今回はスポンサードサーチ・YDNのここ最近行われたアップデートについてまとめました。
クリエイティブの入稿規定
まずは画像・動画のサイズ入稿規定のアップデートをご紹介します。
サイズ上限が大きくなった!
YDNに入稿できる画像と動画のサイズ上限が以下のように引き上がりました。
- 静止画…3MB (従来は150KB)
- 動画…200MB (従来は30MB)
※静止画150KBを超える場合、150KB以下に圧縮
※動画30MBを超える場合、30MB以下でHigh、Middle、Lowの3種類(選択不可)に圧縮
これは…かなりありがたいです!しかも結構大幅な上限変更ですね!お客様にせっかく作成していただいたバナーが、150KBを超えていたという経験を持つ方も多いのではないでしょうか?Googleは依然150MBが上限ですが、YDNのみの配信のときやインフィードを配信する際などは「150KB以下に修正してください…」なんてお願いすることも無くなりそうな予感です。(早速926KBのバナーをエディターで入れてみたのですが、確かにエラーが出なくなりました!150KBの呪縛ばいばい!)
ただ、従来の規定サイズを超える場合は圧縮されるため、画質低下してないか確認してみるといいかもしれません。
アスペクト比が合っていれば入稿可能!
アスペクト比(縦横のサイズ比率)が一致していれば、入稿規定にはないサイズでも入稿が可能になります。例えば、640ピクセル×360ピクセルの場合、16:9の比率が一致するため以下の画像サイズが入稿できるようになります。
・1280ピクセル×720ピクセル
・1920ピクセル×1080ピクセル
※ロゴ画像と300ピクセル×300ピクセルの画像は、アスペクト比による入稿が出来ないようです。
インフィード広告がPCに対応
これまでスマートフォン版Yahoo! JAPANのトップページやアプリ内にしか配信出来なかったインフィード広告ですが、今回のアップデートによりPCへの配信が可能になりました。これにより配信ボリュームが拡大して認知拡大にはとても効果的ですね。
既にインフィード広告の作成画面や編集画面にPCの項目が追加されています。新しくキャンペーンや広告グループを作成する場合、管理画面でもエディターでもデフォルトではPCも配信対象に含まれています。そのため、「インフィードだからスマホだけ」と今までの感覚でいたらPCにも配信されますので要注意です。なお、入稿済のインフィード広告についてはスマホのみ設定のままですのでご安心ください。
スポンサードサーチの管理画面の操作性・視認性が向上
既にお気づきの方も多いと思いますが、7月からスポンサードサーチの管理画面がアップデートしております!
表示期間の操作性が上がった!
これもすごくありがたいです…!今までは日ごとや月ごとなどの数値を見たいとき、わざわざ日にち選択をして表示させなければいけませんでした。今回のアップデートで、下図赤枠の「<」「>」をクリックすると、現在表示している期間と同じ期間での前・後の数値を表示することが出来ます。
グラフの視認性が上がった!
パフォーマンスデータのグラフに表示出来る指標数が2つから4つに増えました!色が黄色(薄いor濃い)・青(薄いor濃い)の4色展開なので少々分かりづらさを感じなくもないですが…グラフはパッと見でデータの遷移がわかりやすいため、指標数が増えたのはとても嬉しいです。
また、Googleのように2つの期間を比較出来るようになりました。
表示期間の比較ができるようになったことで、期間別のデータの違いをグラフで見ることが出来ます。
他にもウォッチリストが消えていたり、「表示切り替えボタン」ができていたりと地味に変化している点もあるようです。
まとめ
いかかでしたでしょうか?今回はYahoo!の嬉しいアップデート情報をまとめました。
web広告業界に入ったときから、この業界はアップデートが目まぐるしいと色んな人から聞いていましたが、最近やっと実感してきました。覚えた情報がすぐに変化してしまうのは大変ですが、裏を返せばどんどん便利になっていく喜びがたくさんあります。
ちなみに、スポンサードサーチ・YDN・Yahoo!プレミアム広告が2019年秋から順次「Yahoo!広告」にリブランドするようです。管理画面も新しくなる匂いがするので、どんな変化が起こるのか楽しみです。(スポンサードサーチは名称変更のみで管理画面のリニューアルは無いとのことですが…)