こんにちは、もう11月…今年もあとわずか。年始に立てた目標がまだ50%!とりあえず、「腹筋を割る」は諦めることにしました営業部の小幡です。
2018年6月にGoogle社は各プロダクトの名称変更、統合がありましたね。Double Clickの広告主向けプロダクトとGoogleアナリティクス360Suiteが単一ブランドとして統合され、「Google マーケティングプラットフォーム」となりました。その中の一部にあります「Display&Video360」について今回はご紹介させて頂きます。
Display&Video360とは
Google社が提供するDSP広告です。元々あったDoubleClick Bid Manager、DoubleClick Campaign Manager、DoubleClick Studio、DoubleClick Audience Center の機能を集約したもので、クリエイティブ、代理店、メディア担当の各チームがスムーズに連携し、広告の全工程を 1 か所で扱うことができます。
主な特徴は下記の4点です。
- 国内最大規模のDSP(PC、スマートフォン合わせて3,800億impsもあります)
- GDNと連携(GDNで活用したリマーケティングリストの共有可能)
- 豊富なターゲティング機能
- レポート機能の透明性
特徴を簡単に補足します。
国内最大規模のDSP
主な配信先は下記です。
Google社の提供DSPで合計3,800億インプレッションの国内主要SSP・AD Exchangeと接続できますので配信面の多さは魅力的ですね。今後も掲載面が増えていく予定です。
GDNと連携
Display&Video360は既存のGDNリマーケティングリストと連携できるため、効率的に配信スタートが見込めます。
通常リマーケティング広告を新しく開始しようと思うと、リストをゼロから溜めていって一定数溜まっってからしか配信できないですし、リストを溜める前に訪問していたユーザーには当然ですが配信ができません。
Display&Video360はGDNリマーケティングのリストを同期できるために、元々GDNリマーケティングをやっていればそのリストを使ってある程度のボリュームで配信開始することができるというところに魅力的ですね。
CV用のタグだけ別途実装が必要ですが、配信準備にほぼ手間をかけずに配信可能です。GDNで設定されてるリストなら1つでも複数でも活用できますので細かくリストを分けて配信がおすすめです。
Display&Video360で配信になると課金方式は選べず、CPM(インプレッション課金)のみになりますのでご注意ください。
豊富なターゲティング機能
GDNで設定可能なターゲティングはほぼ設定できます。主要なターゲティング一覧が下記の表です。
配信するSSPなども設定できるため、掲載面のパフォーマンス分析や配信結果に基づいて精査などフレキシブルに対応可能です。
レポート機能の透明性
レポーティングできる項目も多く、透明性の高さも安心できるポイントの1つです。
項目は下記になります。
おすすめ活用方法:リマーケティングの強化
現在、リマーケティングのパフォーマンスが良好なアカウントや頭打ちになっているアカウントに試してみることをおすすめです。既に効果がでているのであればほぼ間違いなく効果がでると思います。頭打ちになっていても掲載面の強化により改善につなげられるかもしれません。Display&Video360でリマーケティングを実施する場合は、単純にGDNリマーケティングの上位互換のような配信メニューです。
実際に配信するのに大手代理店様だと最低出稿金額のハードルが高かったりするケースが多く、導入が厳しいこともありますが、弊社では最低出稿金額など設けておりませんので、挑戦したい方や悩んでいる方にはおすすめです。
配信事例
アカウント概要は下記です。
- 業種:オフィス用品ECサイト
- エリア:全国
- CV地点:商品購入(リピーター含む)
配信に至った背景としては、GDNリマーケティングのパフォーマンスが良好ですが、リストボリュームの関係もあり多くの広告費を使用できませんでした。そこで、配信強化のためDisplay&Video360を配信し、これまで拾えなかったユーザーにアプローチすることでCV増加を狙いました。
直近4ヶ月のパフォーマンスが下記です。
リピーター購入者も含まれているため、パフォーマンスが異常値みたいですが実数値です…笑
配信を重ねるごとにパフォーマンスは改善されています。余分な配信面を切るなど最適化を行うことでCV数が増加しました。GDNリマーケティングのCV数に変動はないため、これまで拾えなかったユーザーの刈り取りができているのではないでしょうか。
配信面が拡大することで、リマーケティングリストのユーザーとの接触機会が増えCV数が増加するのが見込めますのでチャレンジしてみる価値はあると思います。上記は事例はさすがに成果が良すぎるので期待値が上がりすぎてしまいますが、興味が湧いた方やより詳しく話を聞きたい方はお気軽にご相談下さいませ!
まとめ
いかがでしょうか。これまであまり配信してこなかった方も多いと思います。Web業界はどんどん新しいメニュー、機能をリリースしたりアップデートしたりと日進月歩です。営業部マンとして常に新しい情報にアンテナを立て、クライアント様のパフォーマンス改善のため新機能や新媒体を上手く活用しパフォーマンス向上につなげられる担当者になれるよう頑張ります。テクノロジーに使われず使っていく側になりたいですね。