Googleは、2023年に類似オーディエンスセグメントのサポートを廃止すると発表しました。
本記事ではその概要について紹介します。
サポート廃止のスケジュールについて
類似オーディエンスセグメントのサポート廃止のスケジュールは以下のとおりです。
- 2023年5月1日~:類似オーディエンスセグメントの生成を停止
- 2023年8月1日~:全ての広告グループとキャンペーンから類似オーディエンスセグメントを削除
2023年8月1日を過ぎると、全てのセグメントが広告グループとキャンペーンから削除されますが、過去のキャンペーンの類似セグメントについては、引き続き過去のレポートで確認可能とのことです。
サポート廃止の背景とサポート終了後の対応について
類似オーディエンスセグメントのサポート廃止の背景は、サードパーティCookie規制の影響を受けるためとされています。
Googleは今回の発表において、サードパーティCookieの廃止に伴い、より強力で耐久性のある自動化されたソリューションに徐々に移行し、プライバシーに対する人々の期待に応えられるようにするとしています。
類似オーディエンスセグメントの代替機能として示されているのが、以下の3つです。
- 最適化されたターゲティング
- オーディエンス拡張
- スマート自動入札
それぞれの機能の特徴について説明します。
最適化されたターゲティング
最適化されたターゲティングを使用することで、キャンペーンの目標に基づき、コンバージョンに至る可能性が高い新規ユーザーにリーチすることができます。
また、これまで逃していた可能性のあるオーディエンス セグメントを取り込んでキャンペーンの成果を向上させることが可能です。
オーディエンス拡張
オーディエンス拡張機能を有効にすることで、キャンペーンの目標に基づき、より多くユーザーに効率的なリーチが可能です。
Googleでは、広告主のビジネスにとって重要なユーザーへのリーチが自動的に拡大されるため、Google広告おけるマーケティング目標の達成がさらに促進されるとしています。
スマート自動入札
スマート自動入札は、自動入札戦略の一つでコンバージョン数やコンバージョン値の最適化が可能です。
機械学習を使用し全てのキャンペーンのデータに基づいて最適化が行われるため、新しいキャンペーンの場合でも掲載結果が向上するという特長があります。
まとめ
今回は、Google広告の類似オーディエンスセグメントのサポート廃止について概要をお伝えしました。 ぜひ今後の広告運用にお役立てください。