みなさん、こんにちは。
大晦日に右手の人差し指を包丁でぱっくりやってしまい今もあとが残る、右手のしびれがずっと続く、右手に血豆2か所と最近なにかと右手が騒がしい矢内です。職業柄手が使えなくなったらジ・エンドですね………皆さんも気を付けましょう。。
さて、突然ですが、最近Google広告に予算プランナーというものが追加されたこと、お気づきでしょうか?(確認したところすべてのアカウントではありませんでしたが)
普段あまり管理画面を見る機会が少なかったりする営業マンの利用も想定し、設定方法の紹介をしつつ、都度内容にも触れていきます。(なおまだヘルプページには記載がないようです。)
予算プランナーってどこにあるの?どうやって設定するの?
実はこっそり管理画面右上のツールに追加されています。下図赤枠の箇所です。
ツール→予算プランナーをクリックします。
すると、このような画面が表示されます。
₊をクリックして予算プランを作成してみましょう。
下図のように予算プランを作成というのが表示され、予測可能なキャンペーンが表示されます。
※十分なキャンペーン履歴がなかったり、入札戦略によっては予測ができないようです。
任意のキャンペーンをクリックします。
すると予測期間、指標を選択、目標という設定項目が表示されます。
デフォルトの予測期間が未来の日付になっていることから、何やら過去のデータ?から未来のシミュレーション的なのが作成できるのでしょうか…?
それぞれの項目を選択していきます。
予測期間
明日以降の未来の日付が選択可能です。
指定期間は1か月のみではなく、数か月にわたって選択できるようです。
今回は例として2019年5月の1か月間にしてみます。
指標を選択
この項目では予算プランに必要な項目を選択します。選択可能な項目は下記2つ。
- クリック数
- コンバージョン
今回は例としてコンバージョンを選択します。
目標
この項目では予算プランに必要な目標を選択します。選択可能な項目は目標なしを含めた下記4つ。
- 目標なし
- コンバージョン
- 費用
- 平均コンバージョン単価
コンバージョン、費用、平均コンバージョン単価を選択すると、下図のように値を記入する箇所が出てきますので記入していきます。今回は例として平均コンバージョン単価2,500円で記入してみます。
すると、前の期間の数値・前年同期間の数値が表示されます。
余りにも検討外れの値を設定しない仕組みですね。
…説明が長くなりましたが、これで準備は完了です。
実際に作成した予算プランを見てみる
さて、それでは上記内容で設定した予算プランを見てみます。
第一印象としては、すっきりしていて見やすい印象を受けます。
(画面上部に設定した内容も確認できるようになっているようです)
設定したとおり平均コンバージョン単価2,500円で、最大限予算を使えるシミュレーションが表示されています。画面下部で過去のデータと予測の差異を確認出来たり、赤枠の数値を1か所変更を加えると、瞬時に他の項目の数値も変動する仕組みのようです。これは使えそう!
用途別活用法
なんとなく使えそうなのはわかった。ではどんなシーンで活用できそうでしょうか?
いくつか活用シーンを挙げてみます。
- 上記例のように平均コンバージョン単価ベースで最大限どれくらい使用できるかを知りたい時に活用
- 予算を大幅に上げる、または下げる時のシミュレーションを知りたい時に活用
(あまりにも過去の予算と乖離がある場合は予測不可になるようです) - 欲しいコンバージョン数を獲得するためには予算がいくら必要か知りたい時に活用
まだまだ活用方法はあると思いますが、個人的には3のケースはありがたいと思います。
これまで予算による損失等々から各々計算していたかと思いますが、この予算プランナーを使用すれば瞬時にシミュレーションを作成することができます。
しかも1つの指標を変更すれば他の指標の数値を変動するため、利便性が高いのもポイントですね。
クライアント先と打ち合わせ中に「どのくらいまで拡大余地ありますかね~」と質問されても、瞬時に回答できます。
備考・おまけ
予測の計算方法は下記のようです。
- 予測で傾向をつかむ: 予測は最近のキャンペーンの履歴やオークションのデータから計算され、24〜48 時間ごとに更新されます。
- 季節変動を考慮:ビジネスの種類や場所に応じて、祝日やその他の季節的要因によるトラフィックの変動が考慮に入れられます。
- タイミングが精度に影響: 予測を計算する日がキャンペーンの開始日に近ければ近いほど、予測は正確になります。
なお、設定期間と昨対比の数値を視覚的にも確認できるようです。
このまま資料にも使えそうですね笑
お気づきの方もいるかもしれませんが、(このキャプチャは上記キャプチャと別日のものになるため)同一キャンペーンですが予測値に差が生じてしまっています。
備考にも記載しましたが、24~48時間で更新されタイミングが重要というのはこのことなのでしょう…。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まだヘルプページにも記載はなくβ版の扱いですが、今後すべてのアカウントで使用することができるでしょう。
必要なシーンに合わせて使ってみてはいかがでしょうか。