被リンク数とは、ほかのサイトから自社のサイトに向けて張られているリンクの本数のことです。
上位表示に必要な本数に決まった答えはなく、リンク元のサイトの数を上位の競合と比べ、リンク元の中身とあわせて判断するのが現実的です。本記事では、被リンク数と参照ドメイン数の違い、目安の考え方、競合との比べ方を解説します。

この記事でわかること
- 被リンク数・参照ドメイン数・参照IP数が、それぞれ何を数えているか
- Search ConsoleとSEOツールで、被リンク数が合わない理由
- 「被リンク数の目安は?」への答え方と、競合と比べる5つの手順
- 数と関連性で今の状態を見分ける方法と、数が急に増えた・減ったときの見方
なお、自社の被リンクが足りているのか判断がつかない方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
競合と比べた今の位置を一緒に確かめ、記事や内部対策、広告運用とあわせて優先順位を整理します。

カルテットのSEOコンサルティング
問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。
被リンク数とは?参照ドメイン数・参照IP数との違い

この章でわかること
- 違い①|被リンク数は「リンクの本数」を数える
- 違い②|参照ドメイン数は「リンク元のサイトの数」を数える
- 違い③|参照IP数は「リンク元のサーバーの数」を数える
- 違い④|3つの数字は組み合わせて読む

被リンクの「数」と言っても、何を1つと数えるかで、意味の違う数字が3つあります。
同じ5本の被リンクでも、1つのサイトから5本なのか、5つのサイトから1本ずつなのかで、紹介の広がりはまったく違います。
違い①|被リンク数は「リンクの本数」を数える
被リンク数は、ほかのサイトのページから自社のページに向かうリンクを、1本ずつ数えた合計です。
本数で数えると、あるサイトのサイドバーやフッターに自社へのリンクが置かれただけで、そのサイトのページの数だけ本数が増えます。
ページの多いサイトなら、1か所の設定だけで本数が大きく増えるため、本数だけを見ると紹介の広がりを実際より大きく受け取りがちです。
被リンク数は、リンクの本数を数えた「延べの数」と考えましょう。
違い②|参照ドメイン数は「リンク元のサイトの数」を数える
参照ドメイン数とは、自社にリンクしているサイトを、ドメイン単位で数えた数です。
同じサイトから何本リンクがあっても1つと数えるので、どれだけ多くのサイトから紹介されているかという「広がり」がわかります。
Search Consoleのリンクレポートも、リンク元をサイトごとにまとめて表示しています。そのまとめ方は、ヘルプで次のように説明されています。
リンクレポートでは「サイト」という用語が使用されていますが、データは実際にはルートドメインによってグループ化されます。
引用元:Search Console ヘルプ「リンクレポート」
たとえば、www.example.com と m.example.com からのリンクは、どちらも example.com という1つのサイトとして扱われます。
ツールによっては「被リンクドメイン数」「リンク元ドメイン数」と呼ばれますが、指しているものは同じです。呼び名が違うだけなので、比べるときに混同しないようにしましょう。
被リンクの広がりを見るときは、参照ドメイン数を主な数字にしましょう。
違い③|参照IP数は「リンク元のサーバーの数」を数える
参照IP数とは、リンク元のサイトが置かれているサーバーのIPアドレスを数えた数です。
別々のドメインでも、同じサーバーに置かれていればIPアドレスが同じになるため、参照IP数は参照ドメイン数より少なくなります。
SEOツールの中には、Majesticのように、参照IPや、近いIPアドレスのまとまり(サブネット)の数を表示するものもあります。
ただし、共用のレンタルサーバーでは、無関係な多くのサイトが同じIPアドレスを使っています。IPが重なること自体は珍しくないので、それだけで問題とは考えません。
参照IP数は、特定のサーバーにリンクが偏っていないかを見る補助の数字です。
違い④|3つの数字は組み合わせて読む
3つの数字は、どれか1つで良し悪しを決めるものではありません。組み合わせて読むと、リンクの集まり方が見えてきます。
| 数字 | 1つと数える単位 | わかること |
|---|---|---|
| 被リンク数 | リンク1本 | 紹介の延べの量 |
| 参照ドメイン数 | リンク元のサイト | 紹介の広がり |
| 参照IP数 | リンク元のサーバー | サーバーの偏り |
被リンク数に比べて参照ドメイン数がとても少なければ、一部のサイトのサイドバーやフッターなど、決まった場所からのリンクが多い状態です。
参照ドメイン数に比べて参照IP数がとても少なければ、同じサーバーにまとまったサイト群からのリンクが多い可能性があります。リンク元の中身を一度確かめておくと安心です。
本数・サイト数・サーバー数の差から、リンクの偏りを読み取りましょう。
被リンク数はどこで見る?Search Consoleとツールで数が違う理由

この章でわかること
- 数字①|Search Consoleでは「上位のリンク元サイト」を見る
- 数字②|SEOツールなら、競合も同じ物差しで数えられる
- 数字③|数が合わないのは、見つけたリンクと数え方が違うから
- 数字④|比べるときは、同じツール・同じ日にそろえる

被リンク数は、Googleが無料で提供するSearch Consoleと、民間のSEOツールのどちらでも確かめられます。
ただ、同じサイトを調べても、ツールによって表示される数が違うことはよくあります。ここでは画面の操作より、「どの数字を、どう読むか」に絞って説明します。
数字①|Search Consoleでは「上位のリンク元サイト」を見る
Search Consoleでは、メニューの「リンク」から、自社サイトへの外部リンクと内部リンクの表を開けます。
参照ドメイン数に近いのは「上位のリンク元サイト」の表です。自社にリンクしているサイトが、ルートドメインごとに、リンクの数が多い順に並びます。
ヘルプによると、1つの表の行数は1,000行までです。リンク元がそれより多い大きなサイトでは、表だけで全体を数えることはできません。
また、見られるのは所有権を確認した自社のサイトだけです。競合の数は見られないので、比べるときは次に紹介するSEOツールを使います。
Search Consoleの登録や基本の使い方は、Google Search Consoleについての記事で紹介しています。
自社の参照ドメインは、まずSearch Consoleの「上位のリンク元サイト」で確かめましょう。
数字②|SEOツールなら、競合も同じ物差しで数えられる
Ahrefs、Semrush、Moz、MajesticなどのSEOツールは、各社のクローラーが集めたデータをもとに、どのサイトの被リンク数でも調べられます。
多くのツールは、被リンク数と参照ドメイン数を並べて表示します。新しく見つかったリンクや消えたリンク、nofollowかどうかも区別して見られるものが一般的です。
Ahrefsの無料の被リンクチェッカーでも、参照ドメイン数と被リンク数を確かめられます。まずは無料の範囲で、自社と競合の数を見てみるとよいでしょう。
ツールが独自に出す「ドメインの強さ」の点数は、Googleが出している数字ではありません。点数の考え方はドメインパワーとはの記事で解説しています。
競合と比べるときは、同じSEOツールで参照ドメイン数を数えましょう。
数字③|数が合わないのは、見つけたリンクと数え方が違うから
Search ConsoleとSEOツールで数が合わないのは、どちらかが間違っているからではありません。そもそも、見つけているリンクと数え方が違います。
Search Consoleのヘルプでも、リンクレポートはすべてのリンクを載せたものではないと説明されています。
このレポートは、サイト上のすべてのリンクを網羅したものではありません。サイトの全体的なリンク プロファイルを把握するのに役立つ、内部リンクと外部リンクのサンプルが表示されます。
引用元:Search Console ヘルプ「リンクレポート」
同じヘルプには、重複するリンクをまとめて数えることや、すでに削除されたリンクが残っている場合があること、nofollowかどうかは示されないことも書かれています。
一方、SEOツールの数は、各社のクローラーが訪れたページの範囲と、各社の数え方で決まります。Googleは、サードパーティのツールのデータについて次のように注意を促しています。
一部のサードパーティ サービスは、一部のツールユーザーが Google からのものと誤解するようなデータを提供しています。サードパーティ ツールは、Google の内部ランキング データにアクセスすることも、パフォーマンスを保証することもできません。
引用元:Google検索セントラル「サードパーティの SEO ツール、サービス、アドバイスの使用に関する Google 検索のガイダンス」
どのツールの数も、Googleが評価しているリンクの数そのものではないと考えましょう。
数字④|比べるときは、同じツール・同じ日にそろえる
数え方がツールごとに違う以上、別々のツールで取った数を並べて比べても、正しい差はわかりません。
自社と競合の数は、同じツールで、同じ日に取り、同じ単位である参照ドメイン数で比べます。
毎月の推移を追うときも、ツールを途中で変えないことが大切です。ツールを変えた月に数が大きく動いても、数え方が変わっただけかもしれません。
被リンク数は「同じ物差しでの差と変化」を見るための数字です。

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被リンク数の目安は?「何本あれば上位」に答えがない理由

この章でわかること
- 目安①|上位に必要な本数は公開されていない
- 目安②|キーワードごとに、比べる相手が変わる
- 目安③|数より「どんなサイトから」が大事
- 目安④|目安は、上位の競合との差で持つ

被リンク数の目安は、SEOに取り組む方がとても気にする点の1つです。「何本あれば上位に行けるのか」と考えたことがある方も多いでしょう。
結論から言うと、すべてのサイトに当てはまる本数はありません。そのうえで、判断の物差しを持つ方法はあります。
目安①|上位に必要な本数は公開されていない
Googleは、被リンクが何本あれば何位になる、といった基準を公開していません。
GoogleのSEO スターター ガイドでも、リンクを利用するPageRankは基本的なアルゴリズムの1つですが、数多くあるランキングシグナルの1つにすぎないと説明されています。
ネット上で見かける「〇本あれば上位」という数字は、特定のサイトや時期の話か、ツール会社の独自の集計です。自社にそのまま当てはめるのはおすすめしません。
被リンクの本数に、誰にでも当てはまる合格ラインはありません。
目安②|キーワードごとに、比べる相手が変わる
被リンク数が足りているかどうかは、狙うキーワードで上位に出ている競合しだいで変わります。
地域名を含むキーワードや、専門的で検索の少ないキーワードでは、上位のページでもリンク元が少ないことがあります。
反対に、大手のメディアや比較サイトが並ぶキーワードでは、上位のサイトのリンク元がとても多く、同じ数をそろえるのは現実的ではありません。
そのため、目安は「サイト全体で何本」ではなく、「このキーワードの上位と比べてどうか」で持ちます。
目安は、狙うキーワードの上位に出ている競合で決まります。
目安③|数より「どんなサイトから」が大事
Googleは、ほかの著名なサイトからリンクされているか、参照されているかを、情報の質を判断する要素の1つとして挙げています。
たとえば、品質の判断に使用する要素のひとつに、他の著名なウェブサイトがそのコンテンツをリンクしたり参照したりしているかどうかの把握が挙げられます。これは、一般的に情報の信頼性の高さを示しているためです。
引用元:Google 検索の仕組み「Google によるランキング結果の決定方法」
ここで大事なのは「著名なサイト」という部分です。どんなサイトからでも数を集めればよい、という話ではありません。
業界団体や取引先、専門のメディアなど、自社の分野で信頼されているサイトからの1本は、無関係なサイトからの多くのリンクとは意味が違います。
被リンク数は、リンク元の顔ぶれとセットで読みましょう。
目安④|目安は、上位の競合との差で持つ
実務では、狙うキーワードで上位に出ている競合の参照ドメイン数を調べ、その幅のどこに自社がいるかを見ます。
上位の競合より大きく少なければ、まず紹介される理由になるページを作ります。同じくらいなら、リンクの数より、ページの中身や関連性で差をつけます。
競合より多いのに順位が上がらないなら、原因はリンク以外にあると考えるのが自然です。検索意図に合った内容になっているか、ページの見直しを先に進めます。
自社の位置が競合の幅のどこにあるかで、次の打ち手を決めましょう。
競合と被リンク数を比べる5つの手順

この章でわかること
- 手順①|比べるキーワードを決める
- 手順②|上位の競合を3社ほど選ぶ
- 手順③|同じツールで、サイトとページの数を取る
- 手順④|リンク元の種類を見比べる
- 手順⑤|差を「取りに行けるリンク」に読み替える

目安を競合との差で持つには、比べ方をそろえることが大切です。弊社(カルテット)なら、次の5つの手順で比べます。
手順①|比べるキーワードを決める
最初に、比べる対象のキーワードを決めます。サイト全体ではなく、問い合わせにつながる大事なキーワードを2〜3個に絞ると比べやすくなります。
リスティング広告を出している場合は、広告の検索語句のレポートで、実際に問い合わせにつながった語句から選ぶのが近道です。
広告で成果の出ている語句は、SEOで上位を取ったときの価値もわかりやすく、リンクを集める優先順位を決めやすくなります。
比べるキーワードは、問い合わせにつながる語句に絞りましょう。
手順②|上位の競合を3社ほど選ぶ
次に、そのキーワードで実際に検索し、上位に出ているサイトから3社ほどを選びます。
百科事典や大手のポータルサイトのように、事業の形がまったく違うサイトは外し、自社と同じような会社のサイトを選びます。
規模や事業が近いサイトと比べると、その差が取りに行ける差かどうかを判断しやすくなります。
比べる相手は、自社と事業の形が近い上位のサイトから選びましょう。
手順③|同じツールで、サイトとページの数を取る
選んだ競合と自社について、同じSEOツールで、同じ日に参照ドメイン数を調べます。
このとき、サイト全体の数と、そのキーワードで上位に出ているページの数を分けて取ります。
サイト全体のリンクはトップページに集まりがちです。記事やサービスのページで競うキーワードでは、ページ単位の数のほうが参考になります。
参照ドメイン数は、サイト全体とページ単位の2つを分けて記録しましょう。
手順④|リンク元の種類を見比べる
数を記録したら、それぞれのリンク元の一覧を開き、どんな種類のサイトからリンクされているかを見ます。
取引先の導入事例、業界団体の会員一覧、専門メディアの紹介記事、地域の団体や自治体のページなど、種類ごとに分けて、自社と競合に○と×を付けます。
自社の側は、Search Consoleの「上位のリンク元サイト」でも確かめられます。知らないサイトが混ざっていないか、重要な取引先が載っていないことはないかも見ておきます。
数の差より、リンク元の種類の差を見つけるのが比べる目的です。
手順⑤|差を「取りに行けるリンク」に読み替える
競合の2社以上にあって、自社にないリンク元の種類が、取りに行く候補になります。
たとえば、競合が業界団体の会員一覧に載っていて自社が載っていないなら、入会や掲載の条件を確かめます。取引先の導入事例なら、紹介してもらえる取引先がいないかを社内で探します。
反対に、競合が理由のわからない大量のリンクを持っていても、まねをする必要はありません。順位を目的にした不自然なリンクは、評価されないうえにリスクになります。
比べた結果は「数をそろえる目標」ではなく「取りに行くリンク元のリスト」にしましょう。
比べた結果をどう施策に落とし込むか迷う場合は、カルテットのSEOコンサルティングでも、競合との差の整理からお手伝いしています。

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被リンク数と関連性で見る、自社の4つの状態

この章でわかること
- 状態①|数が少なく、関連も薄い
- 状態②|数は少ないが、関連が濃い
- 状態③|数は多いが、関連が薄い
- 状態④|数が多く、関連も濃い

被リンク数を競合と比べたら、次はリンク元の関連性と組み合わせて、自社の状態を4つに分けてみます。
数は参照ドメイン数で、関連性はリンク元が自社の業界・地域・取引とつながっているかで見ます。状態がわかると、次にやることが決まります。
状態①|数が少なく、関連も薄い
立ち上げたばかりのサイトや、社外にあまり知らせてこなかったサイトによく見られる状態です。
まずは、実在する関係から生まれるリンクを整えます。取引先や加盟している団体のサイトに、自社の紹介と正しいURLが載っているかを確かめるところから始めます。
最初は、すでにある取引や所属の関係をリンクにつなげましょう。
状態②|数は少ないが、関連が濃い
リンク元は少ないものの、業界の団体や専門のメディアなど、関連の深いサイトから紹介されている状態です。
質の面では良い形なので、同じ種類のリンク元を広げます。紹介してくれたサイトと似た団体やメディアに、自社の調査データや解説記事を知らせていきます。
関連の濃いリンク元と同じ種類のサイトへ、紹介の輪を広げましょう。
状態③|数は多いが、関連が薄い
参照ドメイン数は多いのに、自社の事業と関係のないサイトからのリンクが目立つ状態です。
過去にリンクを買った、相互リンクを大量に集めた、といった心当たりがないかを社内で確かめます。
心当たりがなく、知らないサイトのリンクが混ざっているだけなら、慌てる必要はありません。Search Consoleのヘルプでも、既知のスパムサイトのリンクは通常Googleが無視すると説明されています。
心当たりがある場合は、外せるリンクは外してもらい、外せないものは否認を検討します。否認の手順はリンク否認ツールの記事で解説しています。
数が多くても関連が薄いなら、まずリンクの出どころを確かめましょう。
状態④|数が多く、関連も濃い
業界や地域のつながりから、多くのサイトに紹介されている、理想に近い状態です。
このときは、リンクを増やすより、紹介されているページを最新の内容に保つことと、新しく紹介される理由になるページを作ることに力を移します。
それでも順位が伸びない場合は、リンク以外の要素を見直します。検索意図との合い方や、ページの使いやすさを点検しましょう。
数も関連も十分なら、リンク集めよりページの中身に時間を使いましょう。
被リンク数が急に増えた・減ったときの見方

この章でわかること
- 変化①|急に増えたときは、リンク元を確かめる
- 変化②|急に減ったときは、数え方とページを確かめる
- 変化③|本数だけが増えたときは、参照ドメイン数を見る
- 変化④|数を増やすために、リンクを買わない

被リンク数を毎月記録していると、ある月に数が大きく動くことがあります。数の動きだけで良し悪しを決めず、理由を順に確かめます。
変化①|急に増えたときは、リンク元を確かめる
急に増えたときは、まずどのサイトからのリンクが増えたかを、ツールの新しいリンクの一覧で確かめます。
ニュースや業界メディアで紹介された、取引先が導入事例を公開した、といった理由があれば自然な増え方です。どのページが紹介されたかを記録しておくと、次のページ作りに生かせます。
理由が見当たらず、知らないサイトからのリンクばかりなら、上の図の順に確かめていきます。
増えたときは、数より「どこから増えたか」を先に見ましょう。
変化②|急に減ったときは、数え方とページを確かめる
急に減ったときは、慌てる前にツールの側の理由を疑います。ツールがデータを整理したり、数え方を変えたりすると、数が一度に動くことがあります。
自社の側では、リンクされていたページを削除した、URLを変えたのに転送の設定をしていない、といった原因がないかを確かめます。
URLを変えたときは、古いURLから新しいURLへの301リダイレクトを設定しておくと、リンクをたどってきた読者を新しいページに案内できます。
減ったときは、ツールの数え方と、自社のURLの変更を最初に確かめましょう。
変化③|本数だけが増えたときは、参照ドメイン数を見る
被リンク数は大きく増えたのに、参照ドメイン数がほとんど変わらないなら、1つのサイトから大量のリンクが張られた状態です。
取引先のサイトのフッターに自社の名前が載った、といった理由なら問題ありません。自社が頼んだものでなく理由もわからなければ、そのサイトがどんなサイトかを確かめます。
1つのサイトからのリンクは、本数が増えても参照ドメインとしては1つです。紹介の広がりが増えたわけではないので、成果として数えるのは控えましょう。
本数だけが増えたときは、参照ドメイン数が増えたかを確かめましょう。
変化④|数を増やすために、リンクを買わない
競合との差が大きいと、手っ取り早く数を増やしたくなりますが、順位を上げる目的でお金を払ってリンクを買うことは、Googleのポリシーに反します。
リンクスパムとは、検索ランキングを操作することを主な目的として、サイトへのリンクやサイトからのリンクを作成する行為です。
引用元:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」
スパムに関するポリシーでは、ランキングを上げることを目的としたリンクの売買や、過剰な相互リンク、質の低いディレクトリのリンクも例として挙げられています。
数を目標にすると、こうしたリンクに頼りたくなります。目標は数ではなく、紹介される理由になるページと、実在する関係に置きましょう。
被リンク数は結果の数字であり、買って増やす目標にしないことが大切です。

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被リンク数についてよくある質問

この章でわかること
- 質問①|内部リンクは被リンク数に入りますか?
- 質問②|nofollowのリンクも被リンク数に数えますか?
- 質問③|新しいサイトは、まず何本を目指せばよいですか?
- 質問④|リスティング広告を出すと被リンク数は増えますか?
最後に、被リンク数について担当者の方からよく挙がる疑問に答えます。
質問①|内部リンクは被リンク数に入りますか?
入りません。被リンク数で数えるのは、ほかのサイトから自社のサイトに向かうリンクだけです。
自社のサイトの中のページどうしのリンクは内部リンクと呼び、Search Consoleでも外部リンクとは別の表で確かめます。
被リンク数には、自社サイトの中のリンクは含めません。
質問②|nofollowのリンクも被リンク数に数えますか?
多くのSEOツールでは、nofollowが付いたリンクも被リンク数に含めたうえで、nofollowかどうかを区別して表示します。
一方、Search Consoleのリンクレポートは、nofollowかどうかを示していません。ツールで比べるときは、nofollowを含めた数か、除いた数かをそろえましょう。
nofollowのリンクでも、読者がそのリンクから訪れることはあります。数に入るかどうかより、どんなサイトから紹介されているかを見ます。
nofollowを含めるかどうかは、比べる数字どうしでそろえましょう。
質問③|新しいサイトは、まず何本を目指せばよいですか?
本数の目標を先に決めるより、まず実在する関係のサイトから、正しく紹介されている状態を作ることをおすすめします。
取引先、加盟している団体、地域の商工会、採用で使っている媒体など、すでに関係のあるサイトに自社の紹介が載っているかを一覧にします。
そのうえで、狙うキーワードの上位の競合と比べ、差がどこにあるかを見ると、無理のない目標が立てられます。
新しいサイトは、本数の目標より、関係のあるサイトの一覧づくりから始めましょう。
質問④|リスティング広告を出すと被リンク数は増えますか?
リスティング広告を出しても、それ自体で被リンク数は増えません。広告をクリックして読者が訪れても、ほかのサイトにリンクが張られるわけではないからです。
ただ、広告で多くの人にサービスを知ってもらうと、紹介記事や口コミが生まれるきっかけになることはあります。
広告のデータは、被リンクより、どのキーワードでSEOを強化すべきかを選ぶ材料として役立ちます。組み合わせ方はリスティング広告とSEOを併用するメリットで紹介しています。
広告は被リンク数を増やす手段ではなく、SEOで狙う語句を選ぶ材料にしましょう。
まとめ|被リンク数は、参照ドメイン数を競合と比べて読む

この記事の要点
- 被リンク数はリンクの本数、参照ドメイン数はリンク元のサイトの数、参照IP数はリンク元のサーバーの数
- Search ConsoleとSEOツールで数が違うのは、見つけたリンクと数え方が違うため。比べるときは同じツール・同じ日にそろえる
- 上位に必要な本数に決まった答えはなく、狙うキーワードの上位の競合との差で目安を持つ
- 比べた結果は、競合にあって自社にないリンク元の種類のリストにする
- 数を増やすためにリンクを買わない。目標は、紹介される理由になるページと実在する関係に置く
被リンク数は、増やすこと自体を目的にすると判断を誤りやすい数字です。何本あるかより、何サイトから、どんなつながりで紹介されているかを見てください。
まずはSearch Consoleで自社の参照ドメインを確かめ、狙うキーワードの上位の競合と、同じツールで比べるところから始めましょう。
自社だけで比べ方や次の施策を決めるのが難しい場合は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングにご相談ください。広告運用で得たデータも生かしながら、取りに行くべきリンクとページの優先順位を一緒に整理します。

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