みなさんこんにちは。
さて今回は、先月のアップデート情報にはなりますが、2018年6月4日にリリースされたGoogle広告のメモ機能について書いていきます。
そもそもメモって?
日々運用していく中で、アカウントに大きな変更を加えた際は方法はどうであれ、各自操作履歴を残すかと思います。それを管理画面上でできてしまうというのが「メモ」機能になります。
アカウントの操作履歴のページから行ってきた施策については確認することは可能ですが、メモ機能ではより簡単に行うことができるようになりました。
メモを使用するメリットとは
メリットとしては、公式ヘルプページには以下の記載があります。
・AdWords の画面から移動して外部ドキュメントのメモを探す手間を省いて、すべての関連情報を 1 か所で簡単に確認できます
・期間を絞り込み、その期間のすべてのメモを表示することで、キャンペーンの掲載結果に影響を与えた可能性のあるイベントを詳しく分析できます
・掲載結果のグラフの特定のポイントで何があったかを後から簡単に確認できるので、イベントが発生した経緯を把握しやすくなります
特段目新しいことは書かれておりませんが、例えば同一アカウントの運用を複数担当者が運用している場合や、運用担当者-営業担当間でのやりとりをする場合などは管理の手間も考慮しますと便利な気もします。(スプレッドシート等で管理すれば、あえてメモ機能を使用することもないとは思いますが。)
また、アカウントを見るシチュエーションで考えますと、外出中にアカウントをチェックすることは多々あるかと思います。オフィスではデュアルディスプレイで作業している方は、管理画面を開く、別タブでスプレッドシートを開くといった動作が煩わしく感じることもあるかと思います。そのような方は一度使用してみてはいかがでしょうか?
参照 メモについて
さらに詳しく
掘り下げた使用例についてもヘルプページに記載があります。
メモは、アカウントに加えた変更に注意を促すためだけでなく、掲載結果への影響が考えられる外的要因(季節的要因など)を示すうえでも役立ちます。たとえば、外国で広告を掲載している場合には、検索ボリュームが変化する可能性がある、その国独自の祝日期間をメモで示すことができます。
たしかにこういう使い方は便利ですね。
身近なことでいえば、サイトの改修といったことなどもメモとして残すとよいかもしれません。
参照 メモを使って、アカウントの掲載結果の詳細を社内で共有しましょう。
メモの作成方法
では、メモの作成方法についてです。
管理画面上でメモを作成するにはいくつかの方法があります。
以下それぞれの作成手順を記載していきます。
1.掲載結果のグラフを使用する
まず掲載結果のグラフを使用した場合の作成方法です。
- 管理画面上部のグラフにカーソルを合わせる
- 該当した日付のパフォーマンス(任意の項目)の下に「メモを追加」が表示される
- 任意の日付を選択しメモの内容を入力
※メモは、作成時に表示しているキャンペーン、あるいは広告グループに追加されます。左側のナビゲーションパネルで特定のキャンペーンや広告グループを選択していない場合は、アカウント単位で追加されます。
2.メモパネルを使用する
続いてメモパネルを使用した作成手順になります。
- 管理画面右側にあるアイコンの詳細をクリック
- メモパネルを開くをクリック
- 追加をクリックし、日付・メモの内容を入力
※メモは、作成時に表示している広告グループまたはキャンペーンに追加されます。左側のナビゲーションパネルで特定のキャンペーンや広告グループを選択していない場合は、アカウント単位で追加されます。
3.レポートの表を使用する
最後にレポートの表を使用する際の作成手順になります。
- 任意のキャンペーンか広告グループを選択
- グラフの下に青色のメニューバーが表示される
- メモを追加をクリックし、日付・メモの内容を入力
※メモは選択したキャンペーンまたは広告グループにのみ追加となります。
メモの確認
では上記の手順で作成したメモを編集する方法についてです。
メモの編集については下記2パターンの方法があります。
掲載結果のグラフを使用する
掲載結果グラフのメモを入力した日付にカーソルを合わせ、すべてのメモを表示を選択すると下記図右側のように作成したメモの一覧を確認・編集することができます。
各メモ作成者・ならびに作成日もすぐに確認することができるので個人的には見やすい印象を受けます。同一アカウントを複数人で運用している場合は、メモの作成者がわかりやすいのはありがたいかもしれません。
メモパネルを使用する
グラフからだけでなく、上述したメモパネルからも作成したメモを確認・編集することができます。
管理画面右側の詳細をクリックしメモを開きます。すると作成したメモ一覧を確認することができます。
メモの編集
作成したメモはもちろん後から編集することも可能です。
以下はテスト用に作成したメモ例のキャプチャになります。
作成の時系列ごとにメモを確認することができます。また鉛筆マークからメモの内容を編集することも可能です。
ちなみに作成したメモを編集した場合、編集者と最終編集者・日付もそれぞれ記載されるので、ばっちり履歴が残る仕様となります。(赤線箇所が編集した場合の履歴例)
注意点
メモを作成、編集、削除できるのは、編集権限を持つユーザーに限られますが、アカウントへのアクセス権を持つユーザーであればメモを閲覧できるため、代理店でお客様に閲覧権限を付与している場合などは注意が必要かもしれません。
まとめ
今回紹介したメモについてはマストで実施すべきことではありませんが、アカウント内で完結するのはうれしいことではありますし、メモ機能は操作履歴を確認するよりも早いと思います。
効率化を図れる箇所は各々自分に合った方法で効率的にこなしていきたいですねというお話でした。