みなさん、こんにちは。
本日は運用者であれば意外と利用する機会がある、Google広告の最適化スコア・最適化案について
ディスプレイ広告が追加されるアップデートが先月ありました。
まず前段でおさらいとして最適化スコア・最適化案の概念の説明から入り、今回のメインであるGoogle ディスプレイ広告の最適化スコア・最適化案について執筆します。
おさらい:そもそも最適化スコア・最適化案って?
Google広告では下記のように管理画面上部にアカウントごとに最適化スコア・最適案が表示されます。
普段この指標を最優先に確認することは少ないかもしれませんが、管理画面の上部に表示されることから、目に留める方も多いこの指標。
特に最適化スコアが管理画面の左上に表示されるようになっているため、自然と視界にも入ってきますよね。
少し脱線しますが人間の視線の動きに関してはZ型やF型等ありますが、いずれも左上が最も視線が行く場所ですね。ここに最適化スコアを表示するあたりGoogleさんは色々作為的だなーと個人的には思います笑
概念
さて以下、媒体ヘルプページの引用ですがさらっと最適化スコアと最適化案の概念について触れます。
- 最適化スコア
より良い掲載結果を得るためアカウントの設定がどの程度最適化されているかを示す推定値です。最適化スコアは 0% から 100% までで表され、100% のときアカウントは最も最適化されています。 - 最適化案
上記を達成するための案が最適化案として表示されます。
補足
最適化スコアのロジックや計算方法について興味がある方は以下リンクをご参照ください。
アップデート内容:ディスプレイ広告の最適化スコア・最適化案の追加
冒頭でも記載しましたが、2019年12月のアップデートにより、これまで検索・ショッピングキャンペーンのみだった最適化スコア・最適化案においてディスプレイ広告が追加されました。
下記がディスプレイキャンペーンのみの最適化スコア・最適化のキャプチャになります。
具体的にはターゲティングの拡張やレスポンシブディスプレイ広告の追加、スマートディスプレイキャンペーンの追加などが書かれています。
個人的にはディスプレイ広告の最適案が最もありがたく、特に少額の場合ディスプレイ広告はリマーケティングのみで開始するケースも多くあります。
その際の追加の提案時のネタ出しにも活用できるため、地味に嬉しいアップデートと言えるかもしれません。
実際に確認してみた
私が担当する案件でいくつかディスプレイ広告の最適化案を確認しましたが、個人的にはわりと妥当性はあるなという印象です。
というのも検索キャンペーンの初期のイメージだと予算の増額、コンバージョン数の最大化等予算消化を勧める内容が多かった気がしますが、現状ではそのあたりの懸念もクリアしているため、有用な内容が書かれている印象を受けます。
ただ基本的にはやはり追加や拡張路線が多くなりますので、追加提案・増額提案での活用が多くなるかもしれません。
内容について詳しく見たいは下記ご参照下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最適化スコア・最適化案に関しては個人的にはこれまではライトな報告のネタとして活用することが多かったですが、ディスプレイ広告が追加されたことにより報告や提案のネタはもちろん、増額提案のネタとしても活用できますので地味に嬉しいアップデートということで、今回紹介させていただきました。みなさんもぜひご活用ください。
以下、今回の引用ですが、特に2つ目のリンクに関しては詳細が載っており、各キャンペーンにおける最適化案も一覧化されているため、一度目を通して損はないかなと思います。