式アカウントには、友だち追加されたユーザーがメッセージの開封やクリックをしたかなどのアクションデータが蓄積されています。LINEポイントADでは、友だち追加やアプリインストールなどを行ったユーザーなどのデータが蓄積されています。
これらのユーザーアクションデータを元に、ターゲティングを作成することができるため、デモグラフィックターゲティングよりも、正確で確度が高いと思われるユーザーへの配信が可能となります。
クロスターゲティングの活用法
ターゲット精度が上がることで、より細かくユーザーを絞り込むことができます。実際に、クロスターゲティングによって可能になったターゲティングを使用することで、どのようなことができるのかを見ていきましょう。
新規顧客への効率的なリーチ獲得
LINE公式アカウントを友だち追加しているユーザーは、すでに自社のことを認知しているユーザーであると言えます。それらのユーザーへメーセージを配信し、そのメッセージも開封したユーザーを除外して配信を行うことで、未だ認知していないユーザーへの配信が可能となり、新規のキャンペーンや、ブランド認知を狙った訴求が可能となります。
商品理解が深まったユーザーへの効率的な配信
LINEポイントADで使用する動画で、商品の紹介やおすすめポイントをまとめた内容を流します。動画視聴後に友だち追加を行ったユーザーに対して広告を配信することで、すでに商品を認知しているユーザーやサービスについて理解しているユーザーへの訴求が可能となります。
商品を購入する確率が高いユーザーへの効率的な配信
LINEアカウントと自社サービスのID連携を行っているユーザーの中から、購入頻度が高いもしくは、購入金額が多いユーザーをもとに類似ユーザーのリストを作成します。似た属性のユーザーに対してLINE広告でアプローチすることで、より購入確度の高い潜在層へ訴求が可能となります。
クロスターゲティングが追加されたことで、今まで出来なかったターゲット方法ができるようになったり、より精度の高いターゲットができるようになりました。LINE広告は、SNS広告の中では提供が開始されてからまだ浅いため、今後追加される機能も多くあると思います。引き続きLINE広告に注目していきたいですね。
以下引用
今後は、LINE公式アカウント・LINEポイントAD以外のサービスでもデータ連携を可能にし、各データの相互利用による広告配信の最適化、効果最大化を進めてまいります。将来的には、より高精度なユーザー属性の分析や位置情報データの活用、サービスを横断したクロスレポーティングなど、機能の拡充と精度改善を行い、オンライン・オフラインを含むすべての接点において、ユーザーのライフタイムバリューを最大化する高度な「クロスプラットフォーム」の実現を目指します。
まとめ
いかがだったでしょうか。
LINEの各サービスから得られたデータを横断的に活用することができ、ターゲティングの幅がとても広がったように感じます。本記事で述べた活用例以外にも、様々な使い方ができますので、配信の際はどういったユーザーに出したいか目標をしっかり掲げ、出したいユーザーへアプローチすることを心がけましょう。