皆様こんにちは。
今日は、キーワード及び検索クエリのある不思議について考察していきたいと思います。
ある不思議とは?
気づいている方も多いとは思いますが、Googleの検索クエリレポートを見ると良く下記のような感じになっていませんか?
【設定キーワード】
イチゴ飴 (部分一致)
【実際の検索クエリ】
- イチゴ 飴 (完全一致)
- 苺 キャンディー (部分一致)
- ストロベリー キャンディー(部分一致)
- 美味しい 苺飴(類似フレーズ一致)
- イチ ゴ あめ(類似完全一致)
- ect…
イチゴ飴って設定したのにキーワード毎に妙なスペースがある・・・。
不思議に思ったのでGoogleにお問合せをしてみた。
【回答】
仕様です。
ガクゥ━il||li(っω`-。)il||li━リ…
っというのは結論で本当は以下のような理由らしいです。
検索クエリをデータの一覧として保管する時にそのクエリの意味をGoogle側で分割してしまうようです。つまりは、「イチゴ飴」と実際に検索で使っても「イチゴ」と「飴」という別々の意味合いとしてGoogleが認識して間にスペースをねじ込ましてしまう感じらしいです。
なるほど、つまりは形態素解析のようなものなのだと認識しました。
Googleのシステムなので実際の所不確かですが・・・。
そうなると次のような疑問が生まれてきませんか?
設定したキーワードとGoogleの認識したキーワードに(スペース的な意味で)相違が出てくるのではないか?
「イチゴ 飴」と「イチゴ飴」は設定する時、同じキーワードと認識せず別々のキーワードとして認識して登録が可能です。
別々の意味合いとしてGoogleが認識してしまうのであれば、「イチゴ飴」と設定するよりも
「イチゴ 飴」とスペースを入れた方がマッチング的な意味でも良いのでは・・・?
そもそもイチゴ飴って検索しないよね・・・。(ぇ
っという事で「イチゴ飴」ではないのですが、別のキーワードで試して見ました。
実証結果
※キーワードは、例として少し分かりづらい表現でお答えする事をお許し下さい。
分けると別々の意味のキーワードになるが、合わせれば1つの意味を持つキーワードがあるとします。
合わせても意味を持つキーワード:ABC
バラバラにしても意味をもつキーワード:A+B+C
これを「ABC」完全一致 と 「A B C」完全一致(スペースあり)で設定してみました。
※ちなみに部分一致時にCVが取れていたキーワードを合成Verと分割Verにしています。
↓比較した画像↓
※品質は両方とも10、入札価格は同じ、広告も同じです。
Webサイトや広告文や設定したキーワードと実際のクエリのマッチング度なのかどうかは分かりませんが、表示回数は4~5倍近くの差が出てクリック数もコンバージョン数も合成Verの「ABC」の方が良い結果となりました。
※あくまでこの内容の時は・・・、の話になります。
結論
Googleの仕様でクエリ上はスペースが空いた状態で分割に表示されますが、上記の内容から考えるとキーワードを設定し直す必要性はないだろうという結論がでました。
ただ、偶然か私たちが知りえない裏ロジックがあるのかは謎めいていますが無理に分割していれるよりは合成した状態で入れた方が良い結果になったのは事実です。
この私たちが知りえない何かを今後は追及していきます!
余談
今回はたまたま分割したABCのそれぞれのキーワードと合成したキーワードの単価が安かったからよかったのですが、中には下記のような事もありえるという情報をGoogleよりお聞きしました。
「東京大学」と「東京 大学」の完全一致で入札価格500円設定した場合。
- 東京大学:CPC¥400
- 東京 大学:CPC¥200
っいう合成Verと分割Verで着地のCPCに差が出てくるパターンがあるらしいです。
これは、合成するとその1つとなったキーワードが有名なので高い、分割すると個々のキーワードの価値が低いので安い(逆も然り)っという事がありえるという話です。
(‘・ω・́)< 注意が必要ですね。
まとめ
私たちが「同じ」だと思って認識してても、システム上「違うもの」とされている状況があるので、キーワード1つ設定するとしても油断ならないですね。
ただ、こういったシステムの動きを把握しつつ最適な設定を行い最高の結果が出せるのがプロフェッショナルなんだと思います。
そんなリスティング運用者に私はなる!