AI Overview対策とは、Google検索の結果の上に出る「AIによる概要」で、自社のページを要約の根拠として参照してもらうための取り組みです。
特別な裏技はなく、SEOの土台に、質問への答え方と確かめ方の工夫を足すのが近道です。本記事では、仕組みと表示の確かめ方、参照されやすいページの作り方、効果の測り方を解説します。

この記事でわかること
- AI Overview(AIによる概要)の仕組みと、AIモードとの違い
- 自社の語でAIによる概要が出るかの確かめ方
- 参照リンクに選ばれるための技術の前提と、ページの作り方
- AIによる概要に使わせたくない情報の制御と、誤りへの対応
- 効果の測り方と、検索広告との関係
なお、自社のページがAIによる概要に参照されないとお悩みの方は、カルテットコミュニケーションズのAIO・LLMOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
狙っている語での表示の状況を一緒に確かめ、手を入れるページの順番を整理します。

カルテットのAIO(AI検索対策)コンサルティング
ChatGPT・Gemini・GoogleのAIによる概要で、自社が引用・推奨される状態をつくる支援です。今の見え方の診断から、コンテンツや会社情報・構造化データの整備、引用状況の計測までまとめて対応します。
AI Overview(AIによる概要)とは?検索結果の上でAIが答える仕組み

この章でわかること
- 仕組み①|検索結果の上に、要約と参照リンクが出る
- 仕組み②|関連する検索を重ねて答えを組み立てる
- 仕組み③|AIモードとの違い
- 仕組み④|AI Overview対策はSEOの延長にある

AI Overviewは、Google検索の結果の上部に表示される、生成AIによる要約です。日本語の画面では「AI による概要」と表示され、AIOと略されることもあります。
要約の中や下には、要約の根拠になったウェブページへのリンクが並びます。AIによる概要そのものの基本は、AIO最適化(AI Overview)の記事でも紹介しています。
仕組み①|検索結果の上に、要約と参照リンクが出る
AIによる概要は、検索した人が複雑な話題や質問の要点を素早くつかめるように作られた機能です。要約とともに表示される根拠のページへのリンクを、本記事では参照リンクと呼びます。
参照リンクは、要約の内容を確かめたい人や、詳しく知りたい人がクリックする入口です。要約だけで疑問が解ける人もいるため、クリックの数は通常の検索結果とは違う動き方をします。
AI Overview対策の狙いは、要約の根拠として参照リンクに選ばれることです。
仕組み②|関連する検索を重ねて答えを組み立てる
AIによる概要は、1つの質問に答えるために、関連する検索を同時に行うことがあります。Googleはこの仕組みをクエリ ファンアウトと呼び、公式のガイドで次の例を挙げています。
たとえば、元のユーザーのクエリが「雑草だらけの芝生を直す方法」の場合、ファンアウト クエリには「芝生に最適な除草剤」、「化学薬品を使わずに雑草を除去する方法」、「芝生の雑草を防ぐ方法」などが含まれる可能性があります。
引用元:Google検索セントラル「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」
つまり、参照リンクは、元の検索語だけでなく、そこから広がった関連の検索で見つかったページからも選ばれます。
元の語で上位にいなくても、関連する疑問にしっかり答えているページには、参照される余地があるということです。
元の質問から広がる関連の疑問まで答えているページが、参照の候補になります。
仕組み③|AIモードとの違い
Googleには、AIによる概要のほかに「AIモード」という機能もあります。AIモードは、比較や深い調査が必要な質問に向いていて、続けて質問しながら答えを深められる対話型の検索です。
Googleの説明では、2つは使うモデルや手法が違う場合があり、表示される回答やリンクの内容も異なります。ただし、参照されるための土台は共通で、どちらもSEOの基本の上に成り立っています。
| 比べる点 | AIによる概要 | AIモード |
|---|---|---|
| 出る場所 | 通常の検索結果の上 | 専用の画面 |
| 出るとき | 役立つと判断された検索 | 利用者が選んだとき |
| 向いている質問 | 要点をすぐ知りたい | 比較・深い調査 |
| Search Console | 生成AIのレポートに含む | 同じレポートに含む |
AIモードとは画面も向く質問も違いますが、参照されるための土台は同じです。
仕組み④|AI Overview対策はSEOの延長にある
GoogleはAI機能についてのドキュメントで、AIによる概要やAIモードに表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もないと説明しています。AEOやGEOと呼ばれる取り組みも、Google検索の観点ではSEOに変わりはないとしています。
そのため、AI Overview対策は新しい技術を覚えることではなく、SEOの基本を、AIが答えを組み立てる仕組みに合わせて見直すことです。用語の違いは、SEO・AEO/GEO・AIO・LLMOの違いで整理しています。
AI Overview対策は、SEOの基本をAIの答え方に合わせて見直す取り組みです。
自社の語でAI Overviewが出るかを確かめる方法

この章でわかること
- 確認①|AIによる概要は、役立つと判断された検索で出る
- 確認②|狙う語を並べ、表示と参照元を記録する
- 確認③|参照されているページと自社のページを見比べる
- 確認④|記録した語を3つに分けて手を打つ

対策の前に、自社が狙っている語で、そもそもAIによる概要が出るかを確かめます。図のように、検索結果のどこに何が出ているかを見分けられると、記録が正確になります。
確認①|AIによる概要は、役立つと判断された検索で出る
AIによる概要は、すべての検索で出るわけではありません。Googleのヘルプでは、表示される条件を次のように説明しています。
Google 検索の検索結果に AI による概要が表示されるのは、生成 AI が特に有用であるとシステムが判断した場合です。
引用元:Google 検索ヘルプ「AI による概要で、情報をすばやく簡単に見つける」
Googleは例として、さまざまな情報源からの情報を素早く届けられる場合を挙げています。どの語で出るかは推測せず、自社が狙う語で実際に確かめるのが確かな方法です。
AIによる概要が出るかどうかは、自社の語で実際に検索して確かめます。
確認②|狙う語を並べ、表示と参照元を記録する
確かめる語は、問い合わせにつながる語と、記事で集客している語から選びます。1語ずつ検索し、AIによる概要が出たか、参照リンクに自社が入っているか、ほかにどのサイトが入っているかを表に書き込みます。
| 記録する項目 | 書く中身 | 記入例 |
|---|---|---|
| 検索語 | 確かめた語 | リスティング広告 始め方 |
| 概要の表示 | 出た・出ない | 出た |
| 自社の参照 | 入った・入らない | 入らない |
| 参照元 | 入っていたサイト | A社・B社・C社 |
| 確かめた日 | 日付と端末 | 11月1日・スマホ |
検索結果は、場所や端末、検索の履歴などで変わることがあります。同じ語でも日を変えて何度か確かめ、確かめた日と端末も残しておくと、あとで比べやすくなります。
狙う語ごとに、概要の表示・自社の参照・参照元を表に残します。
確認③|参照されているページと自社のページを見比べる
AIによる概要が出ているのに自社が参照されていない語では、参照元のページを開いて読みます。見るのは、質問への答えがページのどこに、どのくらいの長さで書かれているかです。
あわせて、関連する疑問にも同じページで答えているか、自社のページにない情報が載っているかを確かめます。足りない点を書き出しておくと、このあとの章で紹介する手直しの材料になります。
参照元のページと自社のページを見比べ、足りない点を書き出します。
確認④|記録した語を3つに分けて手を打つ
記録した語は、概要の表示と自社の参照の有無で3つに分けると、次に何をするかが決まります。
3つの分け方と次の手
- 概要が出て自社も参照されている語は、内容を最新に保ち、問い合わせへの導線を見直す
- 概要は出るが自社は参照されていない語は、参照元と見比べてページを手直しする
- 概要が出ない語は、通常の検索順位を上げるSEOに集中する
手を打つ順番は、問い合わせに近い語で、概要は出るのに参照されていないものを先にすると、手間に対する効果が見えやすくなります。
概要が出るのに参照されていない、問い合わせに近い語から手を入れます。

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ChatGPT・Gemini・GoogleのAIによる概要で、自社が引用・推奨される状態をつくる支援です。今の見え方の診断から、コンテンツや会社情報・構造化データの整備、引用状況の計測までまとめて対応します。
参照リンクに選ばれるための技術の土台

この章でわかること
- 土台①|インデックス登録とスニペットの表示が前提
- 土台②|Googlebotのクロールを止めていない
- 土台③|大事な内容は文字で書く
- 土台④|構造化データは表示中の文と一致させる
- 土台⑤|AI向けの特別なファイルは要らない

中身を磨く前に、参照される前提の条件を満たしているかを確かめます。図の4つの関門のどこかで止まっていると、どれだけ良い記事でも参照リンクには選ばれません。
土台①|インデックス登録とスニペットの表示が前提
Googleは、AI機能で参照リンクとして表示されるための技術の条件を、次のように説明しています。
AI による概要や AI モードでサポートリンクとしてページが表示されるには、ページがインデックスに登録されており、Google 検索でスニペットが表示され、検索の技術的要件を満たしている必要があります。これ以外に追加の技術要件はありません。
引用元:Google検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」
つまり、通常の検索結果に出られる状態で、スニペットの表示を止めていなければ、条件はそろっています。Search ConsoleのURL検査で、ページがインデックスに登録されているかを確かめましょう。
ただし、条件を満たしても表示が保証されるわけではない点は、通常の検索と同じです。
インデックスに登録され、スニペットを表示できる状態が、参照の前提です。
土台②|Googlebotのクロールを止めていない
Googleは、AI機能のためのSEOの基本として、robots.txtに加え、CDNやホスティングの設定でもクロールが許可されているかを確かめるよう勧めています。
不正なアクセスを防ぐためのCDNやセキュリティの設定は、思わぬ形でGooglebotまで止めてしまうおそれがあります。サーバーやCDNの管理者と一緒に、設定を一度見直しておくと安心です。
robots.txtだけでなく、CDNやサーバーの設定でもGooglebotを止めていないかを確かめます。
土台③|大事な内容は文字で書く
Googleは、重要なコンテンツはテキスト形式で示すよう勧めています。料金表や手順を画像だけで載せていると、その中身が答えの材料として読み取られにくくなります。
画像を使う場合も、要点は本文の文字でも書きます。あわせて、高品質の画像や動画で文章を補うことも、Googleが挙げているベストプラクティスの1つです。
料金や手順などの大事な内容は、画像だけでなく本文の文字でも書きます。
土台④|構造化データは表示中の文と一致させる
構造化データを使っている場合は、ページに表示している文と中身を一致させます。Googleも、AI機能のためのSEOの基本として、構造化データをページに表示されるテキストと一致させることを挙げています。
例えば、構造化データに書いた料金と、ページに表示している料金が違っていると、読者にもGoogleにも混乱を招きます。料金や営業時間を変えたときは、構造化データも同時に直します。
構造化データは、ページに表示している文と同じ中身にそろえます。
土台⑤|AI向けの特別なファイルは要らない
Googleは、AI機能に表示されるために、AI向けのテキストファイルや特別なマークアップ、特別な構造化データを新たに作る必要はないと説明しています。llms.txtのようなファイルも、Google検索では使われないとしています。
こうしたファイルをほかのサービスのために置くこと自体は問題ありませんが、AI Overview対策として工数をかける優先度は低いと言えます。限られた時間は、前提の確認と中身の改善に回しましょう。
AI向けの特別なファイルより、前提の確認と中身の改善に時間を使います。
AI Overviewに参照されやすいページの作り方

この章でわかること
- 中身①|質問への答えを、見出しの直後に短く書く
- 中身②|派生する疑問まで1ページで答える
- 中身③|言い回しごとにページを量産しない
- 中身④|自社にしかない経験と一次情報を足す
- 中身⑤|画像・動画と事業の情報で補う

土台が整ったら、ページの中身を見直します。ここでの工夫は、AIのためだけのものではなく、読者が早く答えにたどり着けるようにするための工夫でもあります。
中身①|質問への答えを、見出しの直後に短く書く
見出しで問いを立てたら、そのすぐ後の1〜2文で答えを書きます。理由や細かい条件は、答えの後に続けて説明します。
答えが段落の奥に埋もれていると、読者は答えを探して読み進めなければなりません。Googleも、段落やセクションで構成され、明確な見出しが付いたページはユーザーからの評価が高まるとしています。
なお、Googleは、AIのために内容を細かく分割する「チャンク化」は必要ないとも説明しています。見出しの直後に答えを書くのは、AI向けの分割ではなく、読者のための書き方です。
見出しで問いを立てたら、すぐ後の1〜2文で答えを書きます。
中身②|派生する疑問まで1ページで答える
クエリ ファンアウトの仕組みを踏まえると、元の質問から広がる疑問にも答えているページは、参照の候補になる場面が増えます。図のように、読者が次に知りたくなる疑問を見出しにして、1つのページで答えておきます。
派生する疑問は、サジェスト、Search Consoleの検索語句、営業やサポートに届く質問から集めます。検索広告を出している会社なら、広告の検索語句のレポートに並ぶ長い語句も、疑問の候補になります。
読者が次に知りたくなる疑問まで、同じページの見出しで答えておきます。
中身③|言い回しごとにページを量産しない
派生する疑問ごとに別のページを作りたくなるかもしれませんが、Googleははっきりと注意しています。
ユーザーが検索する可能性のあるすべてのバリエーション(たとえば、ユーザーが検索した他のクエリや、ファンアウト クエリに焦点を当てるなど)に対応するコンテンツを個別に作成したくなるかもしれませんが、主に Google 検索のランキングや生成 AI の回答を操作することを目的としてこれを行うことは、Google のスパムに関するポリシーにおける大量生成されたコンテンツの不正使用に違反します。
引用元:Google検索セントラル「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」
ページの数が多いことは、サイトの質の高さにはつながりません。1つの疑問には1つのしっかりしたページで答え、似た疑問は見出しでまとめて扱います。
疑問の言い回しごとにページを増やさず、1つのページで答えきります。
中身④|自社にしかない経験と一次情報を足す
AIは多くの情報源を見比べて答えを作るため、どこにでも書いてある一般論だけのページは、ほかのページとの違いが出にくくなります。
Googleも、独自の視点を持つコンテンツが役立つとし、ほかの人がすでに言っていることや、生成AIで簡単に作れる内容を単に再利用しないよう求めています。
自社の現場で集めた手順、よく受ける質問への答え、実際に使っている書式や判断の基準などは、ほかのサイトにはない情報です。数字を載せるときは、出典や調べた時期を書き添えます。
自社の現場でしか書けない経験と一次情報を、ページに足します。
中身⑤|画像・動画と事業の情報で補う
Googleは、高品質の画像や動画で文章を補うことを勧めており、生成AIの検索機能も関連する画像や動画を取り込めると説明しています。手順の写真や操作の画面の画像は、文章の理解を助けます。
店舗やサービスの会社ならGoogleビジネスプロフィールの情報を、商品を売る会社ならMerchant Centerの商品情報を最新に保ちます。生成AIの回答には、商品やローカルビジネスの情報が含まれる場合があるためです。
画像や動画で文章を補い、ビジネスプロフィールや商品情報も最新にそろえます。
どのページから手を入れるべきか迷う場合は、AIO・LLMOコンサルティングで、狙う語の確認からページの手直しの順番まで一緒に整理します。

カルテットのAIO(AI検索対策)コンサルティング
ChatGPT・Gemini・GoogleのAIによる概要で、自社が引用・推奨される状態をつくる支援です。今の見え方の診断から、コンテンツや会社情報・構造化データの整備、引用状況の計測までまとめて対応します。
AI Overviewに使わせたくない情報の制御と、誤った情報への対応

この章でわかること
- 制御①|ページ全体を使わせないnosnippet
- 制御②|一部だけを外すdata-nosnippet
- 制御③|使われる量を絞るmax-snippet
- 制御④|Google-Extendedでは検索のAI機能は止まらない
- 制御⑤|誤った情報が出たときの対応

会員向けの情報や有料で提供している中身など、AIによる概要に使われたくない情報もあるでしょう。
Googleは、検索に表示されるページからの情報を制限する方法として、nosnippet、data-nosnippet、max-snippet、noindexを挙げています。
どれも通常の検索結果のスニペットにも効く設定なので、使う範囲は必要なところに絞ります。
制御①|ページ全体を使わせないnosnippet
ページ全体の中身をAIによる概要に使わせたくないときは、robots metaタグにnosnippetを書きます。Googleのドキュメントでは、nosnippetの効き方を次のように説明しています。
これは、すべての形式の検索結果(Google の場合: ウェブ検索、Google 画像検索、Discover、AI による概要、AI モード)に適用され、コンテンツが AI による概要と AI モードの直接入力として使用されることもありません。
引用元:Google検索セントラル「Robots meta タグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag の指定」
一方で、nosnippetを付けたページは、通常の検索結果でも説明文が表示されなくなります。クリックされにくくなるおそれがあるため、集客に使うページには向きません。
nosnippetは、ページ全体を使わせたくないときだけに使います。
制御②|一部だけを外すdata-nosnippet
ページの一部だけを外したいときは、その部分のHTML要素にdata-nosnippet属性を付けます。Googleは、コンテンツの特定のセクションをスニペットに表示させない方法として、この属性を案内しています。
例えば、記事の大半は公開しつつ、会員向けの補足だけを外す、といった使い方ができます。ページ全体を止めるより、集客への影響を小さくできます。
外したい部分が限られるなら、data-nosnippetでその部分だけを外します。
制御③|使われる量を絞るmax-snippet
max-snippetは、スニペットに使われる最大の文字数を指定する設定です。Googleのドキュメントでは、AIによる概要とAIモードの直接の入力として使われる量も制限されると説明されています。
数字を小さくするほど、通常の検索結果の説明文も短くなります。0にするとnosnippetと同じ扱いになるため、使うときは影響を確かめながら少しずつ調整します。
max-snippetは、検索結果の説明文への影響を見ながら少しずつ調整します。
制御④|Google-Extendedでは検索のAI機能は止まらない
Google-Extendedは、Geminiアプリなどに使われるモデルの学習やグラウンディングに、自社サイトの中身を役立たせるかどうかを管理するための設定です。Googleは、クローラーの一覧で、Google-ExtendedがGoogle検索での登録やランキングに影響することはないと説明しています。
Google検索のAI機能は検索の一部として動いているため、検索のAI機能への表示を調整したいときは、Google-Extendedではなく、上で紹介したスニペットの設定を使います。
検索のAI機能を調整するのは、Google-Extendedではなくスニペットの設定です。
制御⑤|誤った情報が出たときの対応
AIによる概要には間違いが含まれる場合があると、Google自身もヘルプで注意しています。自社の料金や所在地などが誤って書かれていたら、まず自社サイトやビジネスプロフィールの情報が最新で、どこでも同じになっているかを確かめます。
そのうえで、Googleにフィードバックを送って誤りを知らせます。古い情報が別のページに残っていると誤りの原因になることもあるため、古いページの更新や統合もあわせて進めます。
誤りを見つけたら、自社の情報をそろえたうえでGoogleに知らせます。
AI Overview対策の効果の測り方

この章でわかること
- 測定①|生成AIパフォーマンス レポートで表示回数を見る
- 測定②|検索パフォーマンスでクリックの変化を見る
- 測定③|アクセス解析で問い合わせまで追う
- 測定④|決めた語を定点で目視する
- 測定⑤|表示や順位を約束するツール・業者に注意

AI Overview対策の効果は、1つの数字だけでは判断できません。図の4つの確かめ方を組み合わせ、表示・クリック・成果の順に見ていきます。
Search Consoleの基本的な使い方は、Google Search Consoleについてで解説しています。
測定①|生成AIパフォーマンス レポートで表示回数を見る
Search Consoleには、Google検索の生成AI機能での表示を確かめられる生成AIパフォーマンス レポートがあります。ヘルプでは、このレポートの表示回数を次のように定義しています。
インプレッション数とは、Google 検索の生成 AI 機能でユーザーにサイトへのリンクが表示された回数です。
引用元:Search Console ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」
このレポートには、AIによる概要とAIモードの表示が含まれ、ページ・国・デバイス・日付ごとに数字を分けて見られます。対策したページの表示回数が増えているかを、手直しの前後で比べます。
ヘルプによると、この分析情報は2026年8月31日付けで、世界中のすべてのウェブサイトに向けて公開されました。
生成AIパフォーマンス レポートで、ページごとの表示回数を手直しの前後で比べます。
測定②|検索パフォーマンスでクリックの変化を見る
Googleの説明では、AI機能に表示されたサイトのデータも、検索パフォーマンスのレポートの検索タイプ「ウェブ」に含まれます。AIによる概要からのクリックだけを切り出すことはできませんが、検索全体のクリックの変化はここで確かめられます。
なお、Search Consoleのヘルプによると、AIによる概要に付く掲載順位は検索結果の中で1つだけで、概要の中のすべてのリンクに同じ順位が割り当てられます。順位の数字だけで良し悪しを判断しないようにします。
検索パフォーマンスでは、AI機能を含む検索全体のクリックの変化を見ます。
測定③|アクセス解析で問い合わせまで追う
表示やクリックが増えても、問い合わせや購入につながらなければ、事業の成果にはなりません。Googleアナリティクスなどのアクセス解析で、検索から来た人がどのページで問い合わせに進んだかを確かめます。
Googleは、AIによる概要が表示される検索結果ページからのクリックは質が高く、サイトに長く滞在する傾向があると説明しています。クリックの数だけでなく、滞在や問い合わせの数の変化もあわせて見ると、対策の価値を判断しやすくなります。
アクセス解析で、検索から来た人の問い合わせまでを追います。
測定④|決めた語を定点で目視する
レポートの数字だけでは、AIによる概要の中で自社がどう紹介されているかはわかりません。先に記録を始めた語を、月に1回など決めた周期で検索し、概要の中身と参照元を記録し続けます。
AIによる概要の中身は検索のたびに変わることがあるため、1回の結果で判断せず、何回分かの記録の傾向で見ます。
決めた語を周期的に検索し、概要の中身と参照元の変化を記録します。
測定⑤|表示や順位を約束するツール・業者に注意
Googleは、ランキングでの上位獲得を約束したり、Googleの内部の指標を使っていると主張したりするサードパーティのツールに注意するよう呼びかけています。
サードパーティのツールが、Googleの内部のランキングシステムやAIシステムにアクセスすることはできないためです。
ツールは作業の効率を上げる道具として使い、出てきた助言はGoogleの公式の説明と照らし合わせて判断します。AIによる概要への表示を約束する業者にも、同じ姿勢で向き合います。
表示や上位を約束するツールや業者には注意し、助言は公式の説明と照らします。

カルテットのAIO(AI検索対策)コンサルティング
ChatGPT・Gemini・GoogleのAIによる概要で、自社が引用・推奨される状態をつくる支援です。今の見え方の診断から、コンテンツや会社情報・構造化データの整備、引用状況の計測までまとめて対応します。
検索広告とAI Overviewの関係と使い分け

この章でわかること
- 広告①|通常の検索広告は、概要の上や下に出る
- 広告②|概要の中の広告は、今は一部の英語圏から
- 広告③|広告の出稿は、AIの回答の中身を左右しない
- 広告④|広告の検索語句で、概要が出る語を洗い出す
- 広告⑤|参照されにくい語は広告で受け持つ

検索広告を出している会社にとって、AIによる概要は広告の見え方にも関わる変化です。ここでは、Google 広告の公式ヘルプをもとに、広告との関係と使い分けを整理します。
広告①|通常の検索広告は、概要の上や下に出る
Google 広告のヘルプでは、通常の検索広告は、ほかの検索結果と同じように、AIによる概要の上や下にも引き続き表示されることがあると説明されています。
AIによる概要が出る語では、広告と概要と通常の検索結果が1つの画面に並びます。広告文や広告から飛んだ先のページが、概要の内容と比べて見劣りしないかも確かめておきます。
概要が出る語では、広告と概要が同じ画面に並ぶ前提で広告を見直します。
広告②|概要の中の広告は、今は一部の英語圏から
AIによる概要やAIモードの中に出る広告は、「Sponsored(スポンサー)」の表示付きで提供されています。2026年11月時点のヘルプでは、提供先は米国と一部の英語圏の英語の検索で、ほかの国や言語にも順に広げるとされています。
新しいキャンペーンを作らなくても、条件に合う検索・ショッピング・P-MAXのキャンペーンが自動で対象になるとも説明されています。日本で提供が始まったときに慌てないよう、ヘルプの更新を見ておくとよいでしょう。
概要の中の広告は提供の範囲が広がる途中なので、公式ヘルプの更新を追います。
広告③|広告の出稿は、AIの回答の中身を左右しない
Google 広告のヘルプでは、有料の広告が、GoogleのAIが生成する自然な回答に影響することはないと説明されています。
つまり、広告にいくら予算をかけても、AIによる概要の参照リンクに選ばれやすくなるわけではありません。参照リンクを狙うなら、これまで見てきたSEOの取り組みが必要です。
広告と参照リンクは別の仕組みなので、参照リンクはSEOで狙います。
広告④|広告の検索語句で、概要が出る語を洗い出す
検索広告を出している会社は、広告の検索語句のレポートを、AI Overview対策の材料に使えます。問い合わせにつながった語句を並べ、それぞれでAIによる概要が出るかを確かめれば、成果に近い順に対策する語を決められます。
広告の検索語句には、「〇〇 やり方」「〇〇 違い」のような長い語句も含まれます。こうした語句は、ページの中で答えておきたい派生の疑問の候補にもなります。
広告で成果の出ている語句から、AI Overviewで確かめる語を選びます。
広告⑤|参照されにくい語は広告で受け持つ
概要が出るのに自社が参照されにくい語や、概要を読んだあとに依頼先を探す人が想定される語では、広告で上部の表示を確保するのも1つの方法です。反対に、参照リンクに安定して選ばれている語では、広告の入札を見直す余地があります。
広告と自然検索の役割分担の考え方は、リスティング広告とSEOを併用するメリットでも解説しています。
語ごとに、広告で受け持つか参照リンクで受け持つかを決めます。
まとめ|AI Overview対策はSEOの土台に、答え方と確かめ方を足す

この記事の要点
- AI Overview対策は、AIによる概要の参照リンクに自社のページを選んでもらう取り組みで、SEOの延長にある
- まず狙う語で概要が出るかを確かめ、概要の表示・自社の参照・参照元を記録する
- 参照の前提は、インデックスに登録され、スニペットを表示できること。AI向けの特別なファイルは要らない
- 見出しの直後に答え、派生する疑問まで1ページで答え、自社にしかない一次情報を足す
- 効果は、生成AIパフォーマンス レポート・検索パフォーマンス・アクセス解析・定点観測を組み合わせて確かめる
AI Overview対策は、特別な裏技ではなく、SEOの基本をAIが答えを組み立てる仕組みに合わせて見直す取り組みです。土台を確かめ、答え方を整え、数字と画面の両方で確かめる、という順に進めると迷いません。
まずは、問い合わせにつながる語を5つほど選び、AIによる概要が出るか、自社が参照されているかを確かめてみてください。
カルテットコミュニケーションズでは、検索広告の運用データも生かしながら、AI検索での見え方の確認からページの手直しまでを支援しています。AIによる概要への対応に迷ったときは、カルテットコミュニケーションズのAIO・LLMOコンサルティングにお気軽にご相談ください。

カルテットのAIO(AI検索対策)コンサルティング
ChatGPT・Gemini・GoogleのAIによる概要で、自社が引用・推奨される状態をつくる支援です。今の見え方の診断から、コンテンツや会社情報・構造化データの整備、引用状況の計測までまとめて対応します。