皆さんこんにちは。
先日、隣の隣のデスクの同僚が一人暮らしを始めたようです。楽しそうです。
…そんな私は、模様替えをしようと思い、はや3か月。このまま年越ししそうな勢いの矢内です…
さて、既に多くのアカウントに実装されていることかと思いますが、Google AdWordsの検索広告のデモグラフィックターゲティングについて、今回は設定方法や実際に活用してみた事例を交えてご紹介します。
設定内容
設定できる内容として、年齢と性別があります。
年齢
年齢を設定することが可能です。
設定できる年齢はディスプレイ広告と同じです。
- 18~24歳
- 25~34歳
- 35~44歳
- 45~54歳
- 55~64歳
- 65歳以上
- 不明
性別
性別を設定することが可能です。
設定できる性別はディスプレイ広告と同じです。
- 男性
- 女性
- 不明
子どもの有無
子どもの有無は設定はできないようです。
設定手順
Google AdWords管理画面からの設定方法を下記に記載します。
選択したデモグラフィックのみに配信設定
これで設定は終了です。
性別・年齢ごとに入札単価調整比率を設定する場合
ユーザーリストから「ユーザー属性」を選択します。
すると、下記のようにユーザー属性ごとの実績を確認することができ、
赤枠で囲った箇所から入札単価調整比率を-90~+900%まで設定することができます。
また、下記のように指標ごと(クリック数・コンバージョン・表示回数)に実績のグラフを見ることができます。視覚的に情報を得られるので、ぱっと確認したい時にも便利です。
さらに、右下の「ユーザー属性の組み合わせを表示」をの箇所から
性別×年齢の情報も確認することができます。
配信事例
それでは、簡単ではありますが、実際に活用してみた事例を紹介します。
デモグラフィックのユーザー属性の調整をメインで行い、その他大きな変更はしておりません。
事例1
- 商材:アパレル求人
- ターゲット:10代~30代
- 期間:ユーザー属性の調整前1週間と調整後1週間の比較
ターゲット層が若い年齢層であるため、45歳以上の配信を大幅に抑制しました。(抑制した分インプレッション数やクリック数は減少していますが)CV数を維持しつつCPAは良くなっております。
事例2
- 商材:フェイシャルエステ
- ターゲット:女性
- 期間:ユーザー属性の調整前1週間と調整後1週間の比較
ターゲット層が女性であるため、男性の除外設定を行いました。その結果、クリック率が向上しております。期間が間もないため引き続き調整が必要ですが、配信したいユーザーへ配信できている傾向はあります。
そもそもデモグラフィック情報って
Googleが識別しているユーザー属性の情報は、cookieを用いたブラウザ単位の情報、ログイン情報、ソーシャルネットワーク等で入力した属性情報から判断されており、100%確実な情報ではない点に注意が必要です。
まとめ
検索連動型広告におけるデモグラフィックターゲティングは、必ずしも正確な情報ではないこともありますので、ユーザーの配信傾向をしっかり見たうえで、実施した場合の影響を判断し、設定することをおすすめします。
(リリースされて間もない機能なので、これから機能改善していくことでしょうが)、間違いなく戦略の幅は広がります。しっかり判断したうえで使っていきたいですね。
さて模様替え模様替え模様替え…