TikTokは、ショッピング広告と、その3つの広告フォーマットのテスト展開を発表しました。
近年、TikTokではショッピング関連の機能を強化していますが、広告プロダクトにもそれを広げてきたと言えるでしょう。
現在のTikTokの勢いやユーザーの購買活動に与えている影響から、ショッピング広告のニーズはすぐに高まるのではないでしょうか。
今回は、テスト展開を発表したTikTokのショッピング広告と3つのフォーマットについてご紹介します。
ショッピング広告の特徴
今回発表されたショッピング広告と広告フォーマットによって、TikTokでの新しいショッピング体験が可能です。
TikTokのショッピング広告には以下の3つの特徴があります。
- プロダクト販売を通した広告フォーマットへのアクセス
- カタログ規模の拡大
- 自動化されたクリエイティブ機能
それぞれ詳しく説明します。
プロダクト販売を通した広告フォーマットへのアクセス
TikTok広告マネージャーの目的である「プロダクト販売」を通じて、3つの新しい広告フォーマットにアクセスできるようになります。
それによって、これまで行われてきたメディアバイイングの簡素化が可能となりました。
カタログ規模の拡大
新しいフォーマットの利用によって、商品カタログの規模が拡大します。
最新のトレンドを取り込めるのはもちろん、おすすめページ以外のプレースメントが増やせるといったメリットがあります。
自動化されたクリエイティブ機能
よりスマートで高度なターゲティングに加え、完全に自動化したクリエイティブ機能を現在開発中です。
ショッピングジャーニー全体を通して、購入する可能性の高いオーディエンスにリーチが可能です。
3つの広告フォーマットについて
ショッピング広告の新たなフォーマットは下記の3つです。
- 動画ショッピング広告
- カタログリスティング広告
- ライブショッピング広告
それぞれ以下で解説します。
動画ショッピング広告
動画ショッピング広告では、インフィードの動画広告で1つあるいは複数の商品を強調してPRすることができます。
TikTokならではの動画利用で、わかりやすい広告が可能です。
現在、グローバルでテスト使用ができます。
カタログリスティング広告
カタログリスティング広告では、Instagramのショップタブと同様、動画アセット不要でアプリ全体での商品宣伝を行うことができます。
2022年8月において、米国および米国をターゲットとするユーザーのみテストが可能であり、日本ではまだ利用できません。
ライブショッピング広告
ライブショッピング広告は、TikTokライブ中に使用している商品のリンクが出てきて、そのまま購入が可能です。
例えばメイクをするライブ映像を見ている最中、そのコスメやメイクグッズのリンクが出てくるため、気になる商品をクリックして買うことができるというしくみです。
2022年8月において、TikTokショップが利用可能なイギリス、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、そしてアメリカの招待アカウントでのみテストが可能です。
まとめ
今回は、テスト展開を発表したTikTokのショッピング広告と3つのフォーマットについてご紹介しました。
今後もTikTokでは、ショッピング関連のプロダクトなどを拡大していくことが予想されます。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。