Googleは、2022年9月15日、広告表示オプションの統合を含む、いくつかのアセット機能の強化を発表しました。
広告表示オプションの効果は非常に高く、設定が推奨されていますが、これまでは別のプロセスで行う必要がありました。
そのため、より魅力的な広告を簡単に配信できるよう、Googleではアセット機能に関する新しいワークフローを展開しています。
今回は、強化されたアセット機能の特徴についてご紹介します。
アセットの機能強化の特徴
今回のアセットの機能強化には、主に下記3つの特徴があります。
- アセットに広告表示オプションを統合
- 「広告とアセット」メニューの新設
- 「組み合わせレポート」の確認が可能
それぞれ説明していきます。
アセットに広告表示オプションを統合
これまで、広告表示オプションなどのアセット管理は、キャンペーンの作成プロセスで別々に行われていました。
今後は、検索キャンペーンやP-MAXキャンペーンを作成する際に、これらを同じ手段で設定できるようになります。
広告表示オプションがアセットに統合されるため、より効率の良い管理が可能です。
具体的には、アセットを作成してキャンペーンに適用すると、プレビューツールが自動更新され、広告のコンテキストにおいてアセットの確認ができます。
また、Googleによって、選んだキャンペーンの目標に基づいたアセットが推奨されるようになりました。
例えば、「リード」をキャンペーンの目標として選んだ場合、リードフォームのアセットの追加を自動的に勧められます。
この段階で作成されたアセットは、他のキャンペーンや広告グループで作業する際にも利用が可能です。
「広告とアセット」メニューの新設
新設された「広告とアセット」メニューの「アセット」ページには、アカウント全体のすべてのアセットに関するレポートが表示されます。
テーブルビューを切り替えて、「アセット」テーブルビューで見出しと説明、「関連付け」テーブルビューで画像や価格などのアセットを表示させることができる点もポイントです。
また、ページ上部の「アセットタイプ」をクリックすると、レポートをすばやくフィルタリングでき、パフォーマンスが理解しやすくなります。
「組み合わせレポート」の確認が可能
組み合わせレポートでは、見出しや説明とともに、サイトリンク、コールアウト、画像といったアセットの確認が可能です。
このビューを使用することで、十分な情報に基づいたクリエイティブ全体の決定が容易になります。
まとめ
今回は、Googleが発表した、アセット機能の強化についてご紹介しました。
アセットは便利な機能ですが、機械学習で生成されているため、内容を確認してからの使用をおすすめします。
今後の運用にぜひお役立てください。