みなさんこんにちは。
いよいよ雨本番の時期ですね。じめじめして嫌ですね。
さて、今回はターゲット層によってCVRに大きな差が出た事例を紹介したいと思います。
概要
- 配信媒体:Facebook広告
- 商材:カラオケ
- 配信地域:九州のとある県
- コンバージョンポイント:クーポンページ閲覧
九州地方のとある県のカラオケのアカウントになります。
コンバージョンポイントはクーポン閲覧(来店時にこのクーポンページを提示すると割引きになる)というものです。
設定自体は地域・年齢・子どもの有無で、【興味・関心】【行動】等は設定しておりません。
- ターゲットA:主婦層 【24~49歳】【既婚】【子どもがいる】
- ターゲットB:学生 【18~22歳】【大学生・専門学生】
以下Aは主婦層、Bは学生とします。
CVRが12倍???
結果は以下のようになりました。
ターゲットA:主婦層のCVRが20.12%
ターゲットB:学生のCVRが1.57%
とおよそ12倍の差が出る結果となりました。
要因をさぐってみた
クリエイティブにおいて多少の違いはあるものの、今回ここまで差がでたのは地域柄や商材とターゲティングの相性が大きいと思いますが、要因を探ってみます。
上記の表を見ると、クリック数はむしろ学生の方が多いという結果にもなっています。
クリック数をはほぼ同じ、むしろ学生の方が多いですが、リーチ数は主婦層の方が多いですね。
このことから学生向けの配信は同じ人に多く配信されているのではないか。と予想がつきます。
Facebook広告のフリークエンシー
同じ人に多く配信といえば、そうフリークエンシーですね!
さあ今回の事例でみてみよう!!
ターゲットA:主婦層
ターゲットB:学生
主婦層のフリークエンシーが8.18なの対し、学生は21.99と、およそ2.7倍学生の方が同じ人に表示されていることになります。
同じユーザーに同じ広告が何度も表示され嫌がられてしまっている…このことはCVRの乖離の要因の一つになりそうですね。
おまけ
Facebook広告において、フリークエンシーを制限する機能はありません。
Facebook広告の場合はフリークエンシーのデータを確認し、フリークエンシーが多くなりすぎたと判断した場合は予算を抑えるなりターゲットを追加しリーチを増やす必要が出てきます。
まとめ
ターゲット層によって結果に差がで出ることはままありますが、ここまで大きな違いというのはなかなか稀なケースかと思います。
配信媒体や商材との相性を見極めることが大事であると感じてもらえたのではないかと思います。
改めてターゲット層って重要ですね!!