皆さんこんにちは。
日常に安定を求めるか日々変化を求めるかはその人次第ですが、たまには新しい刺激がほしくなる私です。近ごろ己のアップデートに勤しんでおります。
6月20日、YDNのコンバージョン計測において素敵なアップデートがありましたので紹介します。
コンバージョン測定の仕様変更
YDNのコンバージョンタグを発行する際、スポンサードサーチやGoogleと比べてあっさりしてるなぁと思っていましたが、ついにYDNも設定項目が増えました。
それに付随して変更となった点もあるので合わせて紹介します。
タグ発行時の追加項目
追加されたのは下記の項目です。
- 計測方法:毎回or初回のみ
- コンバージョン列に含める:含めるor含めない
計測方法が選べるようになったことで、ユニークコンバージョンを測定することができるようになりました!またコンバージョン地点が複数ある場合、特にマイクロコンバージョンを計測したいけどレポート数値に合算してほしくない…!という場合は「コンバージョン列に含めるor含めない」の設定が役に立ちますね。
また「コンバージョン列に含める」を選択したコンバージョンのみがコンバージョン最適化の対象となり、特定のコンバージョンのみを反映させた最適化が可能になりました。
指標の追加
「コンバージョン列に含めるor含めない」の設定が追加されたことで、コンバージョン測定に関する新たな指標が追加されました。レポートや管理画面上の表示項目として選択することができます。
- すべてのコンバージョン数
- すべてのコンバージョン率
- コスト/すべてのコンバージョン数
- すべてのコンバージョンの価値
- 価値/すべてのコンバージョン数
従来の「コンバージョン数」や「コンバージョン率」などの指標には、「コンバージョン列に含めない」を選択したコンバージョンは反映されません。上記「すべての」が付く指標には、含むor含めないに関わらずすべてのコンバージョンが反映されます。
項目の名称変更
一部の項目について、下記のように名称が変更になりました。
- 合計売上金額 → コンバージョンの価値
- 売上/コンバージョン数 → 価値/コンバージョン数
- 売上/コンバージョン数(旧) → 価値/コンバージョン数(旧)
- 合計売上金額(旧) → コンバージョンの価値(旧)
スポンサードサーチの名称とそろったことでわかりやすくなりましたね。
測定タグの変更
上記の名称変更に伴ってタグ内の文字にも変更がありました。
- yahoo_ydn_conv_amount → yahoo_ydn_conv_value
変更前のタグも引き続き使用可能とのことなので、特に貼り替える必要はないようです。
操作履歴が取得可能に
操作履歴ダウンロード時にコンバージョンタグに関する操作の履歴が取得可能になりました。
ダウンロードしたCSVの項目に下記項目が追加されます。
- コンバージョンID
- コンバージョン名
またエンティティの項目に「コンバージョン測定」が追加され、コンバージョンタグに関する操作を行った場合はその項目を見ることでいつコンバージョンタグを発行したのか、確認することができます。
★参考ページ
【YDN】コンバージョン最適化やコンバージョン測定などの機能改善について
【YDN】コンバージョン機能改善に伴う追加の機能変更について
まとめ
置いていかれていたYDNがようやくスポンサードサーチに一歩近づけたような気持ちで、祝福の拍手を送りたくなるアップデートでした。コンバージョン測定の細かな設定が追加され、単純に便利になりましたね。今後もYDNのアップデートに期待していきたいと思います。