こんにちは、多々良です。先日、欲しかったスニーカーを買いに出かけた際、欲しかったものとは違う、商品棚の中で目を引かれた全く別のスニーカーをつい買ってしまいました。そのスニーカーがメーカーのイチオシの新商品だったらしく、店員さんの巧みなディスプレイにまんまと引っかかったというわけです。
目を引くといえば、最近Google広告の拡張テキスト広告で「広告見出し3」と「説明文2」が設定可能になりましたね。というわけで今回は、新拡張テキスト広告の具体的な仕様についてご紹介したいと思います。
これまでと違うポイント
実際にこれまでの拡張テキスト広告から変わったポイントは以下の通りです。
- 【広告見出し3】が追加
- 【説明文2】が追加
- 【説明文】の文字数上限が全角45文字に(半角90文字)
個人的に、説明文の文字数上限増加は地味に嬉しいです。上限ギリギリの1文字を削るのに苦労していたのが少し楽になりました。
いまのところ、【広告見出し3】と【説明文2】は任意の項目であり、必須ではありません。
メリット
では、これらの追加変更でどのようなメリットがあるのでしょうか。
- 広告で訴求できる内容が増える
- 広告の表示面積が増え、視認性が高まる
項目が増えたことのメリットはやはり訴求内容が増えることだと思います。また、登録しているキーワードを広告文内に追加することで、キーワードの指標の一つ「広告の関連性」の向上に役立てることもできると思います。
ちなみに、「広告見出し3」と「説明文2」はディスプレイ広告でも利用可能です。
どう表示されるの?
では、追加された項目はどのように表示されるのでしょうか?
広告作成画面のプレビュー(PC)では以下のように表示されます。
ぱっと見かなり見やすいように感じます。広告見出しはこれまで同様に縦線”|”で区切られ、説明文はピリオド” . “で区切られています。説明文2は改行されずに、そのまま説明文1の続きの文章のように表示されています。広告表示オプションも一緒に表示されれば、かなりの情報量になりそうですね。
注意点
嬉しいアップデートですが、実はいくつか注意しなければならないポイントがあります。
広告見出し3と説明文2は表示されない場合も…
通常、広告が表示されるときは「広告見出し1」「広告見出し2」「説明文1」の各項目に入力した広告文はすべて表示されます。しかし「広告見出し3」と「説明文2」は、広告の表示範囲に十分なスペースがある場合に表示される仕様のため、必ず表示されるわけではありません。
つまり、「広告見出し3」に最も訴求したい内容を入力したものの、実際に配信された際には全く表示されておらず、思い通りに訴求出来なかった…。といったことも起こり得るということです。
私も作成した広告が実際に配信されている様子を何度も見ていますが、個人的には「広告見出し3」が表示されていなかったり、文中で「…」と省略されていることが多いと感じます。これから将来的に表示されやすくなることを期待したいですね。
有名ブランドのブランド名や、広告内で最も訴求したいポイントなどは、ブラウザフォーマットに左右されずに必ず表示される「広告見出し1」に入力すると安心だと思います。
入力必須事項は制約あり
商材によって必要になる、『広告に表示しなければならないテキスト(法的免責条項など)』は、入力必須項目の「広告見出し1」「広告見出し2」または「説明文1」に含める必要があります。対象となる商材を扱っている方は注意が必要です。
日本の例:デートサービス「18 禁」など
Google広告ヘルプ:法的要件
作成方法について
広告の作成方法はいたって簡単で、これまでの拡張テキスト広告と全く同じです。
広告一覧画面の「+」マークを選択し、「拡張テキスト広告」を選択します。
テキスト広告作成画面に移ると、緑色で「NEW」と書かれた追加項目があり、それぞれ入力するだけで完了です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。モバイルの検索結果画面では「広告見出し3」「説明文2」だけでなく、広告表示オプションも含めて画面いっぱいに1社の広告が表示されることもあり得ます。今回のアップデートにより、広告管理画面だけでなく、実際にその広告がどのように表示されるかまで考えて広告文を作成することが一層重要になったと思います。
まだまだ詳細な挙動が見えない部分もある新拡張テキスト広告ですが、きちんと仕様を理解してユーザーの目を引くような配信を行っていきたいですね。