動物病院のSEOとは、近くの動物病院を探す飼い主に、検索や地図から見つけてもらい、診療の中身を正しく伝えるための取り組みです。
検索の上位に出るページほど広告の決まりに近づくため、広告として読まれても困らない書き方で進めるのが近道です。本記事では、動物病院のWeb担当者向けに、施策と守るべきルール、最初の進め方を解説します。

この記事でわかること
- 飼い主が動物病院を探すときの3つの検索と、受け止めるページ
- Googleビジネスプロフィールと、診療ごとの案内ページの作り方
- 獣医療法と獣医療広告ガイドラインで、サイトに求められること
- クチコミや病気の解説で、やってはいけないこと
- 検索広告との使い分けと、Web担当者が最初の3か月でやること
なお、動物病院のホームページから予約や電話が増えずに悩んでいる方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
今のサイトと地図の情報を拝見し、どのページから整えるかを一緒に決めます。

カルテットのSEOコンサルティング
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動物病院のSEO対策とは?地図と検索で見つけてもらい、診療を正しく伝える

この章でわかること
- 基本①|飼い主の検索は「地名」「症状」「予防・手術」の3つ
- 基本②|地図の検索結果とホームページの両方で見つけてもらう
- 基本③|検索の上位に出るページほど、広告のルールに近づく

動物病院のSEOは、飼い主がどんな言葉で探し、どのページで答えを見つけ、どう来院するかを設計することです。
ほかの業種と違うのは、獣医療の広告に法律の決まりがあり、それがホームページの書き方にも関わる点です。
基本①|飼い主の検索は「地名」「症状」「予防・手術」の3つ
1つ目は「〇〇市 動物病院」「〇〇駅 動物病院 夜間」のように、場所で病院を探す検索です。
2つ目は「犬 吐く 何度も」のように、ペットの様子が心配で調べる検索で、3つ目は「犬 避妊手術 費用」のような予防や手術を調べる検索です。
場所の検索には地図とトップページで、症状の検索には病気の解説で、予防や手術の検索には診療の案内のページで答えます。
3つの検索ごとに、受け止めるページを分けて用意しましょう。
基本②|地図の検索結果とホームページの両方で見つけてもらう
場所で探す検索で、地図に病院が並ぶ結果に載るのは、Googleビジネスプロフィールの情報です。
地図で病院を知った飼い主は、診療時間や対応できる動物、費用を確かめるために、ホームページも開きます。
地図での見え方の基本は、MEO対策とはで解説しています。
地図の情報とホームページの情報が食い違わないように、そろえて管理しましょう。
基本③|検索の上位に出るページほど、広告のルールに近づく
農林水産省の獣医療広告ガイドラインは、病院のホームページを原則として広告に当たらないとしています。
ただし、検索結果の上位に出るものは、広告の要件の1つである認知性を持つと解される、とも書いています。
SEOで上位を目指すということは、そのページが広告として読まれる場面に近づくということです。
SEOで育てるページは、はじめから広告に該当しても問題ない書き方にしておきましょう。
動物病院のSEOで押さえる6つの施策

この章でわかること
- 施策①|Googleビジネスプロフィールの診療時間と情報をそろえる
- 施策②|診療ごとに1ページを作り、4つの情報を書く
- 施策③|対象動物・夜間・往診・駐車場など、来院の判断材料を書く
- 施策④|病気の解説は、獣医師の言葉で書いて監修者を示す
- 施策⑤|予防の季節の前に、案内のページを整える
- 施策⑥|院内の写真と、獣医師・愛玩動物看護師の紹介を載せる

ここからは、動物病院のWeb担当者が実際に手を動かす施策を紹介します。
院長や受付、愛玩動物看護師の手を少しずつ借りながら進めるのが現実的です。
施策①|Googleビジネスプロフィールの診療時間と情報をそろえる
Googleは、地図などのローカル検索の結果がどう決まるかを、次のように説明しています。
ローカル検索結果は、主に関連性、距離、知名度に基づいて表示されます。これらの要素を組み合わせて、最適な検索結果が表示されます。
引用元:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」
同じヘルプは、営業時間(特別営業時間を含む)などのビジネス情報を最新の状態に保つことや、クチコミへの返信、写真の追加をすすめています。
動物病院では、休診日、夜間の受付の有無、年末年始の診療時間が変わりやすいため、変わるたびに更新します。
診療時間を変えたら、地図とホームページを同じ日に直しましょう。
施策②|診療ごとに1ページを作り、4つの情報を書く
避妊去勢手術、予防注射、健康診断、歯科の処置などは、診療ごとに1ページを作ると、それぞれの検索の入口になります。
獣医療広告ガイドラインは、ホームページで診療の内容を載せるときに書くべき情報を、次のように示しています。
診療施設等ウェブサイトに掲載する情報には、広告で禁止されている、技能、療法又は経歴に該当する事項も記載できるが、飼育者等が獣医療サービスの選択を適切に行うことができるように、広告に準じて情報発信し、診療内容等の情報を掲載する場合には、「問合せ先」、「通常必要とされる診療の内容」、「診療に係る主なリスク、副作用等の事項」及び「費用」を全て表示して、獣医師又は診療施設の業務について正確かつ適切に情報発信することが望ましい。
引用元:農林水産省「獣医療に関する広告の制限及びその適正化のための監視指導に関する指針(獣医療広告ガイドライン)」
問合せ先には、術後に様子がおかしいときなどに備えた、診療時間外の連絡先も含まれると解されています。
診療のページには、問合せ先・診療の内容・主なリスク・費用の4つをそろえましょう。
施策③|対象動物・夜間・往診・駐車場など、来院の判断材料を書く
ガイドラインは、技能や療法に当たらない情報として、診療日と診療時間、予約診療ができること、休日や夜間の診療・往診の実施などを、広告できる例に挙げています。
ほかにも、支払いの方法、入院施設の有無、駐車場、動物医療保険を扱っていること、ペットホテルやトリミングの有無なども例に入っています。
うさぎや鳥などを連れた飼い主は「診てもらえるか」を真っ先に知りたいため、対象の動物もトップページで分かるようにします。
飼い主が電話で確かめていることを、先にページに書いておきましょう。
施策④|病気の解説は、獣医師の言葉で書いて監修者を示す
症状で調べる飼い主に向けて、よくある病気や症状の解説ページを作ります。
農林水産省のQ&Aは、病気の解説だけであれば広告に当たらないとしつつ、内容によって病院へ誘う意図があれば広告に当たる可能性があるとしています。
解説は獣医師が書くか監修し、書いた人の名前と経歴を載せると、読む人が信頼できるかを判断しやすくなります。考え方はE-E-A-Tとはで解説しています。
病気の解説は「当院へ」と誘う文より、受診の目安を伝える文で締めましょう。
施策⑤|予防の季節の前に、案内のページを整える
狂犬病の予防注射、混合ワクチン、ノミ・ダニやフィラリアの予防は、毎年くり返し案内する診療です。

ガイドラインは、狂犬病の予防注射を広告するときは、犬の登録と鑑札、予防注射と注射済票についての説明を添えるよう求めています。
また、ワクチンの品名が分かる書き方は、広告できる対象にならないと解されています。
季節の前に、費用・予約の方法・飼い主が行う手続きを、案内のページで更新しましょう。
施策⑥|院内の写真と、獣医師・愛玩動物看護師の紹介を載せる
初めての病院を選ぶ飼い主は、待合室や診察室の様子、どんな獣医師が診るのかを知りたがっています。
ガイドラインでは、獣医師の役職と略歴、愛玩動物看護師が勤務していること、医療機器を持っていることも、広告できる事項に含まれています。
写真は実際の院内のものを使い、設備を実際より大きく見せる加工は避けます。
院内の写真とスタッフの紹介は、初診の不安を減らすページとして作りましょう。

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動物病院が守るべきルール|獣医療法と獣医療広告ガイドライン

この章でわかること
- ルール①|獣医療法は、広告できる事項を限っている
- ルール②|ホームページも、出方によっては広告として扱われる
- ルール③|比較・誇大・体験談・前後の写真は載せない
- ルール④|費用は標準的な金額か範囲で示し、安さを強調しない

獣医療の広告は、獣医療法と、農林水産省が示す獣医療広告ガイドラインで決まりが定められています。
ガイドラインは令和5年11月に全部改正されており、農林水産省のページでQ&Aや都道府県の相談窓口の一覧も確かめられます。
ルール①|獣医療法は、広告できる事項を限っている
獣医療法の第17条は、獣医療の広告について次のように定めています。
何人も、獣医師(中略)又は診療施設の業務に関しては、次に掲げる事項を除き、その技能、療法又は経歴に関する事項を広告してはならない。
引用元:獣医療法 第十七条 第一項(e-Gov法令検索)
一 獣医師又は診療施設の専門科名
二 獣医師の学位又は称号
(中略)の部分には、獣医師以外の往診診療者なども含むと書かれています。
このほか、農林水産省令で定めるものは広告できるとされ、避妊去勢手術や予防注射、健康診断などがその例です。
ガイドラインは、こうした広告できる事項も、客観的に評価でき、後から確かめられる内容に限るとしています。
「何を書けるか」は、法律と省令が先に決めていると覚えておきましょう。
ルール②|ホームページも、出方によっては広告として扱われる
ガイドラインは、病院のホームページを原則として広告に当たらないとしたうえで、次のように続けています。
ただし、ウェブサイト広告、検索エンジンで検索した結果上位に表示されるもの、チラシ等の二次元コード又はバナー広告に連動するもの、SNS で不特定多数に拡散するもの等は、「認知性」を有するものと解される。
引用元:農林水産省「獣医療に関する広告の制限及びその適正化のための監視指導に関する指針(獣医療広告ガイドライン)」
お金を払って上位に出す場合については、Q&Aで次のように答えています。
当該診療施設が金銭を支払い、検索した結果、費用負担やスポンサー表示などにより上位表示されるものは広告に当たります。
引用元:農林水産省「獣医療広告ガイドラインに関するQ&A」
SEOで上位を目指すページも、広告として読まれる前提で書いておきましょう。
ルール③|比較・誇大・体験談・前後の写真は載せない
ガイドラインは、ほかの病院より優れているとする比較広告と、事実を誇張する誇大広告を禁じています。
「どの動物病院よりも安全に手術を行います」や「効果抜群のワクチン」は、広告できない例として挙げられています。
飼い主の主観に基づく、診療の内容や効果についての体験談と、効果を誤認させるおそれのある治療の前後の写真も、広告としては認められません。
ホームページでも、広告と同じように、虚偽や誇大な内容、他院と比べる内容は厳に慎むべきとされています。
「一番」「安全」「効果抜群」のような言葉は、根拠があっても使わない前提で書きましょう。
ルール④|費用は標準的な金額か範囲で示し、安さを強調しない
費用は、診療に通常必要とされる標準的な金額を書き、はっきりしない場合は最低から最高までの範囲を示すよう、ガイドラインは求めています。
一方で、「今なら〇円でキャンペーン実施中」のように費用だけを強調して誘う書き方は、獣医師の品位を損ねる例として挙げられています。
「健康診断を受けた方全員にプレゼント」のように、診療と関係のない物で誘うことも同じ扱いです。
料金は、何が含まれて、何で変わるのかを添えて、落ち着いた書き方で示しましょう。
動物病院のSEOでやってはいけない4つのこと

この章でわかること
- NG①|クチコミと引き換えに、割引や品物を渡す
- NG②|地名だけ変えたページを量産する
- NG③|不安をあおる言葉で、受診を急がせる
- NG④|ほかのサイトの病気の解説を書き写す

ここでは、獣医療広告のルールに加えて、Googleのルールの面からも避けたいことを紹介します。
どれも短い期間で数字を上げたいときに、つい手を出しがちなものです。
NG①|クチコミと引き換えに、割引や品物を渡す
地図のクチコミを増やしたいときも、見返りを渡すのは避けます。Googleのポリシーは、禁止される行為を次のように挙げています。
クチコミの投稿や否定的なクチコミの修正または削除と引き換えに、インセンティブ(金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスなど)を提供する行為。
引用元:Google マップ ユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー ヘルプ「禁止または制限されているコンテンツ」
Q&Aでも、病院の依頼による飼い主の発信は、広告に当たる可能性や、景品表示法の不当表示になりうることが示されています。
クチコミは見返りなしでお願いし、届いた声には丁寧に返信しましょう。
NG②|地名だけ変えたページを量産する
「〇〇市 動物病院」「△△町 動物病院」のように、地名だけ入れ替えた同じ中身のページを並べるのは避けます。
Googleのスパムに関するポリシーは、検索ランキングの操作を主な目的に大量のページを作ることを、スパムとして扱っています。
近隣の地域から来る飼い主には、アクセスのページで道順や駐車場、バスの停留所を詳しく書くほうが役に立ちます。
地域のページを作るなら、その地域から来る人に役立つ情報があるときだけにしましょう。
NG③|不安をあおる言葉で、受診を急がせる
ガイドラインは、「〇〇が大流行しています。感染すると死に至ります」のように、流行を客観的に判断できない書き方を、不安をあおる誇大広告の例に挙げています。
病気の解説でも、怖さを強調する見出しは、クリックされても信頼を失う原因になります。
受診を勧めるときは、「こんな様子なら早めに相談を」と、目安を具体的に示します。
不安をあおる言葉ではなく、受診を判断する目安で飼い主を助けましょう。
NG④|ほかのサイトの病気の解説を書き写す
病気の解説を急いで増やそうとして、ほかの病院や情報サイトの文章をなぞるのは避けます。
文章を少し言い換えただけのページは、検索で評価されにくいうえ、著作権の問題にもつながります。
院内で実際によくある相談や、獣医師が診察でいつも確かめる点を足すと、その病院にしか書けない解説になります。
解説は、自院の獣医師が飼い主に話している言葉をもとに書きましょう。

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検索広告とSEOの使い分け|動物病院の広告とSEO

この章でわかること
- 使い分け①|開院や夜間診療の周知は広告、病気の解説はSEOで育てる
- 使い分け②|広告の検索語句から、飼い主の言葉を拾う
- 使い分け③|リスティング広告とリンク先は、広告として書く
弊社カルテットは広告運用の会社なので、動物病院が検索広告とSEOをどう組み合わせるかを、運用の目線で紹介します。
広告は早く届き、SEOは時間をかけて育つという違いを生かすのが基本です。
使い分け①|開院や夜間診療の周知は広告、病気の解説はSEOで育てる
開院したばかりの病院や、夜間診療を始めたばかりの病院は、検索でまだ見つけてもらいにくい時期です。
この時期は検索広告で「地名+動物病院」を受け止め、その間に診療の案内や病気の解説のページを育てます。
広告とSEOの違いは、リスティング広告とSEOの違いで解説しています。
すぐ知らせたいことは広告、長く読まれる情報はSEOと、役割を分けましょう。
使い分け②|広告の検索語句から、飼い主の言葉を拾う
検索広告を出していれば、広告が表示された検索語句のレポートで、飼い主が実際に使った言葉が分かります。
電話や予約につながった言葉は診療の案内のページに、表示は多いのに反応が少ない言葉は病気の解説の候補にします。
広告のデータからSEOで育てる言葉を選ぶ進め方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングでもご相談いただけます。
広告で反応のよかった言葉を、SEOで育てるページの候補にしましょう。
使い分け③|リスティング広告とリンク先は、広告として書く
ガイドラインは、検索エンジンのリスティング広告や、バナー広告などにリンクしている病院のウェブサイトを、広告に該当しうる媒体として挙げています。
広告の文だけでなく、クリックした先のページも、広告できる事項と必要な説明がそろっているかを確かめます。
広告からは、診療ごとの案内のページなど、4つの情報がそろったページに飛ばすと安心です。
広告のリンク先は、広告できる事項と4つの情報がそろったページにしましょう。
動物病院のWeb担当者が最初の3か月でやること

この章でわかること
- 1か月目|ビジネスプロフィールと、サイトの基本情報をそろえる
- 2か月目|よく聞かれる診療から、案内のページを整える
- 3か月目|病気の解説を書き始め、電話と予約の数を見る

Web担当者が1人でも、院内の4つの役割の人から少しずつ素材を集めれば、3か月で土台は整えられます。
診療の合間に頼めるよう、聞きたいことを紙1枚にまとめておくと協力してもらいやすくなります。
1か月目|ビジネスプロフィールと、サイトの基本情報をそろえる
まず、Googleビジネスプロフィールの診療時間、休診日、電話番号、対象の動物を、ホームページの表示と照らし合わせます。
あわせて、受付に電話でよく聞かれる質問を1か月メモしてもらい、ページで答える候補を集めます。
ホームページがSearch Consoleにつながっていなければ、この月に設定します。基本はGoogle Search Consoleについての解説が参考になります。
1か月目は、地図とサイトの食い違いをなくすことに集中しましょう。
2か月目|よく聞かれる診療から、案内のページを整える
電話の質問が多い診療から順に、案内のページを1つずつ作ります。たとえば避妊去勢手術や予防注射、健康診断などです。
どのページにも、問合せ先・通常必要とされる診療の内容・主なリスク・費用の4つをそろえ、院長に内容を確かめてもらいます。
比較や誇大な表現がないか、ルールの章の言い換えの例と照らし合わせます。
2か月目の終わりに、よく聞かれる診療のページがそろっている状態を目指しましょう。
3か月目|病気の解説を書き始め、電話と予約の数を見る
獣医師に、診察でよく相談される症状を3つほど挙げてもらい、病気の解説を書き始めます。
Web担当者が話を聞いて下書きし、獣医師が内容を確かめる分担にすると、診療の手を止めずに進められます。
あわせて、ホームページからの電話のタップや予約の数を、ページごとに見られるようにしておきます。
ページを増やすだけでなく、電話と予約につながったページを見て次を決めましょう。

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動物病院のSEOでよくある質問

この章でわかること
- 質問①|手術の前後の写真や症例の紹介は載せてもいいですか?
- 質問②|飼い主さんの声をホームページに載せたいのですが?
- 質問③|「皮膚科」「眼科」のような専門の科名は書けますか?
- 質問④|獣医師個人のSNSやブログは、どう扱えばいいですか?
- 質問⑤|料金表は、全部の診療で載せたほうがいいですか?
動物病院のWeb担当者からよく聞かれる質問に、獣医療広告ガイドラインとQ&Aの説明をもとに答えます。
質問①|手術の前後の写真や症例の紹介は載せてもいいですか?
ガイドラインは、診療の内容や効果について、飼い主を誤認させるおそれのある治療の前後の写真を、広告としては認めていません。
Q&Aでも、ブログや動画共有サイトの症例紹介は、不特定多数に発信されるなら広告に当たる可能性があるとしています。
症例を載せるなら、効果を強調せず、広告に該当しても問題ない書き方にしましょう。
質問②|飼い主さんの声をホームページに載せたいのですが?
飼い主の主観に基づく、診療の内容や効果の体験談は、広告としては認められていません。
一方、飼い主が自分から口コミで病院を勧めることは、原則として広告に当たらないとされています。
ホームページに体験談を並べるより、Googleビジネスプロフィールのクチコミに丁寧に返信するほうが、ルールの面でも安心です。
飼い主さんの声は、病院が集めて載せるより、地図のクチコミへの返信で生かしましょう。
質問③|「皮膚科」「眼科」のような専門の科名は書けますか?
獣医療法は、専門科名を広告できる事項にしており、ガイドラインは皮膚科や眼科、歯科、エキゾチックアニマル専門科などを例に挙げています。
ただし、獣医学の知見や社会通念に照らして不適切な科名は広告できません。
専門医などの資格は、農林水産大臣が指定した団体の認定を受けたものに限って広告でき、非常勤の獣医師なら、その旨と勤務の日時も示す必要があるとされています。
科名や資格は、ガイドラインの例と照らし合わせてから書きましょう。
質問④|獣医師個人のSNSやブログは、どう扱えばいいですか?
ガイドラインは、獣医師が個人で開くブログやSNSを原則として広告に当たらないとしつつ、不特定多数に拡散されるものは認知性を持つとしています。
Q&Aでも、「自分の病院では〇〇をしている」といった投稿は、不特定多数に拡散されるものなら広告に当たるとされています。
個人の発信も、病院のサイトと同じ基準で書くよう、院内で決めておきましょう。
質問⑤|料金表は、全部の診療で載せたほうがいいですか?
ガイドラインは、診療の内容を紹介するときは、標準的な費用か、費用の範囲を示すよう求めています。
料金表を載せる診療では、何が含まれ、体重や検査の内容で何が変わるのかも添えます。
まずは電話で費用をよく聞かれる診療から載せ、少しずつ広げていくのが現実的です。
料金は、よく聞かれる診療から、条件と範囲を添えて載せていきましょう。
まとめ|動物病院のSEOは、広告として読まれても困らないページを積み上げる

この記事の要点
- 飼い主の検索は「地名」「症状」「予防・手術」の3つ。地図とホームページの両方で受け止める
- Googleビジネスプロフィールの診療時間は、ホームページと同じ日に直す
- 診療ごとに1ページを作り、問合せ先・診療の内容・主なリスク・費用の4つをそろえる
- 検索の上位に出るページは認知性を持つとされる。比較・誇大・体験談・前後の写真は載せない
- 広告の検索語句から飼い主の言葉を拾い、すぐ知らせたいことは広告、長く読まれる情報はSEOで
動物病院のSEOは、検索の上位を目指すほど、獣医療広告のルールとの付き合い方が大切になります。
まずは地図とホームページの診療時間をそろえ、よく聞かれる診療の案内ページから整えてみてください。
どのページから整え、どの言葉で育てるか迷ったら、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
検索広告のデータも生かしながら、予約と電話を増やす進め方を一緒に考えます。
※法令・ガイドラインの内容は、2026年11月時点でe-Gov法令検索・農林水産省の公表資料に掲載されている情報です。個別の表現は、都道府県の獣医事の相談窓口にもご確認ください。

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