みなさんこんにちは。
9月に入ってからの日焼けがすごく、人生で初めて皮がむけたやないです。それも9月に…
社会人人生史上最もガングロ化してしまいました。
さてさて今回は地味にありがたいと感じたアップデート、YDNでのリーチレポート追加
(2019年9月18日~)について触れていきます。
そもそもリーチ(リーチ数)とは
「リーチ」というワードは意外と広義で使っている人もいるかと思いますので、
まずはYDNにおけるリーチ数の定義について説明します。
リーチ数とは指定した期間内に1回以上のビューアブルインプレッションが発生したユニークユーザー数のことを指します。ビューアブルインプレッションというのがポイントですね!
ここでおさらい、ビューアブルインプレッションとは
さてここでおさらいも込めてインプレッションの定義について軽くまとめてみます。
- インプレッション:広告の表示回数
- ビューアブルインプレッション:視認領域に広告が表示された際のインプレッション
つまりユーザーの視認範囲に表示されたかどうかを問わない広告表示がインプレッション、
ユーザーの視認範囲の広告表示がビューアブルインプレッションというわけですね。
よく”〇〇インプあったので、認知拡大に貢献できました”なんて報告があるかと思いますが
視認範囲外の広告表示も含まれているというわけです。
アップデート内容、整理してみましょう
ここで初登場の項目もありますが、下記3つの概念を理解していれば今回のアップデート内容は網羅できます。
- ビューアブルインプレッション:視認領域に広告が表示された際のインプレッション
- リーチ数:1回以上のビューアブルインプレッションが発生したユニークユーザー数
- 平均接触回数:ユニークユーザー単位で発生したビューアブルインプレッションの平均回数
順序立てて考えればカンタンですね!
ちょっと脱線
今回のアップデートに加え、フリークエンシーにおけるインプレッションの概念にもビューアブルが考慮されると尚嬉しい気がします。今後のアップデートに期待しましょう!
(フリークエンシーは視認範囲外の広告表示も含まれているのに表示を制限できる機能ですからね。
使い方には注意が必要です。)
※注意:(YDN)フリークエンシーにおけるインプレッションの定義は視認範囲内外問わずです
使い方例
ここまでで整理はできたと思います。
最後に実際の活用例についていくつかシチュエーションを想定して終わろうと思います。
ケース1 リーチ数は少ないが、平均接触回数は多い場合
この場合同一ユーザーに多くの(視認範囲の)広告表示がされているわけですから、成果状況や案件の要件(認知拡大がメイン)によってはフリークエンシーの設定など、対処が必要です。
ケース2 平均接触回数が多く、クリック率が低い場合
この場合それぞれのユーザーに(視認範囲の)広告表示が多くされているにも関わらずクリック率が低いわけですから、クリエイティブを変更(または追加)した方が良いでしょう。
そういった提案にも繋げられるアップデートです。
ケース3 見らていないからクリックされないのか、見られてはいるがクリックされないのか問題
これはままあるケースだと思います。下記に記載していますが、リーチレポートで広告(クリエイティブ)ごとに数値を確認できるようになりましたので、以前より分析がしやすくなりました。
補足
2019年9月18日のアップデートでは、CSVでレポートがダウンロードできるアップデートです。
管理画面上ではリーチ数は見ることができないので注意が必要です。
なお、レポートではレポート種類として追加されています。
表示切替にてキャンペーンだけでなく、広告ごとにリーチ数、平均接触回数等も確認することができます。上記ケース3のような場合には役立ちそうですね。
インプレッションとビューアブルインプレッションではどの程度の差が?
とある案件を例に、
インプレッションとビューアブルインプレッションでどの程度の差があるか見てみます。
想定内と言えば想定内ですが、インプレッション数とビューアブルインプレッション数ではかなり差が出ています。本記事では考察まではしませんが、特にキャンペーンAではクリック率とビューアブルクリック率が大きく異なっています。このような差が出る案件も多いと思いますので、一度確認してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
個人的に地味にありがたいアップデートだと感じ紹介してみました。
しっかり使いこなしていきましょう!