今回は私がリスティング広告を始めたばかりの頃に抱いていた小さな疑問をいくつかピックアップしました。
この記事が少しでもご参考になりますと幸いです。
入社当初に抱いた疑問3選
インプレッション・リーチ・フリークエンシーの違いは?
熟練運用者の方からしたら全然別物じゃないかと思うかもしれませんが、
初心者にはこの違いが分かりにくいものだったりします。
そこでインプレッション・リーチ・フリークエンシーを簡潔にまとめてみました。
インプレッション
インプレッションとは広告が表示された回数を指します。
同じユーザーが広告を複数回みたら見た回数だけカウントされます。
リーチ
リーチとは広告を見た人の数を指します。
インプレッションとは違い、同じユーザーが広告を複数回見てもカウントは1回しかされません。
フリークエンシー
フリークエンシーとは一定期間にユーザーが広告に接触した平均回数のことを指します。
この指標で1ユーザーに広告を表示させている頻度を把握できます。
ちなみに、フリークエンシーキャップを設定すると1ユーザーに対して1日◯回・週に◯回まで等という表示回数の上限を設けられます。
YDNはフリークエンシーレポートを作成することによってリーチ(ユニークユーザー数)やフリークエンシー数を見ることが出来ます。
Googleは管理画面の表示項目の変更から指標を追加するか、リーチの指標に切り替えるとリーチ(ユニークユーザー数)やフリークエンシー数を見ることが出来ます。
最近クリック率が減少傾向だな‥など思うときはこの指標を見てみると、1ユーザーにたくさん配信していたなんて気づきがあるかもしれないですね。
年齢・性別ターゲティングはどのように判断されているの?
配信するユーザーを指定の年齢層や性別に絞り込むことが出来る年齢・性別ターゲティングは、最もよく使われるターゲティングではないでしょうか?
なんで性別や年齢が分かるの?本当に正しいものなの?と疑問に思っていたため詳しく調べてみました。
Googleヘルプページによると、
ユーザーが Google アカウントにログインしている場合は、アカウントの設定やGoogleサービスでの行動から取得したユーザー属性が使われる可能性があります。
このほか、一部のソーシャルネットワークサイトなどでユーザーが入力した属性情報がGoogleに提供される場合もあります。
Googleアカウントにログインしていないユーザーについては、Googleサービスやディスプレイ ネットワークでの行動に基づいて属性を推測することがあります。訪問したサイトの履歴に基づいて、ブラウザが特定のユーザー属性のカテゴリに関連付けられます。
つまり、Googleアカウントにログインしているユーザーは設定内容により分類されるので比較的分類の精度が高く、ログインしていないユーザーは普段良く見るサイト等の傾向によってGoogle側が推測して分類しているということですね。
信憑性が高いユーザーと推測されたユーザーが混在しているため、必ずしも正確に分類されているという訳ではないようです。
ちなみにこちらのページで自分がどのように分類されているか見ることが出来ますので、
気になる方はぜひご覧ください。
Yahoo!
Yahoo!はサポート窓口に問い合わせてみたところ、残念ながらユーザーの識別方法は開示していないとのことでした。
ただ、サポート窓口の方と話した感触的にYahoo!が確実に識別できるユーザーは特定のターゲティング属性に分類され、行動履歴等から推定出来るユーザーを拡張機能へ、推定できないユーザーを不明層の中へ分類しているようです。
Googleと違い推定して分類するユーザーを切り分けられますので、より確実に特定の属性をターゲティングしたい場合はYahoo!のほうが使い勝手が良さそうです。
ディスプレイ広告の掲載順位ってなに?
私は最初、ディスプレイ広告は検索広告と同じように、ページの上部に表示されるほど掲載順位が上位だと思っており、平均掲載順位が1位ばかりでぬか喜びをしていました。
実はディスプレイ広告のオークションは1ページごとではなく、1つの広告枠ごとに行われています。
オークションで1位になった広告が広告枠を勝ち取って表示されるので、ページの下部に表示されていても掲載順位1位になります。
ただ、以下のように広告枠の中に複数の広告が掲載できるようになっているものは掲載順位が1位以下でも掲載されます。
管理画面で平均掲載順位1.1位などの小数点がつくのは、このような広告枠の中で2位以下で掲載されていたということです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は私が入社当初に感じた疑問点についてまとめました。
リスティング広告を始めたばかりの方の心のモヤを少しでも晴らせることが出来ましたら幸いです。