本日は、Google広告で「コンバージョンの日時列」が表示項目として実装されましたのでご紹介させていただきます。
「コンバージョンの日時列」とは?
「コンバージョンの日時列」とは、コンバージョンが実際に発生した日時で、コンバージョンとコンバージョン値をレポートできる機能です。
従来のコンバージョン列は、コンバージョンの日時ではなく広告クリックの日時に基づいて計算されます。たとえば、広告が先週クリックされて、広告クリックユーザーがコンバージョンを達成したのが今週の場合、コンバージョンの計上は先週にさかのぼって表示されます。
【参照】Google広告ヘルプ
ヘルプ文言は少々回りくどいですが、カンタンにまとめると以下のような違いになります。
- コンバージョン:広告のクリック日時で計上
- コンバージョン(コンバージョンの日時別):コンバージョン発生したタイミングで計上
確認できる指標
また、新たに確認できる指標は以下の指標が利用できます
- コンバージョン(コンバージョンの日時別)
- コンバージョン値(コンバージョンの日時別)
- 値 / コンバージョン(コンバージョンの日時別)
- すべてのコンバージョン(コンバージョンの日時別)
- すべてのコンバージョン値(コンバージョンの日時別)
- 値 / すべてのコンバージョン(コンバージョンの日時別)
今回のアップデートにより、広告管理画面だけで「広告クリックベース」「コンバージョン発生ベース」といった、反映されるタイミングが異なる指標を見ることができるようになりました。
活用シーン
運用者あるあるのひとつ、「その日、問い合わせは来てないんだけど何でコンバージョンが???」問題において、以下のように活躍してくれるのではないでしょうか。
運用担当者
「先週発生したコンバージョンですが、7日に1件のフォーム送信が確認できています。」上司
「ん?7日にはお問い合わせのフォームは稼働していないぞ。」運用担当者
「失礼いたしました。コンバージョンは7日に1件ですが、コンバージョン(コンバージョンの日時別)で再確認するところ、9日の送信が1件確認できています。」上司
「9日であれば確かに。△△社からの依頼を受けているな。」運用担当者
「広告のコンバージョンはクリック日時に計上されますので、7日に広告クリックしたユーザーが、9日にお問い合わせを行ったと推測できますね。。。念の為、コンバージョンまでの日数を詳細レポートで確認してきます。」上司
「よろしく頼んだよ!」
こんなケース、結構あると思います。上記の担当さんは上手く説明できていますね!
確認方法
では管理画面の、どこから確認できるのか簡単にご紹介いたします。
①Google広告管理画面にて、「表示項目」→「表示項目を編集」を選択
②「コンバージョン」→「コンバージョン(コンバージョンの日時別)」など必要な項目にチェック
以上で、列に表示項目が追加されました!補足ですが、グラフエリアでも指標として選択でき、以下のように、「コンバージョン」VS「コンバージョン(コンバージョンの日時別)」といった確認を行うことも可能です。
注意点
活用する上で、以下の注意点があります。
- 2019年3月以降のデータから確認可能
- 一部アカウントではまだ未実装
一部のアカウントで確認ができないことがあるため、アカウントで実装されているか確認は行いましょう!
まとめ
お問い合わせや売上を実感するのは、もちろんアクション(コンバージョン)が発生したタイミングが多いです。ただ、広告運用担当から見れば、管理画面のコンバージョンは大切な指標・・・。
利用しているツールやそれぞれの担当者目線で、日々追っている数字には当然違いがでてきてしまいます。あるあるのケースということは、その分気にされがちな事柄でもあるため、それぞれの目線で追っているコンバージョン定義など、お互いに共通の認識を持つことが大切だと思います。