みなさんこんにちは。
最近特に耳にするYahoo!コンテンツディスカバリー。(以下YCD)
Yahoo!さん推してますもんね。
さて、弊社記事にはなかったので概要と配信に必要なもの(本記事ではアカウントの構造)について簡単に記事にしてみました。
YCDってなんぞや!って方の参考になれば幸いです。
YCDとは
YCDはメディアサイトの記事や動画といったコンテンツを、最適なユーザーに届けることができるコンテンツレコメンドソリューションです。
記事を読み終えた後に表示されるYCDの「レコメンドモジュール」(おすすめリンク)から、メディアやデバイスごとに最適化されたUIでユーザーにコンテンツを届けることができます。
メリット
- モチベーションの高いユーザーへ記事を届ける事が可能
ニュース記事などを見終えた後の、記事を読むモチベーションの高い状態で、直下のコンテンツリンクに接触するため、自然な流れでユーザーに記事を読んでもらうことが可能。
昨今言われる”広告嫌い”に対するアクションとも言えますね。
- ユーザーを深く理解するアルゴリズムでコンテンツをレコメンド
Taboola社の技術を使い、コンテンツの配信先が決定されます。
100以上の要素をかけあわせて、ユーザー一人ひとりに最適なコンテンツを選び出すとのこと。
- 従来のウェブ広告ではリーチできなかったリード獲得が可能
自然な流れでユーザーとの接点をもてるため、”広告嫌い”なユーザーにもコンテンツを訴求することができます。
また、ユーザーごとに最適な配信先に表示できるため、これまでとは異なる層にもアプローチできそうです。
- 低単価のCPCでコンテンツ配信が可能
低価格での配信ができるため(導入企業が増えてくると単価も上がるかもしれませんが…)新規ユーザーの獲得はもちろん、オウンドメディアへの集客にも使用する企業も多いようです。
デメリット
- 審査が厳しい
YCDではYahoo!ニュースなどに掲載されるためにコンテンツの審査があります。
関連法規の順守や取扱い商材に関するルールのほか、コンテンツの体裁であったり内容に関して独自の基準で審査されます。
その審査結果によって、ネットワークに対して部分的な配信になるか、またはネットワークのすべてに配信されるかが決まるとのこと。
(審査基準についての言及は本記事では割愛させていただきます)
詳しくは媒体に問い合わせいただくことを勧めます。
- コンテンツページを用意する工数がかかる
審査基準がとても厳しかった以前と比べだいぶ配信しやすくなったと思われますが、それでもやはり工数がかかるかもしれません。
アカウント構造
さてさて、なんだかいい感じでやってくれるのはわかったと。
では、配信フェーズの話に移りましょう。
YCDを出稿するには、まずアカウントが必要です。(コンテンツ出稿主単位でアカウントを作成)
アカウントはコンテンツ管理ツールで作成でき、1代理店、パートナーにつき1,000 アカウントまで作成可能です。
※注意点として、同一商材を複数アカウントで運用することは不可能です。
キャンペーン構造
続いてキャンペーンを作成します。
キャンペーンは 1 アカウントにつき、200 個まで作成できます。
なお、キャンペーン単位では下記の項目を設定することができます。
- ブランディングテキスト
- 掲載開始日/終了日
- デバイス
- 地域
- 総額予算
- 日額予算
- 入札価格
ブランディングテキストとは、ユーザーに対して、サムネイルやタイトルからの誘導先となる媒体名やコンテンツ出稿主を表示するテキストのことを指します。
リスティング広告で言う主体者表記ですね。
※ここでサービスや商品の訴求をすることはできません。
掲載媒体から誘導先の媒体へ移動することを事前に明示することで、ユーザー を混乱させずにコンテンツを体験してもらうために表示しているようです。
アイテムについて
さあ、続いてアイテム作成です。
各キャンペーン配下にアイテムとよばれるものを作成し入稿します。
リスティング広告でいう広告文のようなものです。
アイテムは 1 キャンペーンにつき400 個まで入稿でき、同じコンテンツページ URLの場合でもタイトル・サムネイルを変更し複数パターンの入稿が可能です。
効果を見ながらサムネイル・タイトルを変更することでPDCAを回していくイメージですね。
なお、アイテム内の項目の文字数は以下になります。
- タイトル 60 文字以内
- サムネイル(URL 形式) 1,000 文字以内
- コンテンツページ URL 1,000 文字以内
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ぜひ一度試してみてはどうでしょうか。
次回は実際に配信した事例をご紹介できればと思います。
おまけ
- 最低出稿金額が設定されている
最低出稿金額は26万円(手数料込み)以上という設定になっています。
少額で試しに配信してみたいという方には少々ハードルが高い場合もあるかもしれません。
- 配信するにはお取り扱い代理店経由で申し込む必要がある
YCDの配信には代理店経由でのお申込が必要となります。
お取り扱い代理店は下記となります。
ただ、一覧にない代理店からのお申込をご希望の場合は、代理店のご担当者からこちらのページにあるフォームよりお問い合わせいただくことも可能ということです。